どんな本?
白暮のクロニクルとは、ゆうきまさみ氏による日本のミステリー漫画。
不老不死の特徴を持つ「オキナガ」と呼ばれる人々が溶け込み生活する社会で、オキナガに関わる厚生労働省職員の主人公と、オキナガが関連する事件などを描くミステリードラマ。
主人公の雪村魁は、見た目は18歳そこそこながら80年以上生きているオキナガで、私設図書館「按察使文庫」の住み込み司書。
彼は、70年にも渡って犯行を続ける連続殺人犯「羊殺し」を追っている。
パートナーとなる伏木あかりは、厚生労働省に入省したばかりの新卒公務員で、不死の種族「オキナガ」を管理する部署「夜間衛生管理課」に配属され。
彼女は、魁の恋人であった長尾棗の孫だということが後に判明。
この漫画は、2013年から2017年まで週刊ビッグコミックスピリッツにて連載されてた。
全11巻が発売されており。
2024年には、WOWOWの「連続ドラマW」枠にて実写ドラマ化される予定。
ドラマ化と聞いて、WOWOWとは契約してないけど持っていた漫画を引っ張り出して読み返してみる。
読んだ本のタイトル
あらすじ・内容
「オキナガ失踪事件」の謎を追え!!
白暮のクロニクル 3
複数の「オキナガ」たちが次々と姿を消す、不可解な事件が発生。
事件を追って、あかりは久保園と共に岐阜県山中の限界集落を訪れるが、
そこでとある少女と出会い・・・!?
感想
オキナガは、長生きし歳を取らない。
どうやら血を吸いたくなるらしい。
特に心を許してる相手の血を吸いたくなるらしい。
さらに巷では「きゅうけつき」と呼ばれているらしいが漢字にすると給血鬼と書くらしく。
瀕死になった者に血を与え、血と適合するとナリアガリしてオキナガになるらしい。(2巻参照)
そして、オキナガが血を求めると知った伏木あかりは雪村と距離を取るとようになる。
それを今更だと言う雪村。
さらにオキナガは、老人になってからオキナガになったら、、
老人のまま。
子供は子供のまま。
姿が全く変わらずにいるせいで長く住んでいると変な噂が立ち住みづらくなる。
何百年も生きてる限りずっと。
人の中で住むしか無いオキナガだが、トラブルも多く発生するので嫌気が刺している者も多い現状。
そんな中、厚労省勤務の伏木あかりは行方不明になった長居の行方を追い。
紆余曲折あって矢尻沢へと向かう。
そして、時任夫妻の娘、希梨香が夜中に出歩く噂を聞き。
さらに集落の高校生2人が行方不明になり、空き家に引っ越して来た奴が怪しいと言って集落の人達が山狩の刃物を持って突撃しそうになる。
それを警察官と抑えながら元空家に行くと、画家でオキナガの叶とパートナーの難波が住んでおり。
難波をモデルにし、さらに高校生2人もモデルにしていた。
それを見た集落の人達は、高校生2人の絵を焼いて。
今夜中に出て行けと言って来た。
さらに他にも叶のようなオキナガが集落に住み着こうとしているのも発覚。
そのオキナガの住んでる場所に久保園が行ったら、、
新入りと勘違いされて懐に入ってしまったw
そして、彼等から話を聞いたら。
過疎の集落に穏当にオキナガの共同体を作ろうとしていたと発覚。
何故かこの後に、久保園達は宴会に突入して酔っ払って帰って来る。
結局は行政の行き届かなさを時任が400年ほどヤドリギをしているオキナガ、希梨香のため個人の力で埋めようとしていたら。
その中に人集めをしていた奴が、生保詐欺を仕組み。
それが厚労省のチェックに引っかかっり。
結果として、住民にバレてしまい崩壊せざるを得なくなった。
群れるオキナガ達に施設に戻れば良いと言う雪村に久保園が「あなたが一匹オオカミを気取ってそんな事が言えるのは竹之内参事や按察使文庫の庇護下でぬくぬくとしていられるから」と言われる。
雪村は一匹狼ではなく、群れから逃げ出した羊だった。
ただ、オオカミを気取ってるだけ。。
さらに、きっかけとなった希梨香は、、
400年前に住んでいた自身の故郷に帰り、限界集落の終焉を看取ろうと思っていたのも御破算になってしまった。
結局、彼女は施設に送られる事となり、彼女を娘だと思い込んでいた時任夫妻を久保園が説得して彼女と別れさせてしまう。
本物の娘の遺体は既に発見されており、希梨香を拾った夫妻は娘の死の事実から目を逸らしていただけだった事を自覚させる。
やっぱり久保園さん渋いわ、、、
この希梨香をオキナガにした僧侶が後々にキーマンになるとはな。
今巻の久保園さんの笑い処。
卓球でハシャグ。
愛用のリンスを忘れる。
難波のヌード絵を見てメガネを光らせる。
その後、難波を美しいと褒めるのが渋い。
最後は希梨香を気に入った薫子を自身の懐に入れようとしたのを止めるのも印象深い。
コレがなかったら終わり方が、気まずいもんな。。
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