読んだ本のタイトル
#脱税の世界史
著者:#大村大次郎 氏
あらすじ・内容
ローマ帝国滅亡もフランス革命も「脱税問題」が引き金!
税金の黒歴史で読み解く世界史の原理
★秦の始皇帝を悩ませた高度な脱税集団
★ヨーロッパ国王たちを苦しめた教会税とは?
★「大航海時代」は関税を逃れるために始まった
★アメリカ独立戦争は脱税業者が起こした
★ヒトラーの「逃税術」と「徴税術」
★ビートルズ解散の原因は税金だった?
★タックスへイブンがヘッジファンドを生んだ
★プーチン大統領は脱税摘発で国民の支持を得た
文明が生まれ国家が誕生した紀元前の時代から、「税金のない国」というのは存在しない。そして国家の興亡には必ずと言っていいほど、税金が絡んでいた。戦争、革命、国家分裂……歴史を動かした大事件の裏には、教科書には載っていない「脱税」問題が介在していた。元国税調査官の著者だからこそ書くことができた、驚きの事実に満ちた世界史。本書を読み終えたとき、おそらくあなたは歴史の暗号を解いた気分になるはずだ。
脱税の世界史
感想
ギリシャ、エジプト。
秦、漢、武帝。
ローマ帝国。
それぞれが崩れる時は脱税から始まった。
脱税の前に金持ちが税金を取られる事を嫌がる。
不足分を零細で生活に余裕のない貧民層に負担を強いる。
不公平感が増して、経済がおかしくなり、国は崩れ出す。
生きるのに余裕の無い貧民層も脱税をする。
脱税が出来ない家は下手すると餓死まで行ってしまう。
そうなると、隣国などが攻めて来たり。
住民が反乱や打ち壊しを起こして金持ち層を襲って国としての体裁が取り繕えなくなる。
徴税請負人
近代前は、徴税請負人が税金を余分に徴収して自身の懐に入れ。
貧民層の生活を困窮させ反乱を起こされて情勢が不安定になり他国の侵略や反乱側に討たれて滅んだりしていた。
この徴税請負人は国が国体を維持するための税金を他人の手に委ねてしまうのが問題がある。
でも、国土が広大な所は請負人にやらせるしか無い。
最初は上手く行っていても、制度が腐敗して徴税請負人が余分に税金を取る事が横行すると国が傾き出す。
それを正す事は困難で、現在では徴税請負人なんて制度は無くなった。
タックスヘイブン
近代では、スイスから始まり最近では旧イギリス領だった処がタックスヘイブンを創り税金を逃れさせる温床となり問題となっている。
さらにそこに多国籍企業が出て来て、、
こうやって資本主義も綻びが出来て来たんだな。
このままだと、崩壊するのは間違いない。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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