どんな本?
「厚生労働省の大罪 コロナ政策を迷走させた医系技官の罪と罰」は、上昌広氏による書籍で、2023年10月10日に中央公論新社から出版。
本書では、新型コロナウイルス感染症の流行に際して、日本の厚生労働省が行った政策について、医療界きってのご意見番である上氏が批判的な立場から分析している。
読んだ本のタイトル
厚生労働省の大罪 コロナ政策を迷走させた医系技官の罪と罰
著者:上昌広 氏
あらすじ・内容
総理が命じても必死でPCR検査を抑制。執拗に感染者のプライベートを詮索。世界の潮流に背を向け、エアロゾル感染は認めない……。いまとなっては、非科学的としか思えないあの不可解な政策の数々はなんだったのか。だいたい、あの莫大なコロナ関連予算はどこに消えたのか。新型コロナは、日本の厚生行政とムラ社会である医療界が抱えてきた様々な問題を炙り出した。医療界きってのご意見番が、日本の厚生行政に直言する!
厚生労働省の大罪
感想
ここ4年程度の厚労省の医系技官の迷走ぶりと、コロナ補助金の利権に群がり税金を懐に入れた連中の批判本。
医系技官について詳しく書いてあったが、、
彼等の気性が普通に現場で患者に向き合う医者を町医者風情と侮どり、自身は国の中枢の御殿医だと踏ん反り返っているいると書いてあって、そんな態度だからあんなに迷走していたんだと納得した。
なんせ彼等の頭の中の優先順位は、天下り先を保護して自己保身と予算獲得が絶対で
さらに、この手の仕事を指揮するなら必読書の“ランセット”というレポートに目を通しておかないといけなかったのに。
医系技官にはランセットを読み込む力がなかったんじゃないかと上さんは書いていた。
読んでいたなら、飛沫感染では無くエアゾール効果で密閉された空間では広い部屋でも端から端に立っていても感染する確率は高いとわかっていたはずだと上さんは書く。
そうなると武漢から帰って来た男性から新たに陽性者が出たら、新たに発見したと発表はしなかっただろうとも上さんは書いていた。
そんな医系技官は、下々の事には興味が無い御殿医様だから下々の民の事などは全く考えずに自身の保身と予算の獲得に邁進。
他所の国では可能だった患者の早期発見、
早期隔離という基礎的な事をせず。
初期に出た様々な国で公開されたレポートを読まずに自身に都合の良い事を言い続けた結果。
37.5度以上が4日以上続かないと検査出来ないと言う謎ルールが爆誕した。
しかも、後々には「誤解」と言って誤魔化す。
一から十まで始終コレばかり。
さすが御殿医様、下々の民の事など何も考えて無い。
で、、、
昔の御殿医様は将軍様を診てれば良かったけど、、
今は誰を見てるの?
誰も診ない御殿医様なんて要らなくね?
最後までお読み頂きありがとうございます。
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