どんな本?
「ダイヤモンドの功罪」は、平井大橋 氏による野球漫画。
主人公は運動の才能に恵まれた綾瀬川次郎という少年。
彼はどんなスポーツをしてもその高い才能のために人と良い関係を築くことができなかった。
その孤独に悩む中、”楽しい”がモットーの弱小・少年野球チーム「バンビーズ」を見つける。
しかし、その才能は否応なしに彼を上のステージへと押し上げていく。
この物語は、そのような天才少年の苦悩と、彼の才能を目の当たりにするチームメイトや大人たちの心情を描いている。
読んだ本のタイトル
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あらすじ・内容
「それでも一緒にバンビーズで野球しようって」 エースとしてU12日本代表に優勝をもたらした綾瀬川次郎。しかし、代表チームでの思い出を胸にしばらく野球から遠ざかる日々を送っていた。そんな綾瀬川の前にバンビーズのチームメイトだったイガが現れて…。
ダイヤモンドの功罪 5
感想
野球を楽しみたいが、誰かの迷惑にはなりたくない。
消極的に野球から距離を取ろうと思っていた綾瀬川だったが。
そこにバンビーズでチームメイトだったイガが現れて、、
綾瀬川がバンビーズから去ったのは自身が彼の球を取れなかったからだと後悔していた。
そして、綾瀬川がフェニックスへ入団すると聞いて、入団試験を受けて受かっていた。
フェニックスに入団せずフェードアウトしようとしていた綾瀬川にとっては余計な事を思いながらも、イガからの誘いは嬉しかった。
イガと共にフェニックスに入った綾瀬川。
でも、彼は野球から距離を取りたかったので成長痛で投げれないと言って投球をしないで練習に参加していた。
誰の邪魔をしたく無い。
そう思いながら、フェニックスでは本格的に野球をやらなくなった。
周りの評価も身体だけの、野球IQがない奴だと思われていたが、、
それは手抜きをしているからの評価だった。
監督は日本代表が世界一になった試合で完全試合をした実績を持つ綾瀬川を優遇していた。
大阪遠征にも投げれない彼を遠征に連れて行った。
そこで万年補欠だが、常にハードに練習をする大和との会話で綾瀬川の野球IQの高さが発覚する。
野球を思いっきり出来ない状態で現状が超最悪だと思っている綾瀬川にとって、大和との野球についての話は物凄く楽しかったようだ。
ダルビッシュかこんな感じだったんだろうな、、
球威が凄くて打てないと言われていた彼は、打たせて取る野球の方が楽しいと思っていたと、、
スポーツジャーナリストの玉木正之氏の話だったと記憶してるが、ダルビッシュが高校生の頃のインタビューで、アウトを27個取るのに、三振は81球投げないといけないが、打たせてアウトに出来たら27球で終わる野球がしたいと言っていたらしい。
そうするにはどうしたら良いのかと常々考えていたとの事らしく、30を超えた今も彼は野球を、投球が楽しくて仕方ないらしいと、、
そんな常に色々な事を考えている綾瀬川と大和。
2人の議論は側から見てると何を話しているのか、、
“何でこんな当たり前の事を?”と思ってしまうらしい、
打者のタイミングを外させる事、ストライカーゾーンに球を放る事を主目的にしている投手と違うレベルにいる事がわかる。
それを言語化して、受け止めて綾瀬川を理解する大和。
彼が今後どうなって行くのか楽しみ。
まずは身長が伸びないとな、、
さらに、フェニックスのエース投手の真夜。
彼は綾瀬川の事を考えており、綾瀬川が何処か怪我しているのじゃ無いかとイガに聞いたりしていた。
自身は野球はやっても学生時代だけだと言って。
プロになり永くやる可能性がある綾瀬川は無理しないでジックリ治せとも、、
その後、真夜の狙っている高校がイガと同じ高校だと判り。
イガも真夜と共に練習をするようになって徐々に変わってきた。
それに対して、綾瀬川は頑なに誰の邪魔をしたくないと言い張る。
そこにイガが、、
さて、綾瀬川は投げるのだろうか?
最後までお読み頂きありがとうございます。
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