どんな本?
最初は雨宮 処凛さんと萱野 稔人さんの対談。
次が赤木 智弘さんの持論。
そして、次は阿部 彩さんとのレポート。
最後は池上 正樹さん、加藤 順子さんが取材した12人の転落のルポ。
なかなか身につまされる内容。
読んだ本のタイトル
#下流中年 一億総貧困化の行方
著者:雨宮 処凛 氏
:萱野 稔人 氏
:赤木 智弘 氏
:阿部 彩 氏
:池上 正樹 氏
:加藤 順子 氏
あらすじ・内容
誰もが転落予備軍!?
◆介護離職、非正規スパイラル、引きこもり、ワーキングプア……他人ごとではない中年のリアルな危機!
◆巻頭対談:雨宮処凛氏×萱野稔人氏
『「生きづらさ」について』から8年、「生きづらさ」はどう変わったか
◆「ロスジェネ世代」はどこに行ったのか?
団塊ジュニア世代(71年~74年生まれを中心に前後数年の間に生まれた世代)は、
就職氷河期と重なり、「ロスジェネ」と呼ばれたが、彼らは今や40歳を超える中年となった。
「中年フリーター:氷河期の非正社員ら、歯止めかからず273万人に」というニュースが流れたが、
まさに彼らが非正規労働を続けざるを得ず、新たな問題となっている。
◆人は、どのようにして社会のレールから転落するのか。
また、這い上がるためのスキルとは、どのようなものなのか
◆いまは社会に関わりを持てている“働き盛りの”中年世代であっても、
突然、転落するかもしれないリスクは誰もが持っている。
それどころか、真面目で、他人の痛みを理解できる優しい人ほど“社会のレール”から外れやすく、
抜けられなくなることが多い。
1日に10時間以上働いても、月に10万円余りにしかならない実態にあえいでいる働き盛りの世代も多い。
職場で苦しみ孤立する人がいても、かつての会社が家族のように守ってくれた終身雇用の時代と違い、
激しい商品開発競争の中で、上司も同僚も自分のノルマに追われる。
職場で我慢していても支援などの相談窓口へ行っても、気合論や精神論ばかり説かれて、
「しんどい」などと弱音を見せると、精神科への受診を勧められる。
若年者や高齢者と違って、働き盛りとみなされる中高年世代には、
セーフティーネットがほとんど用意されていないことも、
こうした“地獄”からいつまでも抜けられなくなる要因にもなっている。
(以上、Amazonより引用)
感想
最初の雨宮さんと萱野さんの対談は、雨宮さんの半生を前に読んでたので凄く入りやすかった。
その次の赤木さんのは、、
ちょっと行き過ぎな気がする。
会社を神ととして中心にしているって処が特に、、
波頭亮さんの本
では本来は行政が保護しないといけない処を会社に負担させているのがおかしいと読んだばかりなので。
一方的過ぎてちょっとついて行けない感じが。
でも、こう言う文章が持て囃されるんだろうなとも思ってしまう。
3章は阿部 彩さんのレポート?
生活保護を水際作戦する役所っていったいなんだろう。
憲法違反だよ、、
生活保護を気軽に受けられるようになれば自殺する人も少なくなると思うんだよな、、
排除から安心へは重要だよ。
最後は池上 正樹さんと加藤 順子さんが取材した。
12人の転落の経緯が記載されていたが。
まさに明日は我が身のケースがてんこ盛り。
いつ自分がそうなるか?
いや、もう9割方なっている社会にいる。
税金を払うだけ払って、早く死ねと言われてる気分になる時がよくある。
俺って社会にとって要らない奴だよなとも思うことしばし。
生きている価値なんて無いとも思う事があった。
生きてる事が辛いしニュースや政治家が「人生100年」と言われると。
「やめてくれよ、、、
そんなに長生きしたくないよ。」とコメントしてしまう。
つまるところ。
今も未来にも幸せに感じて無いんだな、、
まぁ、上手くいってる人には絶対理解できない心理状況だし。
誰にも味わってほしく無い精神状態。
でも、非正規やブラック企業に苦しんでる人たちのコミュニティがあるんだな。。
まだそこまで行ってない事を願いながらもネット検索。
クワバラクワバラ。
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