どんな本?
『薬屋のひとりごと』は、日向夏 氏による日本のライトノベル作品。
中世の後宮を舞台に、薬学の専門知識で事件の謎を解く少女・猫猫(マオマオ)の物語。
小説家になろうで連載されているほか、ヒーロー文庫からライトノベル版が刊行されている。
また、月刊ビッグガンガンと月刊サンデーGXでコミカライズ版が連載されており、2023年にはテレビアニメ化も決定している。
月刊サンデーGXの方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じている。
読んだ本のタイトル
#薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~(3)
(英語: The Apothecary Diaries、中国語: 药屋少女的呢喃)
著者:#倉田三ノ路 氏
原作:#日向夏 氏
キャラクター原案:#しのとうこ 氏
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あらすじ・内容
妃毒殺未遂事件の真犯人は…解決編登場!
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 3
誘拐された挙句、とある大国の後宮に売り飛ばされた薬屋の少女・猫猫(マオマオ)は、皇帝の子供が不審死する原因を鉛白だとつきとめた功で、美形の宦官(去勢された男子)・壬氏により、上級妃である玉葉妃の侍女にされてしまう。
後宮の大イベント「園遊会」の最中、上級妃の一人・里樹妃の膳に毒が盛られるという大事件が発生する。自分が犯人だとの遺書を残して下女が自殺するが、不審に思った壬氏と猫猫は調査を進め…?
この3集までで、原作文庫第1巻が全部漫画で読める! 妃暗殺未遂事件の解決編・登場です!!
感想
蜂蜜
蜂蜜が苦手な里樹妃。
そんな里樹妃を暗殺しようとした者。
1人は入水自殺した下女。
その協力者は、、、?
それを探りに猫猫は壬氏の命令で阿多妃の宮に潜入調査する。
そこで阿多妃の侍女頭の風明の実家は蜂蜜を作る家だと言う。
そこで、猫猫の中では筋が見えたがハッキリはしていない。
話の最後の方では回想で猫猫はピンチww
高順が助けてくれなかったと恨み節を炸裂ww
侍女頭の秘密
里樹妃の宮に行って妃から蜂蜜で生死の境を彷徨ったと聞いて、1番彼女が懐いている阿多妃の侍女頭にその話をしたかと聞いたら、、
そうだと言う。
さらに、宮中の記録を読んでいたら。
阿多妃の子が亡くなった責任を取らされて後宮を追放されたと、、
そんな事実を確認して、侍女頭の風明にぶつけてみるが、、
侍女頭も猫猫が羅門の娘と知ると憎しみを露わにする。
そこで阿多妃が子供の産めない、子宮の無い身体になっていたと判明。
さらに、阿多妃は東宮妃だった頃から里樹妃を先帝から守っていた事も判明する。
阿多妃
乳児にとって蜂蜜が毒と知っている里樹妃が先帝の崩御によって出家させられたのに、阿多妃と同じ立場となって後宮に戻って来た。
しかも、里樹妃は相変わらず阿多妃を母親のように慕っており。
自身の立場が阿多妃を脅かすモノになってる事も気が付いてない始末。
そんな事が重なっての里樹妃暗殺未遂事件。
風明はどうしても阿多妃の子を蜂蜜で殺した事をバラしたく無い。
それで自殺を考えて実行していたら、下女が変わりに死ぬと言って入水自殺してしまった。
それで落着してくれたらよかったのだが、、
下女は纒足で1人で登れる身体では無かった。
そこから綻びが出て来て、猫猫は風明に辿り着いたが、、
阿多妃に知られたく無いという風明に、里樹妃暗殺未遂の動機は後宮に出される事を嫌がったせいだと主張する事となる。
解雇
結局、風明は蜂蜜の件は黙って投獄され。
阿多妃は後宮から離宮へと移動する事になった。
その見送りで猫猫は、阿多妃と壬氏がよく似ているという事に気がつく。
そして、羅門が何故に追放されたかも、、
その辺りはお察しという感じに。
それから事態が落ち着いて、侍女頭だった風明に関連している者達を解雇する事になったのだが、、
そのリストに猫猫がハマっていた。
それで、猫猫は後宮から解雇されて緑青館で仕事をすることになった。
そんな猫猫が緊急で引っ張られた宴会の席で、周囲をダークサイドに落ち込ませてしまうほど落ち込んでいる壬氏と再会。
話をした結果。
壬氏直属の侍女として再度、後宮へ赴く事となった猫猫。
壬氏は婆さんには金。
猫猫には虫から生えた植物を渡して、、
おい、猫猫さんや。
壬氏を無視したらダメだろww
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
十話 蜂蜜
お茶会は後宮における重要な情報交換の場であり、玉葉妃も頻繁に参加している。お茶会では表面的には流行の話題が中心だが、実際には各妃たちが互いを探り合っている。玉葉妃は、特に西方出身の中級妃との会話で盛り上がっており、彼女の実家との関係が今後の鍵を握っているようだ。また、玉葉妃は情報を文に残す仕事も担っており、その出身地が交易の中継地点であるため、人や時勢の流れを読み取る能力が重要視されている。
ある日、里樹妃との茶会が開かれるが、これは珍しいことであり、特に上級妃同士の茶会は非常に珍しい。茶会では玉葉妃が中心となって話を進め、里樹妃は緊張している様子だった。茶会で提供された蜂蜜が里樹妃にとって不快なものだったことが判明し、代わりに生姜湯が提供される。
後宮における毒殺事件の黒幕がいるかどうかは不明であり、猫猫は柘榴宮での任務に就くことになる。
柘榴宮では、侍女頭の風明が人手不足のために猫猫を手伝いに呼び出していた。猫猫は風明とともに掃除を行い、その過程で風明の実家が養蜂をしていることを知る。また、里樹妃が柘榴宮を訪れていることに猫猫は気づくが、その理由は不明である。
猫猫は、柘榴宮での経験を壬氏に報告し、その過程で蜂蜜に関する何かが気になっていることを感じる。
十一話 侍女頭の秘密
壬氏は猫猫に蜂蜜を指で口に入れようとするが、その行為は玉葉妃によって中断される。
高順によって金剛宮に案内された猫猫は、里樹妃との面会を果たし、蜂蜜に関する話題を切り出す。里樹妃は幼い頃に蜂蜜で大病を患い、それ以来蜂蜜を避けていたことが明らかになる。この話題によって里樹妃の侍女たちが猫猫に対して敵意を露わにするが、猫猫は壬氏の名前を持ち出すことで彼女たちを黙らせる。
その後、猫猫は高順に宮廷の書庫で調査を依頼し、十六年前の後宮内の出来事についての記録を調べ上げる。記録からは、現帝の東宮時代に生まれた子が乳幼児期に死亡し、その母親である淑妃が唯一の妃だったことが明らかになる。また、ある医官が追放された記録も発見され、猫猫はその医官が自分の知る薬師、つまり彼女の養父であることに気づく。この医官は、元宦官であり、足を引きずる老婆のような男性であったことが示される。
猫猫は風明に玉葉妃からの文を届け、その中には小瓶の蜂蜜と喇叭型の赤い花が入っていた。風明は猫猫との会話の中で、阿多妃が子を産めなくなったこと、そして自分がその原因に関わっていることを認める。
十二話 阿多妃
猫猫は、阿多妃の子が亡くなった真実について話し、それが風明によるものであることを指摘する。風明は過去に起きたことに対する罪悪感を抱えており、阿多妃の子の死に深く関わっていたことが明らかになる。
猫猫は、壬氏との会話の中で里樹妃の毒殺未遂事件の解決について話し合い、風明が自首したこと、阿多妃が上級妃を下り南の離宮に住むことが決定されたことを知る。猫猫は阿多妃の件について関心を示し、その後の彼女の運命について考える。
猫猫が夜中に後宮を抜け出し、偶然にも阿多妃と外壁で酒を共にする。
阿多妃は猫猫に対して、自分が皇帝の友人であったこと、息子が亡くなってからの心境、そして後宮最後の夜を過ごす心情を語る。
十三話 解雇
翌日、後宮を去る阿多妃の姿を見ながら、猫猫は阿多妃が壬氏に似ていることに気づき、さまざまな妄想を巡らせる。その妄想の中で、阿多妃の子が実は生きていて、皇弟と入れ替わった可能性を考えるが、その思考をくだらないと自己否定する。
また、阿多妃が後宮にとどまり続けた理由、および彼女やその周りの人々がとった行動の背景についても考察する。阿多妃の立場、彼女が抱える複雑な感情や秘密、そして後宮を去る際の彼女の堂々とした態度が描かれている。
一方で、里樹妃が阿多妃に会いに行く様子も描かれ、阿多妃と里樹妃の間の微妙な関係性や、後宮内での彼女らの立場が示唆されている。阿多妃の後宮去就が描かれつつ、猫猫の内面や彼女が抱く後宮の人々への思いやりが浮き彫りになるエピソードである。
壬氏は書類を眺めながら憂鬱な顔をしていた。書類には風明の事件に関連した彼女の実家およびその関係者の名簿が含まれており、関係者は財産を奪われ、肉刑に処されていた。後宮にはその子女が多数存在しているが、主の阿多妃には何もされていなかった。高順は隠蔽するかを問い、壬氏が望むならば従う意向を示した。壬氏は悩みつつ、名簿に見慣れた名前が記載されていることに気づき、その対応に頭を悩ませた。
猫猫は解雇されることを恐れつつ、壬氏に従うことを決意していた。最終的に、猫猫は解雇通知の後、礼儀正しく周囲に感謝の意を示しながら去っていった。
壬氏は猫猫の代替として新しい人物を用意しようとしたが、問題が続き、高順は解決策を模索していた。
猫猫はやり手婆にせっつかれて、貴人の宴に参加するため立派な馬車で大きな屋敷に連れて行かれる。他の妓女たちとともに、宮廷に仕える高官たちの前で演舞や詩歌を披露することになるが、猫猫はそういった芸能には長けておらず、お酒を注ぐ役割に徹する。
その宴には、意外にも壬氏も客として参加していたが、彼は猫猫を認識できず、化粧で大きく変わった彼女の姿に驚く。
二人は会話を交わし、猫猫は壬氏に妓女に触れることを禁じられていることを説明するが、壬氏は猫猫を買い取ると冗談めかして提案する。
猫猫はそれを受けて、後宮勤めに戻ることも悪くないと考え始める。
アニメ
PV
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