読んだ本のタイトル
#どうしても頑張れない人たち ―ケーキの切れない非行少年たち2―
著者: #宮口幸治 氏
あらすじ・内容
世間には「どうしても頑張れない人たち」がいる。彼らを支援するための知識とメソッドを詳述。
「頑張る人を応援します」。世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。彼らはサボっているわけではない。頑張り方がわからず、苦しんでいるのだ。大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く。
(以上、Amazonより引用)
感想
頑張る人だけ応援、支援される。
でも、1番必要としてる人は頑張れない人なんだ。
俺も頑張れない人だわ。
頭悪いし。
失敗しても改善案がすぐ出ないし?
すぐ飽きるし、、、
小中の勉強は本気で嫌だった。
歴史や科学、生物は面白かったからやったけど。
数学とか本気でなんで必要なのか理解出来なかった。
今も使ってないし、必要な時は電卓やインターネットで計算をしてくれるサイトもある。
国語も、、
筆者の心境を書けとか一回も正解した事が無い。
俺自身、認知する力が弱いんだと思ってる。
そんな認知能力の弱い俺に「頑張らなくて良い」と本気でサボる。
普段通りやってるのに何にもしてないと言われると、やっぱりサボる。
歳を取ってワザと相手の思惑の反対に行動してやると思ってやる事もあるが、、
子供の頃に頑張るなと言われたら、、
率先してサボってイケナイ遊びを覚えまくったと思う。
つまり、認識能力の低い奴に嫌がるならやらせないで良いと言う事は、善意で言ったとしても、次のステップに上がる機会を奪うことにもなる。
この世の機会は平等じゃ無い。
再挑戦する機会は失敗すればするほど少なくなっていく。
必要としてる人ほど、機会に恵まれない。
それが続くと機会が目の前に転がっていても気が付きもしなくなる。
それは学校の教育現場もそうらしい。
授業に付いて行けない。
イジメに遭って不登校になったりして、言われるのは。。
コレは作家の今一生さんから聞いた話だが。
何が問題か認知できない先生は、不登校な子供を説得しに来た時に
「子供には義務教育を受ける義務がある。」
と言ったらしい。
今さんも初めて聞いた時は目が点になったそうな。
第二六条
すべて国民は 、法律の定めるところにより 、その能力に応じて 、ひとしく教育を受ける権利を有する 。
( 2 )すべて国民は 、法律の定めるところにより 、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ 。義務教育は 、これを無償とする 。
(日本国憲法)
義務教育と言うからそんな勘違いをするのだけど、義務があるのは親なんだよね。。
子供は教育を受ける権利が有るだけ。
しかも、その先生は教師の立場から問題の解決よりも生徒が学校に来ることを最優先に考えているのだそうな。
そもそも子供は先生の命令には絶対服従しないといけないという認識なのかもしれない。
そして、成績から脱落した生徒はそこに居るだけで良い。
後は知らん、、
問題のある子の何が問題かを認知出来ない。
そうやって機会を失う子供もいる。
でも、そんな状態から逃げた子が、、
YouTuberのこの子。
不登校になった理由は違うのかな?
でも、この子は親が不登校を受け入れたから出来る。
この子のパパさん、ある意味凄いわ。
そして、この子自身は勉強も出来てるらしい。。
自身で何を勉強するかわかっている。
何が機会なのしっかり認識している。
その機会に対して実行もしてる。
若いから失敗もし放題。。
心底羨ましい。
この子は、この本の頑張れない人とは違うが。
救われない側の子が自力で機会を見つけ、立ち上がり独立した好例だと思う。
でも、それすら出来ない人が大多数なのが現実。
そのためにはどうすれば良いのか?
学校は解決してくれない。
そもそもそんな機能は無い。
対応してるのは教師の善意以外の何物でも無い。
小中の教師は残業代が出ないのにあれだけ長時間労働させられるのがおかしいのに善意で子供の面倒を見るのは求め過ぎたと思う。
そうあるべきと言う人に対しても疑問に思ってもいる。
そんなに言うなら、お前やれよ。。
過労でクタクタな人に何をさせろと言うんだよ?
もう先生のSAN値かHPはゼロなのよ?
別の人間がフォローしろよ。
特に教育委員会。
それなのにやるのは経費の削減と大量の報告書を現場に押し付けるだけ。
それしか出来ない。
結局、自身の立場を守るために現場に押し付けてるだけ。
まぁ、上の立場になればね。。
頑張ってるフリだけして評価されちゃうから世の中は理不尽なんだよね。
まぁ、結局は皆んなが自身の立場と生活を守るために認識を歪めて、しがみついて生きているだけなんだろうね。
そして、どんどん次にあがる機会を見逃してしまう、、
その機会に気がついて、手応えを感じた人は放っておいても登るだけ。
その機会に気づけるように奮闘してる著者さんは本気で凄いと思いながら。
俺も認知能力が弱いなりに機会を探している。
健康で文化的な生活は遠いな、、、
宮口幸治 氏の本
その他ノンフィクション
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