どんな本?
三浦建太郎による日本の漫画のタイトル。
この漫画は、魔物や妖精が存在する中世ヨーロッパ風の世界で、巨大な剣を持った主人公ガッツが復讐の旅をするダークファンタジー。
重厚で緻密な画風と壮大な世界観が特徴で、日本だけでなく海外でも高い評価を得ている名作。
現在も連載中だが、作者の三浦建太郎 氏が2021年に急逝したため、新体制での連載再開。
その新体制の第1巻。
読んだ本のタイトル
ベルセルク 42
著者:三浦建太郎 氏 スタジオ我画
監修:森恒二 氏
あらすじ・内容
烙印の宿命から逃れ、妖精島で穏やかな日々を過ごすガッツとキャスカ。
ベルセルク 42
しかし、黒髪の少年が、その無垢な姿を変えた時、束の間の平穏は崩壊する。
絶叫するキャスカ!
大剣を振るうガッツ!
再会する災厄、対峙する絶望。
溢れ出た闇は全てを飲み込み、押し寄せる!!
感想
最初に、三浦建太郎さん亡き後。
悲しくも、スタジオ我画さん、森恒二さんのご尽力でベルセルクの続きが読める事に感謝いたします。
もう読めないと思ってたので、続いてくれるだけでもありがたい。
妖精島のダナンの夢の回廊の儀式をしたお陰でかつての姿を取り戻すが、ガッツと対面するとトラウマが疼くのかキャスカは取り乱してしまう。
それでもガッツとキャスカは会話は出来た。
そんな穏やかな時が流れるかと思いきや、、
黒髪の子供が突然現れ、キャスカに懐いてしまった。
その子供はやっぱりグリフィスが化けた姿だった。
グリフィスは2人には何も語らず、復讐に狂ったガッツの斬撃はグリフィスの身体をすり抜ける。
いくらガッツが斬りかかろうがグリフィスは全く意に介さない。
グリフィスを見てトラウマが刺激されて、気を失ったキャスカをアッサリと攫って島から離脱。
それを愕然としながら見送るガッツ。
歯牙にも掛けられなかった事にガッツの心は折れてしまった。
そして、グリフィスが来たせいか妖精の世界と繋がっていた島にヘドロのような黒い物体が溢れ。
島の人々を狩る。
ガッツを贄と言ってるからグリフィス側のナニカだと思う。
ソイツ等は海には入れず、人々は海に飛び込んで行く。
そして、妖精島は沈み。
妖精達は彼方の世界に去って行ってしまった。
ガッツは船員たちが運んでくれてたらしく、船に乗れていた。
生き残り達はあまりの事態に呆然とし、暴走を警戒されているガッツは船倉に閉じこもってしまった。
その中でガッツは絶望に押し潰されてしまった。
今まで培って来た自身の力が全く通用しなかった。
キャスカを助けに行く力も出てこない。
そんな彼に力をやろうと誘惑する鎧の狗。
一方、グリフィスに誘拐されたキャスカは、記憶を改竄されお嬢様と持て囃される。
暖かいご飯に、寝床。自身を甲斐甲斐しく世話するメイド達。
彼女を慕う子供達。
外は他国に遠征に向かう兵士達。
そんな彼女の内面はこの場から逃げようとして苦しんでいるが、、
籠の鳥の表の彼女は気が付かない。
いったいグリフィスは何がしたいんだ?
そもそも、彼に欲望はあるのか??
最後までお読み頂きありがとうございます。
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