どんな本?
『薬屋のひとりごと』は、日向夏 氏による日本のライトノベル作品。
中世の後宮を舞台に、薬学の専門知識で事件の謎を解く少女・猫猫(マオマオ)の物語。
小説家になろうで連載されているほか、ヒーロー文庫からライトノベル版が刊行されている。
また、月刊ビッグガンガンと月刊サンデーGXでコミカライズ版が連載されており、2023年にはテレビアニメ化も決定している。
月刊サンデーGXの方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じている。
読んだ本のタイトル
#薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~(4)
著者:#日向夏 氏
作画:#倉田三ノ路 氏
キャラクター原案:#しのとうこ 氏
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あらすじ・内容
原作2巻に突入! 新しい妃も登場!!
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 4
壬氏(ジンシ)付きの下女として、再び宮中に戻った薬屋の少女・猫猫(マオマオ)。ところが高官の急死、謎のボヤ騒ぎ、原因不明の食中毒と、次々に事件が発生! その上、妃教育の講師役に任命されるなど、猫猫の日常は休む間もなくて――?
いよいよ原作小説の2巻に突入し、新しい妃や侍女も続々登場する第4集です!!
感想
外廷勤務
壬氏の下女となった猫猫は、後宮ではなく外延の勤務となったが、、
官女の試験に落ちてしまった。
それに不思議がる壬氏だったが、猫猫は理系であって法律などは専門外だろうに。。
それで立場は下女となってしまい、壬氏直属の侍女をしていた水蓮の後継者のような扱いになる。
そんな目立つ壬氏の直属の下女を面白く思わない官女達が猫猫を私刑して来た。
それをアッサリとあしらって猫猫は新しい仕事に馴染んで行く。
そんな時に訃報が飛び込んでくる。
酒毒
酒を大量に煽って亡くなった浩然。
元々彼は酒豪だったので、大量に酒を飲んでも体調には関係なかった。
だけど、彼は家族を亡くした時期から辛党から甘党に変わってしまった。
それを猫猫は味覚が変わってしまって、塩味を感じない舌になってしまった。
そんな浩然を面白く思わない者が悪戯にツマミとして出ていた岩塩を大量に入れた。
だけど彼は気が付かずに飲み続けて死亡してしまった。
やった本人は殺す気が無かったとはいえ、相手は亡くなってしまった。
何とも後味の悪い結末になってしまった。
煙管
外延の東側の軍部の処にお使いに行った猫猫。
そこには事件現場を検証している李白がおり。
その現場に首を突っ込んでしまった。
そして、アッサリと粉塵爆発だと見抜く。
その実験を李白の前で行って爆発させる。
そして、猫猫は原因と思われる煙管を持ってきてしまった。
後宮教室
猫猫が妃教育の講師に指名された。
推薦人は梨花妃、玉葉妃。
梨花妃は以前、教えたからわかるが、、
玉葉妃は絶対に面白がっているw
そして、始まってみたら、、
初めて会った桜蘭妃は無反応。
里樹妃は知恵熱が出て錯乱。
鱛
魚を食べて昏睡状態になった事件。
昔、高順が捜索していた事件に類似していたらしい。
そんな問題の起こった現場の台所に猫猫を呼び、彼女に現場を見せたら魚では無く海藻に毒があったと判明。
そんな海藻の知恵を授けた者はいったい誰なんだろうか?と猫猫が考えていたら、、、
軍部からアレが現れた。。
次巻へ続く。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
十四話 外邸勤務
壬氏は、皇帝との賭けに勝つため、非常に困難な願いを叶えなければならない立場にある。皇帝の命令で「花の園を手入れする庭師」としての役割を果たすことになるが、本当に欲しいものは手に入らないと感じている。一方、猫猫は、妓女の梅梅から仕事に見合うようにと化粧品や衣類を渡され、後宮への出仕を前に準備をする。梅梅は猫猫に対して、いい旦那を見つけるよう助言する。
猫猫は後宮を出てから半月後、壬氏によって再び後宮で働くことになり、以前よりも規則が緩い条件のもとで働くことになる。猫猫は、調合道具を持っていくことをおやじに止められ、新しい生活への準備を進める。最後に、猫猫はおやじと一緒に寝床で過ごし、再び後宮での仕事に向けて心の準備をする。
猫猫は後宮ではなく外廷での勤務が決定し、高順によって新しい職場である宮殿内を案内される。
彼女の仕事は後宮での下女時代と変わらず、清掃や雑用が主であるが、試験に落ちたため、壬氏が希望していた仕事に就くことはできなかった。
外廷の官女たちからは疑問の目で見られ、時に絡まれることもあるが、猫猫は巧みに事態を収める。
十五話 毒酒
酒の飲み過ぎで死亡したとされる官僚の死因を巡り、壬氏は猫猫にその真相を探るよう依頼する。調査の結果、死因は酒ではなく、酒に大量の塩が混入されていたことが判明。この異常な量の塩が死に至らしめたと猫猫は結論付ける。死亡した官僚は、ある日から急に甘いものしか食べなくなったという過去があり、味覚が失われていた可能性があることから、塩の味を感じることができずに過剰摂取してしまったと推測される。
壬氏はこの事実にショックを受けつつも、猫猫に感謝の意を示す。
ある日、官女の一人と遭遇し、彼女が武官のお付であることや、特有の匂いを持つ布包みを持っていたことに気付く。猫猫は武官たちが多くいる東側への興味を持ちつつも、そこへの立ち入りをためらい、結局は壬氏の執務室へ戻ることに決める。
十六話 煙管
壬氏は後宮だけでなく外廷の仕事もしており、多忙な毎日を送っていた。ある日、猫猫は壬氏の執務室で反古をかき集めて焼却処分する任務を受ける。外廷へ向かう途中、高順から寒さ対策として綿入れを渡され、その綿入れが実は壬氏からのものだったことが判明する。
ごみ捨て場に向かう途中で李白と出会い、話をする中で、李白が軍部で出世していたことや、彼が緑青館に頻繁に通っていることが語られる。その後、猫猫は李白と一緒に倉庫で発生した小火の原因を探っている最中、粉塵爆発の実験を行い、李白に火事の原因が粉塵爆発であることを実演して見せる。この実験を通じて、猫猫は火事の原因が倉庫での煙草の吸い殻であった可能性を示唆する。最後に、猫猫は焼け残った煙管を見つけ、それが火事の原因に関連している可能性を考えながら、それを修理して売ることを考える。
十七話 後宮教室
後宮内の講堂前で、上級妃たちが学んでいる最中、壬氏やお付の女官たちが外で待機していた。好奇心を掻き立てられる中、なぜか講師がそばかす顔の若い女官、猫猫であることが注目されている。ある日、壬氏から猫猫に上級妃たちへの妃教育の講師をするよう命じられ、玉葉妃と梨花妃からの推薦もあって猫猫は仕方なく受け入れる。猫猫は妓楼から必要な教材を取り寄せ、上級妃たちに対して後宮における秘術について教える。
授業の内容は詳細に記されていないが、妃たちの反応は様々で、満足した様子から戸惑いや照れを見せる者までいた。授業終了後、猫猫は疲れ果てるも、報酬を楽しみにしている。
壬氏がどんな授業だったのかを尋ねると、猫猫は皇帝に感想を聞くよう返答し、具体的な授業内容は読者の想像に委ねられる。
十八話 鱠
高順が猫猫に古い事件の資料を見せ、それが最近起こったような事件について話した。猫猫はその話に興味を示し、詳細を聞く。
事件は河豚の毒によるもので、料理人は河豚を使っていないと主張しているが、似た症状で官僚が倒れたことがある。猫猫は、高順と壬氏、そして他の関係者と共に事件の調査を進める。調査の結果、毒を含む海藻が原因であることが判明し、それが南方から持ち込まれたことがわかる。猫猫は、自ら実験を行い、海藻の毒を確認するが、その過程で嘔吐剤を飲まされるなどのトラブルに見舞われる。
最終的に犯人は役人の弟であることが判明し、動機は兄への嫉妬と家族内の問題が背景にあることが明らかになる。事件解決後、猫猫は自分の役割と好奇心について考え、日常に戻る。
壬氏は仕事で忙しく、また別の人物とのやりとりに苦労していることを猫猫に話す。猫猫は壬氏の話に関心を示しながらも、自分の世界に戻っていく。
ア二メ
PV
二期【2025年放送決定!】
OP
ED
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