どんな本
『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ～弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた～』は、井上菜摘 氏による 漫画作品で、未来人Ａ 氏が原作を、ｊｉｍｍｙ 氏がキャラクター原案を担当している。
話は、アルス・ローベントという主人公が転生し、異世界で弱小貴族の子として生きることになる物語。
アルスは現代と同様に異世界でも平凡な体力・知力を持っていましたが、特別な「鑑定スキル」を生まれながらにして持っており、これにより人の潜在能力を見抜くことができた。
このスキルを利用して、アルスは弱小領地を受け継ぐ中で、優秀な人材を集め、最終的には最強の領地を築き上げていくというストーリーが展開される。
「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」のタイトルを初めて見たのは、「小説家になろう」のだった。
しかし、当時はなかなか物語に没入することができず、正直に言うとちょっと残念に思っていた。
そんなとき、この物語がアニメ化されるとの情報をキャッチし、調べてみると。
漫画版があることを知り、10巻以上も発行されているとのことで、BOOK☆WALKERでこの漫画を購入し読み始る。
読んだ本のタイトル
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~ (9)
著者:井上菜摘 氏
原作:未来人Ａ 氏
キャラクター原案:ｊｉｍｍｙ 氏
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あらすじ・内容
転生し、弱小貴族として異世界を生きることになったアルス・ローベント。現代同様、異世界でも体力・知力ともに平凡だったが、“鑑定スキル”という人の潜在能力を知ることが出来るスキルを生まれつき所持していた。アルスは自分の民たちを守るため、“鑑定スキル”で弱小領地を最強の領地へと変貌させていく───！ 「小説家になろう」で累計PV3000万超の大人気作！ 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気異世界統一記！
州都アルカンテス奪還戦！ 難航するワクマクロ砦の戦いをリーツの武力、シャーロットの魔法力、そしてロセルの計略で勝ち切ったアルス一行は、クラン軍と合流し、サムク城の陥落を目指す。一方、サムク城では、バサマークの右腕・トーマスがクラン軍を陥れる冷徹な策を練っていた…。サムク郡攻略戦、クライマックス！ アルスの前に新たな逸材、登場…!? 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気異世界統一記、第９巻!!
感想
小説2巻の後半、サムク城陥落。原作、漫画両方ともファムの活躍で陥落するが、自爆を企んだ人が小説と漫画では違った。
小説では爆破魔法を仕込んだのが、サムク郡長フレードルが仕掛けてクランを巻き込もうとしたが、漫画ではトーマスが仕掛けていた。
それも、最初はフレードルに自爆しろと命じて拒否され、城を出た後にクランが入城したのを確認して、予備の自爆ボタンで爆破しようとしていた。
これも全てファムが解除していたのがサムク郡の攻略。さらにサムク郡長フレードルと娘セレナとのヒューマンドラマがあり。アルスの方に寝返る理由もしっかりと描かれていた。
その後に、小説では帝都で出会ったシンと出会い、彼の兵器と空軍Sを見て興味を示し、飛空線の模型を見て開発資金を出すと言って彼を自身の領地に招聘した。
彼の作る飛空船は小説7巻では大暴れしているので、漫画だと何巻先になるのだろうか？
小説3巻1章のベルツド調略。小説ではここでトーマスの名前が登場する。そして、調略は順調に進んでバルドセン砦のリューパはアッサリと裏切ってしまう。それを漫画版はヒューマンドラマいっぱいに展開してくれる。
リューパの妻がロルト城に人質に取られており、彼がクラン側に寝返る条件は人質救出となった。こっちの方が分かりやすい。
そして、城の人質を救出するためにルメイルとアルスが囮になって敵兵を惹きつけるらしいが、成功したら離脱はどうするのだろうか？その辺りは次の巻でわかるのだろう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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同シリーズ
漫画版
小説
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その他フィクション
アニメ
PV
OP
ED
備忘録
第73話 セレナ・バンドル
サムク城の攻略戦において、アルスは密偵傭兵ファムの協力により、城の門を開ける工作を成功させた。城内に入ってきたクラン軍はこの工作のおかげでサムク城を短時間で陥落させた。サムク郡長フレードルは全兵士に降伏するように言うが、娘のセレナが反対した。そして、援軍に来ていたトーマスもこの城はもうダメだと言った。でも、負けようが勝てる策があると言ってきた。
第74話 トーマスの策
トーマスの策は、ワクマクロ砦の防衛の間にサムク城に仕掛けられた爆破魔法でクランを暗殺しようと企んでいた。トーマスはサムク郡長のフレードルに降伏するフリをして敵軍を城に入れてから爆破しろと言ってきた。フレードルは自身以外の全員を退避させてから爆破すると言ったら、トーマスは兵士全員残って自爆しろと言う。負けた奴らが最後に名誉の戦死ができるから感謝しろと言っていたら、兵士、領民を護りたいと思っていたフレードルは兵士を巻き込んだ自爆を拒否。トーマスにの指示には従えないと言ってバサマーク派からの離脱を宣言する。トーマスは後悔するぞと言って去って行ったが、トーマスが連れてきた兵士がフレードルを襲ったが返り討ちに遭ってしまう。そして降伏して、ルメイル、アルスを城内に入れて完全に降伏すると言った。
第75話 終戦と未来
一方、トーマスは外から城の様子を伺い、クランが入場したら予備の触媒器を使って城を爆破しようとしたが、城は爆発しなかった。爆破魔法は、ファムによって解除されていたため、トーマスの計略は失敗した。クランとフレードルが会談している時にファムが爆破魔法のことを報告し、トーマスが予備の触媒器を持っていたと報告。その解除をしたと報告したら、城にいたフレードルすら気が付かなかったのにと言うと、ファムはロセルからの指示だと態度で示し。ロセルがトーマスの思惑をトーマスの立場に立って考察したことを報告し、それが当たっていたと言う。何で皆んなに言わないのかとアルスが言うと、不確定な仮定では、進軍を邪魔しないためだったとミレーユが言う。
第76話 サムクの少年
サムク郡を自陣に引き入れたクランは、サムクでの3日間の休憩を指示してアルスはリーツと街を散策。人の集まりがあり、それに興味を持ち近づくとカラクリの玩具を売る少年がいた。彼を鑑定したアルスは、兵器と空軍のランクがSだと知り。彼、シンを自身の家臣にしたいと思った。シンに近づいて話をしようとしたら、シンは飛行船の模型を出して、コレが空を飛ぶと言ってパフォーマンスをしようとしていた。
第77話 シン・セイマーロ
飛行船の模型を飛ばして模型を金貨5枚で売ろうとしていたシンだったが、借金取りがシンを追いかけて来てシンは逃げ出してしまった。借金取りを撒いたシンに、アルスは話しかけ。そして、ローベント家が出資するから飛行船を開発してくれとシンにお願いする。飛行船の有用性に疑問に思っていたリーツと話をしていたら、シンすらもそこまで想定していなかったことが発覚。そして、ローベント家に来てくれと言い、リーツから”忠誠を誓えるのか？”と言われるとシンは無理だと答えた。自身の技術を尊重してくれるからアルスの下に行くと言ってシンはローベント家へ向かって行った。そして、人材確保ができて喜んでいたアルスの鑑定スキルに違和感が、、
第78話 調略
サムク城を落とした後、次なる目標はベルツド城となった。ベルツド侵攻に向けて準備を整えることになったが、クランはこの戦いは厳しくなり、多くの犠牲が出るだろうと言う。だが、この戦いに勝てば、クランはバサマークに大きく優位に立てる。ベルツドは豪雪地帯なので冬が来る前に陥落させたいとルメイルが言う。それを考慮してクランは部隊を２つに分けて、ベルツドを護る最大の城、スターツと北西にあるロルト城を攻めると決める。
アルスは、ルメイルとロルト城に侵攻するようにクランから言われる。
アルスはロルト城を攻略するため周辺の砦を調略するために会談したいと書状送った。
しかし、どの砦からもお断りの返信が来てしまった。唯一、バルドセン砦のリューパが会談しても良いと返信して来た。そして、リューパと会談しようとリーツとミレーユを随員としてバルドセン砦へと赴いたら。守備兵に武器を突きつけられ、武装解除をせよと言われる。リーツが反撃しようとしたが、会談の予定が入っているとアルスが言うが、守備兵は知らないと突っぱねてしまった。普通なら交渉の使者は敵でも通すのが通例。それなのにこの態度にミレーユは、交渉の余地ありと判断した。それに賭けたアルスは、武装解除に応じてバルドセン砦の中に入った。
第79話 鑑定スキル進化
バルドセン砦に入り、リューパと面会。彼の武人としての気迫に圧倒されたアルスは、応接室へと案内されたが、緊張のあまり転んでしまった。その時に荷物が解けて、シンが作成した玩具を見て興味を示した。その後に応接室に入ったら、玩具が置いてあり。アルスは鑑定スキルが進化した時に現れたリューパの軽いエピソードを見て、遅れた書状、砦内の雰囲気を思い出し、リューパの妻がロルト城に人質として取られており、さらに妻のお腹には子供がいると推察した。それを根拠にアルスは、リューパに”ロルト城におられる奥様なお元気ですか？お子さんももうすぐお生まれになるのですね。ご出産はいつ頃の予定ですか？”と言った。
第80話 アルスの推理
動揺したリューパは、アルスにスパイを使ったなと批判し、卑怯者と守備兵をアルスにけしかけた。武器を突きつけられた状態でアルスは、自身の推理を披露し。リューパの妻が裏切りを予防するために、ロルト城に人質として監禁されていのだろうと言った。
今回の会談でバルドセン砦に来たアルスを殺し、報復に来たルメイルと戦い死ぬつもりだったが、そうすると妻は助かり子供も産まれて来るが自身は子供と会えない。それでアルスへの書状を出すのに躊躇していたのでないかと言うと、リューパはバルドセン砦はロルト城から見捨てられていると言い。
この戦いで自身は死ぬだろう、だがこの手で我が子を抱きたいと言う。それを聞いたアルスな、ロルト城に居る人質を救出すると言い。もし、救出に成功したらこちら側に寝返ってくれと言うと、リューパは”頼む”と返事した。
それをルメイルに報告していたら、突然兵士を担いだ男が現れた。
第81話 クラマント
突然、部屋に入って来た男をルメイルはメイトロ傭兵団の団長のクラマントだと紹介した。仲間に挨拶をと言ったアルスにクラマントは、傭兵は仲間では無いと言い、ルメイルの兵士達に死ぬ覚悟が無く腑抜けていると忠言した。
そのクラマントを含めてロルト城の人質救出作戦の作戦会議を開始した。ロルト城の兵士は1万人おり、サムク城で工作したファム達を再度起用しようにも兵士が多すぎて無理だろうと言った。そして、ロルト城から兵士を外に誘き出す必要があると言うと、ロセルから作戦案が掲示される。ロルト城の全兵を出撃させるため、相手の半数の5千の兵で城に接近。近接戦に弱い魔法兵を主体とし、さらに大将のルメイルと副将のアルスが囮にする事を決める。
そして、ロルト城の城主、ジャンにバルドセン砦のリューパから書状が送られて、バルドセン砦を5千の兵が包囲しており、残りの魔法兵を中心とした5千がロルト城を襲撃すると書いてあった。ジャンは偽の書状ではと疑ったが、筆跡はリューパの物であり書状を持って来た兵士も怪我をしており本物だろうと判断した。
ジャンは自軍の半数の兵士が来るなら籠城では無く野戦で蹴散らしてしまえと言い。指揮を将軍のダンに任せた。
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