どんな本?
黄泉のツガイは、『鋼の錬金術師』の荒川弘氏が、約11年ぶりに「月刊少年ガンガン」で連載を開始した作品。
現代の日本、世俗から隔絶された山奥で生まれた、夜と昼を別つ男女の双子ユルとアサが主人公。
幼い頃に離れ離れになった二人を巡って繰り広げられる闘いを描いた伝奇バトル。
この作品では、幽霊や妖怪などの異形の存在を「ツガイ」と呼んでおり。
ツガイは一般人には見えないが、ツガイ側から干渉して特定の人間に姿を見せることが可能で、稀に勘所があって見える者もいる。
人間と契約する者もいて、ツガイを従える者は「ツガイ使い」と呼ばれている。
ユルとアサは400年ぶりに誕生した特別な双子で、それぞれ異なる能力を持っている。
ユルは封印する力”封”
アサは解放する力”開”
二人は東村という山深い村落で暮らしていましたが、ある日を境に別々の道を歩むことになる。
この作品は現在単行本第6巻まで発売されており、ガンガンONLINEで連載中。
魂を目覚めさせる荒川弘最新作として注目されている。
読んだ本のタイトル
あらすじ・内容
千の時を越え、呪いが再び目を覚ます…!!
アサの壮絶な過去を知り、ユルが沈痛な思いを抱える中、
黄泉のツガイ 4
影森家にデラがやって来た。
東村と影森家、各々の主張が飛び交うも、
すべての敵を迎え討つと宣言してみせたユルは、
影森家を後にして、デラのねぐらに移動した。
しかしそこで凶悪なツガイ「手長足長」に遭遇する!
左右様VS.手長足長、戦闘開始…!!
血縁は血煙を結ぶ。
新王道ツガイバトル、第4巻!!
感想
VS.手長足長
田寺リュウの異母弟のケン.
Background:
- 田寺ロウエイは田寺リュウの母と離婚した後に、エチオピア人のケンの母と再婚。
- 母が亡くなり、1人となったケンは生きて行くために強いツガイを手に入れようと磐梯山に封印されていた”手長足長”の封印を解除した。
- ケンに危害を加えて来ないが、全く言うことを聞いてくれなかった。
- 磐梯山で手厚く封印されていたから、大人しくなってるかと思ったら、反対に1200年封印された怨念を溜め込んでおり、性質は凶暴なままだった。
Conflict:
- ケンは「マヨイガ」に入り”手長足長”を自分諸共封印した。
- 異母兄の田寺リュウがユル、左右様と共に尾行していた影森の連中諸共”マヨイガ”に入って来てしまった。
- そこから始まる4巻冒頭のバトル。
Battle:
- 左右様の主はデラだと誤解させた状況にして、ユルと影森の密偵のおばちゃんは”手長足長”の主を探す。
- 1200年前には左右様、高野山の坊さんと「封」に目覚めた者が居たらしい。
- それでも、技術革新があった人の技術「銃」が決め手となり、デラが武器庫の中から狙撃銃を出して遠距離狙撃をする。
- 狙撃で足長の両目を潰して連携を阻害。
- 一体化して有利に闘いを運んだ”手長足長”だったが、ユルが「封」を発動するフリをしたら過去の恐怖から固まってしまい形勢が逆転。
- そして、左右様が手長を水に沈めて溺れさせ。
- 何も見えない足長はデラが狙撃で首を飛ばして討伐完了。
- 討伐した後に”手長足長”の主を探す。
主を探すため”手長足長”の攻撃をワザと受けていたユルは、攻撃が緩んだ箇所を探したら田寺家先代の隠し子ケンを発見する。
ただ彼の名乗りの後に何故此処にと聞いたのがマズかった。
「ここ、父さんの家って聞いたから」
周りの連中は、デラこと田寺リュウの子供だと思ってしまった。
誤解だと騒ぐデラ、、より一層、怪しく思うユル達。
そしてデラは、過去の過ちを思い出そうとしたが、、全く身に覚えが無い。
いや、冷や汗が増えてるな、、
身に覚えがあるのか?w
ドンマイ!
最初はケンを敵と認識しており斧を突きつけていたユルだったが、彼の生い立ちと現状を知ると情状酌量の余地は充分にある。
Revelation:
- デラの父親ロウエイがヨルを村の外に連れ出した件で暗躍していた事が判明して、先代からデラが家業を引き継いだ時期も合致する。
- そこで発覚する田寺家のツガイはデラが正式に相続してるわけでは無く、あくまでも、先代のツガイを使わせてもらっている状況だと判明。デラの異母弟のケンは、母親が亡くなってから行くところが無いようだ。
そのため、兄のデラとハナさんの家の子になることになった。
ハナは当初、嫌がっていたが田寺家の先代からケンに養育費が振り込まれていたことが分かり。
先代が可笑しい金額をケンに振り込んでいた結果通帳を見たハナさんは陥落。
さらに、最近も振り込みがあったため、先代が存命である可能性があることが分かる。
さらに、ユルの母親のナギサの親(祖母)が沖縄に居る事が判明。
その祖母はヨルに定期的に電話をして来ているが、、
どうも何者かのツガイに操られているようで、ヨルに一字一句同じ内容の電話を定期的にして来いるらしい。
そして、祖母の存在を知ったユルだったが、、
一般人の親戚に迷惑がかかるのと、ハナが既に罠を張られていると見破り、近づかない事を決める。
そして、影森の次男が定期的に会っている叔父と名乗る人は次男に、長男を殺して影森家を乗っ取れと言う。
そして、叔父と一緒にいた人物は、、
デラの知り合いで、祈祷師と呼ばれているキャラクターが登場。
どうやら東村と関わりのある人らしいが、村が襲われたとは知らずいたらしい。
そして、忙しくなったデラの代わりに祈祷師が村に行ったら、、
彼の身体から刀を持った例の男性が現れた。
再度、東村が戦火に巻き込まれる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
その他フィクション
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