簡単な感想
コレはなかなかの変化球。
ファンタジー世界に勇者召喚されてる出だしは普通だった。
そこで普通ならティーンエイジャー達が召喚されて1人が勇者で、他のメンバーは剣士、僧侶とかの能力を持ってたりするのだが、、
ちょっと変わって1人がハズレを引いて追い出されたりする。
この話では、召喚されたのがアラサーの幼馴染達。
しかも全員ハズレと判断されてポイ捨てされる。
「理不尽だ!」と抗議をするも。
お前ら膨大な予算を費やして犠牲も出ているのに、その結果がハズレで「八つ当たりされても良いのか?」と言われて渋々と出て行く事になる。
そんな連中が生き残るために必死に魔の森で狩をして獲物を食べて強くなる物語。
オッサンの世知辛さに弱ってる心を癒やしてくれる作品だった。
読んだ本のタイトル
勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える。
著者:くろぬか 氏
イラスト:TAPI岡 氏
あらすじ・内容
ステーキ! 唐揚げ! 川魚の塩焼き!
特別な料理は要らない。これは、“男飯”なのだから。
小学校からの幼馴染であるアラサー男の北山、東、西田は、『勇者召喚』で異世界に召喚されるが、鑑定の結果、三人は勇者ではない判明し、城から放り出されてしまう。慣れないサバイバル生活を余儀なくされる三人だったが……これが意外と面白い!お金を稼ぐ為、食べる為、そして生きる為に、三馬鹿は今日も狩りをする。
勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える
感想
名前は東、西田、北山。
召喚された連中の中に勇者の称号が無かったので、そのままポイ捨てされてしまう。
あまりにも理不尽な対応に、姫様が兵士の装備一式を3人に渡して、ウォーカー(冒険者)になれとアドバイスを貰う。
それから直ぐにウォーカーになるのだが、、
魔物を倒すの大変で、姫様から貰った装備はあっという間にボロボロになってしまった。
そんな装備を揃えるために食事は現地調達で魔物の肉を食べていた3人だったが、、
この世界では、魔物の肉を食べるのは禁忌だと信じられていたが、異世界人の彼等はそんな事を知らない。
ジビエ料理を食べるように、森の中で何日もキャンプして魔物を狩まくっていた。
瘴気に侵された魔物の肉を食べたら魔人になると信じられている世界で、魔物の肉を美味そうに喰いまくる。
下手すると異端審問で火刑になるほどの禁忌。
ただそれを知った人達は思考が柔軟で。
途中で、ウォーカーギルドのマスターから奴隷を購入して人手(モルモット)を増やしてくれと言われ猫獣人の女の子を購入する。
その子の名前を南と名付け、東西南北がコレで揃うw
野郎3人組に購入され、絶望感を持っていた南は、、
彼女を歳の離れた妹のように可愛がられて凄く戸惑ってしまう。
そんな可愛がってくれる彼等が何の躊躇もなく魔物の肉を食べるのをドン引きしながら見るが、、
お腹が空いてるし他に食べるモノが無いから食べてしまうが何とも無い。
何よりメチャクチャ美味しい。
そのうち積極的に食べるようになり、健康的になり表情も明るくなってくる。
それを喜びホッコリする3人組。
それから更なるサンプルを追加したいギルド長は、ウォーカーを引退してギルドの受付嬢をしていた女性を3人組のパーティーに追加して更に狩をしたが、、
1ヶ月経っても何ともない。
そんな事をしていたら彼等のパーティーは「悪食」と呼ばれるようになる。
美味そうに食べるな、、
肉を思いっきり食べてみたいな、、
コレストロールが・・・
オッサンには無理だ。
痩せないと。。
でも、ご飯が美味しいのがいけないんだ!!!
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