どんな本?
11世紀頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くしたヴァイキング。
その中でも最強と言われていたヨーム戦士団の戦鬼トールズの子。
トルフィンと名づけられた男が主人公。
アイスランドで産まれ、農夫&漁師の息子として育ったのだが、、
ヨーム戦士団のフローキがドールズの暗殺を傭兵のアシェラッドに依頼。
ドールズはトルフィンの目の前で殺されてしまう。
親の仇のアシェラッドを追いかけて幼くして戦場を生き場所としていくトルフィン。
そんな中で、アシェラッドはデンマーク・ヴァイキングの第二王子クヌートと組み。
王座奪取のためアシェラッドはクヌートにされた。
動揺したトルフィンは、クヌート王子の顔を斬りつけてしまう。
デンマーク南部のケティルの農場に奴隷として売られ。
イングランドで奴隷にされたエイナルと出会う。
奉公人から差別と嫌がらせを受けながらも、農地を開拓して奴隷から解放された2人だったが、クヌートの農場接収に巻き込まれてしまう。
クヌートとの会談の結果。
クヌートの統治から逃げ出した人達の受け入れ場所。
ヴィンランドに平和の国を造ると宣言。
10数年ぶりに地元に帰り。
家族に生存を伝え。
新たな大陸、ヴィンランドに平和の国を造るための資金を稼ぐため。
旅を始めるのだが・・
読んだ本のタイトル
#ヴィンランド・サガ 17巻
著者:#幸村誠 氏
あらすじ・内容
ヴィンランドに平和の国を作るために、まずは東方ギリシアで資金を得る必要があるトルフィンは、ノルウェー西岸からヨーロッパ大陸へ入る。そこで、巨大な熊に襲われたトルフィンたちを救ったのはヒルドというすご腕の女狩人だった。彼女は8年前にトルフィンに家族を殺された仇を撃つためにトルフィンを山に連れ出した。そこで語られるヒルドの壮絶な過去。雪辱を誓ったヒルドの放つ弩(いしゆみ)がトルフィンを射抜く。
ヴィンランド・サガ(17)
前巻からのあらすじ
ハーフダンの倅シグルドを刺してしまったグズリーズ。
シグルドと結婚しようとしたが、本能が拒絶してシグルドを刺してしまったグズリーズ。
そんな彼女をトルフィンは船乗りとして受け入れようとレイフに提案する。
そしてグズリーズはレイフの船に乗りギリシャを目指して航海に出る。
後始末をレイフの妹に任せて、、、
そして、花嫁に逃げられた男。
シグやんは花嫁のグズリーズを追い掛けると父親に誓う。
何故か連れ戻すまで帰らないとまで言って、、
大陸に行く前にのシェトラント諸島に上陸したら。
レイフの友人のアルングリルの一家が族滅されていた。
生存者がいないかと捜索したら犬が燃え尽きた家屋を守護していた。
トルフィンは犬を説得して、家屋の地下室を発見して中に入ると、、
母子がいたが、母親は背中に矢を受けておりトルフィンに赤ん坊のカルリを預けると死亡してしまう。
このままシェトラント諸島にいると。
一族郎党皆殺しされた仇撃ちの義務。
ノルドの男の義務がカルリにのしかかって来る。
義務から逃がすため、赤ん坊のカルリと犬はレイフの船に乗ることになる。
北大西洋を渡航してノルウェーに到着したトルフィン達だったが、、
クマが襲って来た。
トルフィンが囮になりクマを引きつけていたが、、
クマを狙っていた狩人のヒルドのクロスボウの矢が、クマの心臓を直撃して倒してしまう。
その場でクマを解体して熊鍋を食べ、ヒルドの事を色々と聞くと、、、
彼女は戦争で父親、母親、妹を殺された。
彼女の父親を殺したのは、傭兵アッシェラッドの部隊にいたトルフィン。
彼女の言葉に心当たりがあるトルフィン。
そして、彼女の父親を殺したのは自分だと自白する。
そして、ヒルドがトルフィンにクロスボウを構える。
感想
8年前。
戦士をしていた時のトルフィンが殺したヒルドの父親。
何故父親を殺すのかと無力だったビルドに当時のトルフィンは「俺が狩る側でお前らが狩られる側だ。ただそれだけのことだ」
とイキって言ってしまう。
その後、ヒルドは傭兵達から逃げて崖から落ちて河に流されて狩人をしていた老人に拾われる。
その狩人の弟子となり狩の基本を習い。
弓を修練して行く。
最初は全く上手くなかったが、毎日修練していたら筋肉が付いて弓を引けるようになったが、クマを射抜くだけの弩の弦を引くには力が足りなかった。
それならと、女の力でも弦が引けて威力が高い弩を設計して作成して行く。
そして、師匠と共にクマを狩に行ったら、、
師匠はクマに殺されてしまう。
人の味を覚えてしまったクマをヒルドは撃ち殺す。
それから1人で狩を続けていたヒルドの前に父親の仇のトルフィンが現れ。
ヒルドは積年の恨みを晴らすため復讐を実行する。
だが、トルフィンには仲間がおり彼等はトルフィンを庇う。
トルフィン以外は殺す気が無いヒルドは、他の連中には退いてほしいが彼等はトルフィンを殺させないように必死に彼を守る。
それならと、ヒルドはクマ鍋に猛毒を入れたと嘘を吐いてトルフィン単独で来いと言う。
クマが死ぬ猛毒なら、体積の小さい人間なら即死級じゃね?
トルフィンは単独で森に入りヒルドと対峙するが、、
感の良いトルフィンは遠距離からの射撃は回避してしまう。
罠を張って手傷を負わせるが、近くで撃とうするとトルフィンは気配を察知して回避してしまう。
さらに毒が嘘だと判断したエイナル、グズリーズ、レイフがトルフィンを助けようと森に入る。
彼等が邪魔なヒルドは、足を撃ち抜いてしまおうと考えていたらトルフィンが隠れるのを止めて突っ込んで来た。
そして1射して10秒以内にヒルドを抑えたら良いと思ったら、、
ヒルドは連射可能な機構を弩に組み込んでいた。
おかげで、トルフィンはヒルドの目の前で矢を受けてしまう。
そしてかつて、トルフィンに言われた言葉をトルフィンに返す。
力尽きたトルフィンにヒルドはトドメを刺そうとするが、、
エイナルが人殺しがそんなに憎いなら、人殺しを止めろと言う。
それでも殺そうとするヒルドにトルフィンが、平和な国を作るために猶予をくれと頼み込む。
それに迷うヒルドだったが、、
父親の霊がヒルドを止める。
そして、ヒルドは平和の国をやってみせろと言う。
彼女の復讐は成就しなかった。
最後までお読み頂きありがとうございます。
アニメ版
PV
OP
MUKANJYO By Survive Said The Prophet“サバプロ”【Dark Crow】 By MAN WITH A MISSION【River】 By Anonymouz【Paradox】 By Survive Said The ProphetED
【Torches】 By Aimer【Without Love】 By LMYK同シリーズ
ヴィンランド・サガ
その他フィクション
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