どんな本?
著者の橋爪大三郎さんの新刊(kindle)が出ると知り、即座に購入しましたが紙媒体では半年くらい前に発売された本らしく。
ファンと言いながらも、ちょっと出遅れた感があります。
橋爪さんは宗教系のテーマを扱った作品が多いイメージがあったので、戦争や核兵器を主題にした本が珍しいと感じました。
宗教と戦争の本はあったけど、戦争だけの本は珍しく。
その核という過激な題名にも興味を持ち、特に原爆の日が近く。
核兵器の持つ一発の危うさについて考える機会が欲しかったのです。
また、ロシアとウクライナの戦争問題についても知識を深めたいという思いがありました。
この本を読むことで、現代の国際情勢や日本の安全保障についての理解が進むことを期待していました。
読んだ本のタイトル
核戦争、どうする日本? ─「ポスト国連の時代」が始まった
著者:橋爪大三郎 氏
あらすじ・内容
核兵器をもつ権威主義的国家による、国際秩序への危険な挑戦。地獄のフタを開けたプーチン、相次ぐ北朝鮮のミサイル発射、間近に迫る台湾侵攻。平和と安全を守る唯一の道とは?
核戦争、どうする日本? ─「ポスト国連の時代」が始まった
感想
「核戦争、どうする日本?――『ポスト国連の時代』が始まった」は、核兵器を持つ権威主義的国家による国際秩序への危険な挑戦をテーマにしています。
本書では、地獄のフタを開けたプーチン、相次ぐ北朝鮮のミサイル発射、間近に迫る台湾侵攻といった国際政治の緊迫した状況が描かれています。
日本は平和と安全を守るために道を模索しなければならなくなります。
だけど、岸田政権を見るにため息しか出ない。
日本はアメリカの傘下にあり、世界的にトップの軍事力を背景に色々と出来ていた。
核の傘という意味、NPTの中での立ち回り。
そしてここ20年の日本の動きのインチキさにも愕然としました。
第6章で拡散防止条約(NPT)について詳細に解説されている部分があります。
国際的な核兵器の拡散防止は重要な課題であり、この章の内容によって、国際社会がどのような取り組みをしているのかがよく理解できました。
また、橋爪さんの解説は専門的でありながら分かりやすく、複雑な問題に取り組んでいる点に感心しました。
気になったところとして、第7章で北朝鮮の核問題に焦点を当てられている点があります。
北朝鮮の核開発は日本にとって深刻な安全保障上の脅威であり、この章を読むことでその影響や日本が取るべき対応策について考えさせられました。
でも、国の安全保障への取り組みを考えると、、
北朝鮮は日本より危険な橋を渡って核を手に入れた。
日本はその間ノホホンと、、
さらに台湾の事もなかなかに。。
無いと言う人もいたけど、橋爪さんはあると言う。
もしかすると共産党軍が上陸するわけでは無く、上海みたいに行政を動かして統一するのかもしれない。
核戦争や国際政治のテーマは重く複雑なため、読み進める際には時間をかける必要があります。
読む前は、国際情勢についての知識が限られていると感じていましたが、この本を読んだ後は国際政治の複雑さと重要性を再認識しました。
特に核兵器問題に対しては、その一発の威力や影響が深刻であることを理解し、国際社会としてどう対処していくべきなのかという問題に対して考えを巡らせるようになりました。
読み終わって分かったことは、国際政治や安全保障問題は現代社会において重要な課題であり、私自身もこれらの問題に対して深い関心を持ちたいということです。
また、国際情勢を理解することで、社会人としての視野を広げ、国際社会に貢献することができると感じました。
今後はさらに多くの関連書籍を読みながら、国際問題について学び続け、自分なりに考えを深めていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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