どんな本?
『薬屋のひとりごと』は、日向夏 氏による日本のライトノベル作品。
中世の後宮を舞台に、薬学の専門知識で事件の謎を解く少女・猫猫(マオマオ)の物語。
小説家になろうで連載されているほか、ヒーロー文庫からライトノベル版が刊行されている。
また、月刊ビッグガンガンと月刊サンデーGXでコミカライズ版が連載されており、2023年にはテレビアニメ化も決定している。
月刊サンデーGXの方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じている。
読んだ本のタイトル
#薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~(6)
著者:#日向夏 氏
作画:#倉田三ノ路 氏
キャラクター原案:#しのとうこ 氏
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あらすじ・内容
新展開! 舞台は再び「後宮」へ!!宮中で起きていた幾多の事件は、一つの大きな絵を描いていた──
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 6
真相に辿り着いた猫猫(マオマオ)は、犯人の計画を阻止すべく
祭祀が催されている祭壇へと駆ける……!!
そして、犯人とおぼしき女官・翠苓(スイレイ)が──!!
さらに猫猫に新たな指令──それは妊娠の兆候が見える
玉葉妃の様子を探るため、再び後宮で勤務するという内容で!?
超絶大ヒットノベルのコミカライズ第六弾!!
「世継ぎ」を巡り、幾多の思惑が交錯する後宮が、再び舞台に──!!
感想
中祀
危険に気が付いた猫猫が祭事をしている所に行ったが、下女が願っても入れない。
終いには殴られて拘束されそうになった時、軍部の高官の羅漢が、彼女を内部に入れろと言って猫猫は内部に入れた。
そして、目の前で蝋燭の熱で金属が溶けて天井が落ちて来た。
そして猫猫は下敷きになりそうになった人を助けたら、、
それが壬氏だった。
その後、礼部の高官2人の死亡と昏睡。
小屋のホヤ騒ぎ。
そして、細工師の死亡。
コレらの事件が全て今回の事故に繋がっていると説明する。
朝顔の女
今回の事故を企てた容疑者となった翠玲が服毒自殺をした遺体となって発見された。
彼女の遺体を検死した医官を呼び、麻酔薬に使われる曼荼羅華が入っていたかと聞くと使われていたと言う。
そして、翠玲の遺体が入っている棺桶を開けてみると別人になっていた。
それを見て蘇りの薬を翠玲が知ってると知りマニアックに笑う猫猫にドン引きする壬氏達。。
事件はこのまま有耶無耶になって終わる。
後宮ふたたび
玉葉妃が懐妊したかもしれない。
それを密かに見分けるため。
表では毒味役として猫猫は再び後宮務めに戻った。
そして医局のヤブ医者の処に通い、医局の掃除と薬の在庫を一斉に調べたりした。
そこで、ヤブ医者の実家が行ってる紙の話が出て来て、、
昔はご禁制の品にされたらしく紙を作る事ができなくなって家が傾き、姉が後宮に入り、その次にヤブ医者が後宮に務めるために宦官になったと聞く。
そして、ヤブ医者の家から紙の質が下がったとの話があり。
力仕事のために購入した牛が原因だったと判明する。
身請け作戦
突然、李白から妓女を身請けするためにはどうしたら良いのかと聞かれ、、
聞いてみると、白梅を身請けしたいと思っていたらしい。
ただ、白梅には太い客が2人おり、李白は財力的にはかなり劣る。
それで李白の有利な点は、、
鍛え抜かれた身体だった。
それを見るために猫猫は李白に服を脱がせて、肉体チェックを行っていたが、、
場所が後宮だという事を忘れていた。
そのせいで、猫猫は壬氏の前に正座させられ説明させられるハメになる。
この身請けの話の発信源が羅漢だというのが、なかなかに複雑な事情が絡んでいる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
二十三話 中祀
だが、入り口で警備をしている武官に阻まれてしまう。
そこに、冷やかな声で猫猫を支持する人物が現れ、武官たちは後退する。猫猫は、祭壇に駆け寄り、祭祀を行っている男を押し倒し、大きな柱が落下する事故を防ぐ。その過程で猫猫自身が足を負傷するが、壬氏(美しき宦官)の介入により、事態は収束に向かう。猫猫は壬氏に対し、牛黄をいただけるかと尋ねるが、その場の緊迫した状況を鑑みると、牛黄をもらうことは二の次となる。結局、猫猫は力尽きてしまい、壬氏に心配されながら意識を失う。
猫猫は壬氏の寝室で目を覚まし、事故による怪我の治療を受けていたことを知る。壬氏や高順、馬閃が集まり、猫猫は最近の事件について説明する。彼女は、一連の事件が偶然ではなく計画的なものだと推測し、特に祭具の盗難や職人一家の死に疑問を投げかける。盗まれた祭具の代わりに使われたものが、特定の職人によって作られた可能性を示唆する。
二十四話 朝顔の女
その後、猫猫は死体置き場を訪れ、翠苓という官女の死について調査する。
医官の話から、翠苓が自殺した可能性が浮上するが、猫猫は翠苓が使用した可能性のある薬に着目し、曼荼羅華と河豚毒を使った「蘇りの薬」の存在を示唆する。死体置き場での調査を通じて、翠苓が生きている可能性が示され、彼女が自分を死んだように見せかけた可能性が高まる。
猫猫は、翠苓が事件の背後にいると推測し、彼女の計画と勇気を称賛する。医官に足の傷を再度縫ってもらいつつ、猫猫は翠苓との再会を楽しみにしている様子を見せる。
壬氏は湯浴み後に酒を楽しみながら、最近続く頭痛の種について考えていた。特に、死体置き場の事件と翠苓に関する謎は深まるばかりで、その解決にはまだ時間がかかりそうだ。翠苓の棺を納品した業者について調査したが、依頼を受けた記憶がないという。翠苓の過去についても不明な点が多く、彼女の後見人が医官の師であったことがわかったが、詳しい情報は得られなかった。
高順は、壬氏の見送りを担当しており、先日の事件で壬氏を守った際の猫猫の怪我のことも心配している。また、壬氏は羅漢にも警戒を強めている。中祀の際の乱入事件や、猫猫を殴った武官に対する処罰など、壬氏の周りでは常に何かしらの事件が起きている。
後宮に新しく入った楼蘭妃は、様々な衣装を身にまとうことで皇帝の興味を引こうとするが、皇帝はそれほど乗り気ではない様子だ。一方で、壬氏と高順は、後宮における皇帝の子供の誕生を期待しているが、現状では具体的な結果には至っていない。
壬氏は、後宮の妃たちとの関係や、後宮での生活についても様々な思いを抱えている。新しい妃たちの間では競争や緊張があるものの、壬氏はその中でバランスを取りながら、後宮の平和を保っている。
壬氏は後宮の話を猫猫にしている間に、水蓮に丁寧に薄皮を剥いた蜜柑を食べていた。猫猫は仕事をしており、足の調子が完全ではないため座りながら銀食器を磨いていた。玉葉妃の月経が途絶えているという話が出たとき、それが妊娠の可能性を示唆していることに猫猫は気づいた。鈴麗公主の懐妊時に玉葉妃が毒殺未遂に遭ったこともあり、猫猫は心配している。壬氏が後宮へ行くことについて、猫猫は気にしていない様子で、水蓮から話しかけられると、仕事に集中することにした。
二十五話 後宮ふたたび
猫猫は久しぶりに後宮での生活を楽しんでおり、自分が女性だらけの環境で育ったことが、その雰囲気に合っているのかもしれないと感じている。足の怪我にも関わらず、毒見、調合、散策の日々を送っている。玉葉妃の妊娠についてはまだ確定していないが、翡翠宮では万が一の対策が進められている。皇帝には夜の行為を控えるように伝えられており、皇帝は訪問回数を減らさずに玉葉妃と楽しい時間を過ごしている。楼蘭妃については、その変わった衣装が話題となっている。後宮では相変わらずの噂話が広がっており、猫猫はその会話を聞きながら日々を過ごしている。
猫猫は医局を訪れ、そこでやぶ医者と再会する。医局では掃除が必要な状態で、猫猫は掃除を始めることに決める。掃除をしながら、やぶ医者から実家が紙を作っている話を聞く。しかし、やぶ医者の家が作る紙の質が悪く、宮中の御用達でなくなる可能性があるという手紙が届く。猫猫は紙の作り方に問題があることを指摘し、牛の唾液が紙の質を下げている可能性を示唆する。やぶ医者は猫猫の助言に気づき、対策を講じるために行動を起こす。猫猫はこの経験を通じて、自分の行動が大きな問題の解決に繋がることを実感する。
二十六話 身請け作戦
猫猫は後宮と外界をつなぐ部屋で李白と会い、妓女の身請けについて相談される。李白は特定の妓女に興味があり、身請け金について尋ねる。猫猫は身請け金の相場を説明し、李白の給金と妓女の価値を考慮しながら、李白が身請けできるかを検討する。
その過程で、猫猫は李白の身体を詳しく観察し、妓女の好みに合うかを確認するが、その様子を後宮管理官に見られてしまう。後宮管理官は猫猫に何をしていたのかと問い詰め、猫猫は相談を受けていただけだと答える。
猫猫は、李白が白鈴にとって好ましい身体を持っているかを検討していたことを説明し、李白と白鈴の関係性を考える。しかし、猫猫は壬氏に身体を見せることは白鈴にとって意味がないと結論付ける。
李白は、宮廷で美しい宦官・壬氏と遭遇し、突然の友好的な態度に戸惑う。壬氏は李白が気になる女性、白鈴の身請け金を肩代わりすると提案するが、李白は自分の力で彼女を請けることを望む。
壬氏はその決断を尊重し、今後も話をする可能性を示唆する。李白は、自分と白鈴の関係をどう進めるか考えながら、彼女への文を送ることを決意する。
貴園が猫猫に渡した木簡には、白鈴からの返事が書かれていた。白鈴はまだ現役であり、いつか迎えに来る公子様を夢見ていること、そして身請け金についても、白鈴が本当に好きな男なら、高額を要求することはなく、祝い金程度に収まることが示唆されている。猫猫は李白が順調に出世すれば、必要な金額を工面できると考え、白鈴との結びつきを強化することに注目している。文の最後には、白鈴が「あの人」が身請けの話をしていたと書いており、猫猫にはその人物が誰か明白だった。壬氏が翡翠宮を訪れ、以前の不機嫌さとは変わり、今はご機嫌な様子を見せていた。
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