どんな本?
『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~』は、井上菜摘 氏による 漫画作品で、未来人A 氏が原作を、jimmy 氏がキャラクター原案を担当している。
話は、アルス・ローベントという主人公が転生し、異世界で弱小貴族の子として生きることになる物語。
アルスは現代と同様に異世界でも平凡な体力・知力を持っていましたが、特別な「鑑定スキル」を生まれながらにして持っており、これにより人の潜在能力を見抜くことができた。
このスキルを利用して、アルスは弱小領地を受け継ぐ中で、優秀な人材を集め、最終的には最強の領地を築き上げていくというストーリーが展開される。
「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」のタイトルを初めて見たのは、「小説家になろう」のだった。
しかし、当時はなかなか物語に没入することができず、正直に言うとちょっと残念に思っていた。
そんなとき、この物語がアニメ化されるとの情報をキャッチし、調べてみると。
漫画版があることを知り、10巻以上も発行されているとのことで、BOOK☆WALKERでこの漫画を購入し読み始る。
読んだ本のタイトル
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~ (10)
著者:井上菜摘 氏
原作:未来人A 氏
キャラクター原案:jimmy 氏
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
あらすじ・内容
転生し、弱小貴族として異世界を生きることになったアルス・ローベント。現代同様、異世界でも体力・知力ともに平凡だったが、“鑑定スキル”という人の潜在能力を知ることが出来るスキルを生まれつき所持していた。アルスは自分の民たちを守るため、“鑑定スキル”で弱小領地を最強の領地へと変貌させていく───! 「小説家になろう」で累計PV3000万超の大人気作! 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気異世界統一記!
継承戦の勝敗を握るベルツド攻略戦、開幕! 敵陣の重要拠点・ロルト城陥落のため、バルドセン砦の名将・リューパに調略の交渉を持ち掛けたアルスたち。能力アップした「鑑定スキル」で、彼の妻が人質としてロルト城に囚われていることを見抜いたアルスは、人質救出を提案する。城の兵を誘き出すおとり役は、アルスとルメイル! 最強のメイトロー傭兵団も加わり、決死の救出作戦、決行! 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気異世界統一記、第10巻!!
感想
ロルト城攻略戦の10巻。城攻めではなく野戦で決着をつける。小説版では兵数的にはアルス達の軍が圧倒していたが、バートン郡から援軍が来て互角の兵数となり苦戦するが、漫画版では兵数は最初から互角。
野戦は小説、漫画両方とも同じで釣り野伏で森に騎兵を誘導するのは共通だったが、ピンチの度合いは漫画版の方が圧倒。
小説版では出撃したのはダンだけだったが、漫画版では城主のジャンも出撃しているので脅威は2倍!小説版ではサクッと相手を誘導して森に待機しているメイトロー傭兵団が敵を蹂躙して、最後っ屁にダンが突入してリーツが打ち取るのだが。
漫画版では誘導するだけでも大変なストリートだった。しかも、偽装した退却は、最初からジャンに見破られていた。当初、ジャンは森に退却したアルスを放置して城に帰るはずだったが、ダンが突入してしまい兄を見捨てられないジャンは、メイトロー傭兵団の団長、クラマントに一撃で倒されてしまう。呂布だわ、、、クラマントはマジで呂布だわ。
ロルト城主のジャンを捕らえて陥落させたアルス達だったが、救援に来たリューパが重傷を負ってしまい意識不明となるが、人質として監禁されていた妻が現れてリューパの意識が覚醒する。
ご都合主義な展開だが、ヒューマンドラマとしては最後のシーンは泣いてしまうやろ!
最後までお読み頂きありがとうございます。
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
同シリーズ
漫画版
小説
類似作品
異世界のんびり農家
お薦め度:★★★★☆
ウォルテニア戦記
お薦め度:★★★★☆
おかしな転生I アップルパイは笑顔と共に
お薦め度:★★★★☆
お気楽領主の楽しい領地防衛
お薦め度:★★★★☆
理想のヒモ生活
お薦め度:★★★★☆
領民0人スタートの辺境領主様
お薦め度:★★★★☆
ロメリア戦記
お薦め度:★★★★☆
その他フィクション
アニメ
PV
OP
ED
備忘録
第82話 野戦
アルスたちは、バルドセン砦のリューパを密かに寝返らせることに成功した。一応、今回の人質救出作戦をリューパに知らせ、自身も参加すると言うリューパにバルドセン砦に居てくれとアルスが言う。
そして、自身の作戦が失敗したらバサマーク側に居ろと言う。そしてロルト城前に城の兵1万に対して、5千で対峙するアルス達。彼らの作戦は釣り野伏。一斉にして、偽装の退却してメイトロー傭兵団が待ち伏せしている森へ誘導して奇襲させる。
開戦すると敵将のダンが暴れ、シャーロットが魔法を撃ってもダンには効いていなかった。
ロルト城の兵士の半数は騎兵で、一般兵まで騎兵AやSと高い適性を持った部隊で精強だった。
その騎兵相手にアルス達は偽装した撤退戦を開始する。
第83話 ロルト城の脅威
退却を始めたアルスたちを見て、ロルト城の兵士たちは追撃しようとしたら城主のジャンが偽装だと見破り、騎兵を二手に分けて追撃戦を行うと決める。
ジャンとダンは騎馬民族の族長の腹違いの兄弟で、幼少期にダンは身体が小さく虐げられていたジャンを気遣って彼に食事をよく与えていた。そんなある日、ジャンは騎馬民族の勢力が大きくなり族長が賞金首になった時を見計らって、虐げられていた族長を暗殺。その族長の首を総督に献上して貴族に召し上げられた。そんなキレ者のジャンは、偽装退却するアルスの軍の中腹をダンに喰い破らせ2つに分断してしまう。
第84話 騎兵隊
ジャンの指揮の下、アルスの軍を二分した騎兵隊は前衛となったアルスをダンが追撃し、後衛となったリーツとシャーロットをジャンが追撃した。
素早く動ける騎兵相手の退却に苦戦するアルスたち。リーツはアルスを護るために後衛の指揮をシャーロットに任せて単独でアルスの下へ急行。そのアルスは、ダンの追撃の刃が届きそうになるが、周辺の兵士たちが奮闘してアルスを護る。兵士の3分の1が脱落している現象、大将級の誰かが討ち取られたら軍が瓦解する危機だとミレーユが言う。
それを聞いたルメイルは、作戦を変更して森で待機しているメイトロー傭兵団に援軍要請をしようとしたが、アルスがまだ頑張れると言って踏ん張っていたが、そのダンの凶刃がアルスに振り下ろされる。
第85話 思わぬ援軍
ダンの凶刃は単独でアルスの下に急行していたリーツによって防がれたが、軍としては不利な状況。そこに、リューパの援軍が現れた。最初は敵方かと思ったが、それがバルドセン砦から来た兵士達だと分かり、アルス達はホッとし、ダンは味方だと思っていたのに襲われて隊が動揺する。何で来たと言うアルスにリューパは、騎士としてアルスに命を預けると宣言する。
第86話 人質救出
城主ジャンが出撃して兵士が少なくなったロルト城で、ファムたちシャドーが人質たちが監禁されている部屋に突入し、人質たちを城外に出すために秘密の経路に人質たちを誘導した。
だが、そんな時にリューパの妻が産気づき。さらに人質の部屋に誰もいないと城の兵士たちが騒ぎ出した。
産気づいたリューパの妻は、城の兵士たちに見つからないよう陣痛の痛みに耐えながら隠れ、ファムがよく耐えてくれたと感謝した。
そして、アルスはリューパのおかげでダンの追撃から逃れて、メイトロー傭兵団が伏せている森へと辿りついた。
第87話 メイトロー傭兵団
アルス達の退却が罠だと分かっているロルト城主のジャンは、充分相手に損害を与えたと判断して森の手前で引き返そうとした。
しかし、退却の命令を無視して1人の兵士(ミレーユ)が森に突入し、抜け駆けして手柄を取ろうとしていると思った他の兵士達がそれに釣られて複数の兵士が森に入ってしまった。兵士がどれだけ行こうが放置しようとしたジャンだったが、兄のダンがリーツとの決着を付けると森へ突入した瞬間。兄を見捨てられないジャンは、森へと突入してしまった。
そして、森で待ち伏せしていたメイトロー傭兵団に騎兵達はドンドン討ち取られて行く。
第88話 決闘
罠にハマったと知った騎兵は踵を返して逃げていたが、それ以上に早くメイトロー傭兵団の傭兵達が騎兵達を斃していく。
その中でも団長であり”メイトローの戦鬼”と呼ばれているクラマントの武勇が際立っており、騎兵達をドンドン斃していく。そんな中で、騎馬隊の隊長であるダンが現れたが、彼はアルス(リーツ)の方へ駆けて来てリーツとの一騎打ちとなってしまった。ハルバートを振るうダンと、剣で応戦するリーツ。武器のリーチの差でリーツが圧倒的に不利となっていたが、リーツは不利な状況を利用してダンのハルバートが樹木に食い込むように誘導して、形勢を逆転させる。
第89話 知略と武勇
ハルバートが樹木に食い込んでしまったダンの隙を突いてリーツは、ダンを打ち取り彼を拘束してしまう。
武力は互角だったか、知力の差で勝利したリーツ。ホッとしたのも束の間、今度はダンより武力が高いジャンが突撃してきた。捕えられたダンを見て激昂したジャンをクラマントが一撃で戦闘不能にしてしまい、相手の敵将を2人とも捕えることに成功した。
作戦が成功してジャンとダンを拘束したアルス達は勝利宣言して勝鬨を上げた。それを自身のせいで負けたと思ったダンは拘束していた兵士の剣を奪い、自殺しようとしたがジャンが剣を素手で掴んでそれを止めた。
第90話 家族
ダンの自害を止めたジャンは、罠だと分かりながら突っ込んで行ったダンを見捨ててしまおうとしたが出来なかったと言い。ダンが生きていて良かったと言って泣いてしまう。それを見たダンは昔のように弟をあやし、この争いが終わったら故郷へ帰ろうと言ってロルト城戦は終わる。
そして改めてリューパに救援の御礼を言ったアルスの目の前で、実は重傷を負っていたリューパは倒れてしまう。怪我の治療を急いだが血を大量に失っているので、意識を無くしたら危ないと聞いたアルスはリューパに声を掛けたが彼の意識はダンダンと遠のいていった時に、リューパの妻が呼びかけて意識を取り戻す。
お産直後の彼女は我が子をリューパに抱かせてハッピーエンド。周りの兵士達は号泣。
Share this content:
コメントを残す