どんな本?
戦国小町苦労譚は、夾竹桃氏によるライトノベル。
農業高校で学ぶ歴史好きな女子高生が戦国の時代へとタイムスリップし、織田信長の元で仕えるという展開が特徴。
元々は「小説家になろう」での連載がスタートし、後にアース・スターノベルから書籍としても登場。
その上、コミックアース・スターでも漫画の連載されている。
このシリーズは発行部数が200万部を突破している。
この作品は、主人公の静子が現代の知識や技術を用いて戦国時代の農業や内政を改革し、信長の天下統一を助けるという物語。
静子は信長の相談役として様々な問題に対処し、信長の家臣や他のタイムスリップ者と共に信長の無茶ブリに応える。
この物語には、歴史の事実や知識が散りばめられており、読者は戦国の時代の世界観を楽しむことができる。
2016年に小説家になろうで、パクリ騒動があったらしいが、、、
利用規約違反、引用の問題だったらしい。
読んだ本のタイトル
#戦国小町苦労譚 越後の龍と近衛静子12
著者:沢田一 氏
原作:夾竹桃 氏
キャラクター原案:平沢下戸 氏
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
あらすじ・内容
浅井長政は一兵卒となり父久政と決別、森長可は父可成を超えるためさらに精進し、静子の侍女・彩は静子に母の姿を重ね、そして静子は近衛前久の猶子となる…。「小説家になろう」発人気時代小説コミカライズ、戦国時代の様々な親子模様が描かれる第12巻!!
Amazonより引用 戦国小町苦労譚
前巻からのあらすじ
感想
近衛の屋敷で上杉謙信が静子と再会した。
昔からの友人の近衛に会いに行ったら、たまたま静子が近衛に正月の品を持って来た。
そこで上杉謙信は織田家の中枢で莫大な富を産出する静子の為人を見る。
すると、彼女は戦国の世には有り得ない思考をしていると見抜く。
戦国大名、自社仏閣は民から搾取する事しか考えていない。
それを彼女は新製品の情報、農耕の研究結果を惜しみなく発表して拡散してしまう。
普通なら独占して利益を得ようとするのに、、
そして彼女の周りの生活は安定して笑顔の溢れる社会になって行く。
次の時代は彼女の時代になるかもしれない。
そんな彼女を上杉謙信は”戦乱に咲き誇る大輪の花の如く”と評価する。
そして静子が近衛家の猶子となり綾小路静子から近衛静子と公式に名乗るようになった。
猶子: 猶子は、実親子ではない二者が親子関係を結んだときの子。
ウィキペディアより
漢文訓読では「なほ子のごとし」と読み、中国における本義は兄弟の子。
身分や家格の高い仮親の子に位置付けられることによって社会的に上昇したり、一家・同族内あるいは何らかの関係を有する他氏族間の結束強化のために行われた。
そんな当事者の静子は、、
猫、狼に癒されながらも、ゾウガメ、クジャクなどを領民に見せて動物園を創る。
あれ?
信長、光秀、前久の猫好きトリオの話はまだかな?
さらに静子隊に100人の新兵が入る。
その中に、浅井長政が入っていた。
さらに、側仕えに前田利家の娘の蕭。
何故か茶々とお初が付いたが、、
2人はお市の方を静子の屋敷に住まわせるための方便で、実質は蕭だけが増員され。
さらに士官候補として、元浅井長政の部下で後々には様々な建築で有名になる藤堂高虎が静子の傘下に加わったが、、、
女に仕えるのが嫌だと言う。
それを聞いた森長可が藤堂高虎に喧嘩を売り静子の指導の下で自身は強くなったと諭すが、藤堂高虎は静子を主とはまだ認めない、、
それで、地震によって街道を塞いだ大石を退かすために静子は石垣に使う矢穴技法を使って大石を割る。
それを見て藤堂高虎は静子に心酔して仕える事になるが、、
漫画版は藤堂高虎のエピソードを引っ張るな、、
原作だと長可がボコって終わったのにw
さらに第一織田家包囲網で離反した連中を1つづつ潰して行くと信長は言う。
静子には竹中半兵衛(木下藤吉郎)と共に浅井、朝倉を見張れと言うのだが、さらに静子は領内のインフラ整備を信長に提案する。
それを浅井、朝倉を見張りながらやれと信長は無茶振りを言う。
言わなかったよかったのに、、
でも言っちゃう静子が少し哀れ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
同シリーズ
戦国小町苦労譚 シリーズ
漫画
小説版
その他フィクション
Share this content:
コメントを残す