どんな本?
イギリスの話とはいえ、明日は我が身の最低賃金労働。
日本より進んでいると思ったら、ブラック労働も進んでいた!
そんな他人を食い物にしている最低賃金労働の現場からのルポ。
読んだ本のタイトル
#アマゾンの倉庫で絶望し 、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場~
著者:#ジェームズ・ブラッドワース 氏
翻訳:#濱野大道 氏
あらすじ・内容
英国の“最底辺”労働に著者自らが就き、その体験を赤裸々に報告。アマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシー――ワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場は、マルクスやオーウェルが予言した資本主義、管理社会の極地だ。グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は他人事ではない。横田増生氏推薦の傑作ルポ。
(以上、Amazonより引用)
感想
最低賃金で働いた著者さんのルポ。
Amazonでは人の尊厳が駆逐され。
効率重視している職場で、人権よりも作業効率を優先していた。
ちょっとでも遅れたらペナルティー。
トイレすら行けないほど忙しく、トイレに行ったらペナルティー。
変わりはいくらでもいるから扱いも悪い。
しかも支払いが遅いし、よく間違える。
多く働いたのに最低賃金以下の支払いになることも、、
そちらはペナルティーは無いの?
それとも、そちらも効率重視で正確さは度外視?
介護も効率優先で人との会話などは最低限。
シモの世話をわかっていながらも無視する事も、、
離職率が高いのも頷ける。
コールセンターは相手の話が長くて切れなかったのに自身のせいにされてしまう。
勿論賃金の支払いはAmazonと同じくいいかげん。
最後はウーバーだったが、、
拘束してるのに拘束してないという酷い扱い。
乗客のトラブルも自己だけでやれと言う。
そんな状態で車の維持費も全てコチラ持ち。
それなのに時間の自由も無い。
確かに絶叫したくなる、、
そんな下請けのようで拘束される不平等な労働契約が増えていくと思うと、、
未来に絶望感しかない。
今度は労働者からの反乱が起きるのだろうか?
どんな未来になるのか全く想像が出来ない。
最後までお読み頂きありがとうございます。
その他ノンフィクション
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