どんな本?
戦国小町苦労譚は、夾竹桃氏によるライトノベル。
農業高校で学ぶ歴史好きな女子高生が戦国の時代へとタイムスリップし、織田信長の元で仕えるという展開が特徴。
元々は「小説家になろう」での連載がスタートし、後にアース・スターノベルから書籍としても登場。
その上、コミックアース・スターでも漫画の連載されている。
このシリーズは発行部数が200万部を突破している。
この作品は、主人公の静子が現代の知識や技術を用いて戦国時代の農業や内政を改革し、信長の天下統一を助けるという物語。
静子は信長の相談役として様々な問題に対処し、信長の家臣や他のタイムスリップ者と共に信長の無茶ブリに応える。
この物語には、歴史の事実や知識が散りばめられており、読者は戦国の時代の世界観を楽しむことができる。
読んだ本のタイトル
#戦国小町苦労譚 志賀の陣、終結11
著者:沢田一 氏
原作:夾竹桃 氏
キャラクター原案:平沢下戸 氏
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あらすじ・内容
静子が戦国の世に来て以来、常に見守ってもらっていた織田家の重鎮・森可成が敵伏兵の放った矢に倒れてしまう! 敗走を余儀なくされる静子隊。彼女の胸に去来する思いは…!? 「小説家になろう」発人気時代小説コミカライズ、新たな歴史を紡ぐ第11巻!!
Amazonより引用 戦国小町苦労譚
感想
志賀の陣 坂本の戦い
織田家の要所、宇佐山城を抑えるために浅井、朝倉連合軍数万の軍勢が南下して来た。
そして、坂本で織田vs浅井・朝倉連合が戦闘を開始する。
その軍の中で静子は初めて弓で人を殺した。
狩をして、彼女に合わせた弓(コンパウンドボウ)ではその辺の武将より弓の腕が良い静子。
彼女は指揮官、周りを鼓舞する者を集中的に狙い撃ち討ち取って行く。
殺した相手、戦友の死が肩に乗ってくる。
殺せば、死ねばどんどん重くなる。
彼等の人生の分重くなる。
そして、森可成が撃たれ重傷を負うと形勢は一気に浅井、朝倉連合軍に傾く。
最高指揮官になった静子は撤退を決断。
自身の部隊500人を殿(しんがり)にして撤退をさせる。
この殿戦で静子の軍は壊滅。
さらに1.1万いた織田軍7.5千の兵を失ってしまう。
完全な敗北。
だが、7割の兵を失っても壊走しなかった。
弱兵と侮られていた織田軍の意外な精強さは浅井、朝倉連合軍に戦慄して追走が鈍ってしまった。
この辺りの詳細な描写は漫画版では描かれていない。
織田信長が率いる軍は宇佐山城で静子と合流して森可成の死亡を公表する。
森可成の葬式も行った。
そして、浅井・朝倉を匿っている延暦寺の高僧を呼び出し武家の争いに首を突っ込むなと警告するが、、
負けてる側の織田家の言う事を聞こうとはしない。
そんな時に、死んだはずの森可成が汚れた甲冑姿で高僧を睨んでいる。
森可成を見た高僧は大声で幽霊がいると言うが、信長には見えてない。
怨みを持つ側にしか見えてないと思い込んで、祟りを恐れた高僧は城からダッシュで逃げ帰ってしまう。
祟りを恐れた高僧を見て爆笑する信長と可成。
親父の前で成仏してくれと祈りまくる長可。
実は可成は生きていた。
重傷ではあったが、静子が行った応急処置が間に合い治療出来たが、、
利き腕があまり動かなくなってしまった。
もう戦働きは出来ない。
それで死亡した事にして相手の油断を盛大に誘導した。
ところが、騒動が一段落したら静子は過労でダウン。
コレで一時期、静子は表舞台から消える。
それでも反織田連合は勢力を伸ばして、本願寺の下間来旦が率いる僧兵達が数万に膨れ上がり。
信長の弟、信興が護る小木江城に攻めて来たが、、
そこに足満がおり二酸化炭素の濃度を上げて引く密閉された場所に通すとバタバタと倒れて行った。
それに驚いた僧兵達は攻めあぐねるが、、
室町幕府の将軍、義昭の和睦の動きは遅く。
和睦工作をしても、有利な状態だと知っている延暦寺側が頑なになってしまった。
それで濃姫と近衛が動き帝からの命令で和睦がなり織田家存亡の危機は回避出来た。
だが、織田信長恐るるに足らずという風潮が蔓延して離れて行く国人衆も出てきたが、、
織田家は裏切りやすい贅肉を落とした事となる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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