読んだ本のタイトル
#電通巨大利権 : 東京五輪で搾取される国民
著者:#本間龍 氏
あらすじ・内容
『電通と原発報道』『原発プロパガンダ』『大手広告代理店のすごい舞台裏』などで、電通の権力とメディア支配の構造にメスを入れてきた著者による渾身の一冊。
東京五輪エンブレム盗作問題、五輪招致における裏金疑惑、ネット業務不正請求事件、そして、高橋まつりさんの過労自殺事件……
(以上、Amazonより引用)
数々の問題を起こしても、巨大利権を掌握する電通の肥大化は止まらない。
それは相も変わらず、電通が「メディア最大のタブー」であるため、ジャーナリズムの追及が中途半端であり、本質的な改善がなされないからだ。
本書では、これらの問題の深層に踏み込むとともに、自社は巨大な利益を確保する一方で、9万人もの国民をボランティアという名目でタダ働きさせようとする、理不尽かつ驚愕の電通の目論みを、はじめて指摘する!
マスコミでは絶対に描けない電通の姿がここにはある! !
感想
既得権益の最大大手の電通。
それはメディア支配をしてい得た利権だった。
メディアの4媒体「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」それらの広告を牛耳っているのが電通で。
欧米では制限されている特定の資本が複数のメディアを傘下にする。
クロスオーバーシップによってお互いの結びつきが強く、その中でも1番強いテレビに対して強い影響力を持っているのが電通。
70年代80年代ではスポンサーの意向に沿わない、電通への批判をする番組を作ったら電通の営業が圧力をかけて来たらしいが。
90年以降は躾られたマスメディアが勝手に忖度してスポンサー、電通に迷惑をかけない物を作り出した。
著者の本間さんも東京MXの番組で制作会社から出演のオファーを受けたが、東京MXに制作会社が内容を公開したら潰されたらしい。
そんな影だけで相手を怯えさせる電通の影響力の強大さは本気で凄いが、そのせいで報道への自由度が低くなってしまっている。
さらに外国ではスポンサー契約への委託は1業種1社が原則なのに、日本では電通がトヨタ、マツダ、日産、三菱の広告の委託されてしまう。
そのせいで余計に電通のマスメディアの影響力は強まってしまう。
さらに電通の内部は体育会系のノリが強く。
男尊女卑も激しい。
そんな電通で過労自殺した高橋まつりさんの件は電通の過酷な労働環境が垣間見えた。
そんな彼女の過労死自殺を迷惑だと感じてる電通社員が居たとか、、
仕事中毒の社畜なのか、仕事が滅茶苦茶面白くてハマってるのか、、
後はそれを報じようとしなかったマスメディアの姿勢も情けない。
オリンピック誘致での賄賂問題では、フランス当局が竹田会長を調査してるのは2017年くらいから捜査してると書いてあった。
JOC→電通→ブラックタイディング社→オリンピック招致委員って構図で。
オリンピックのスポンサーは1業種1社が原則なのに勝手に枠を拡大したのも電通。
JOCの職員の大半が電通からの出向した人達。オリンピックは「電通の電通による電通の為のオリンピック」だとも‥
本当に、税金を搾取されて嫌になる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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