どんな本?
私は元々、小説家になろうのWEB版で「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」のシリーズを読んでいました。その面白さに引き込まれ、小説版を全巻買い揃えております。
さらに漫画版も新刊が出るたびに予約して購入するほど、この作品の大ファンです。
本編の話は、修学旅行中にファンオース公国の襲撃が起こります。
その襲撃をリオンが撃退したことで彼の子爵へ出世します。
しかし、一部の貴族たちはリオンの持つルクシオンの力に危機感を抱き、彼を陥れるために公国と内通します。
結果、リオンはでっちあげの罪状で投獄されます。
公国はこの隙をついて王国を襲撃し、危機に陥った王国はリオンを総司令官に任命して反撃を開始します。
その中で、リオンの前世の妹だったマリエが逃げ出し、リビアと対峙するという展開になります。
アニメ化もしており1期は漫画版では7巻くらいまで放送済みです。
アニメ2期はこの巻含めてあと2巻くらい行くかもしれません。
小説版ではアニメ1期は2巻まで、2期は3巻を網羅すると思います。
4巻から7巻の共和国編を3期でやって欲しいな、、、
漫画版でも共和国編を読みたいです。
読んだ本のタイトル
#乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 11
著者:#潮里潤 氏
原作:#三嶋与夢 氏
キャラクター原案:#孟達 氏
あらすじ・内容
「私は君を、総司令官に任命する!」
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 11
ミレーヌや国王派の根回しにより、リオンは艦隊を総指揮することになる。
一方、転生前のリオンの妹だったと発覚したマリエは、聖女の座を奪った責任を問われ逃げ出す。
そこに追いかけて来たリビアと相対して……。
感想
修学旅行中に、ファンオース公国の襲撃が起き、生徒達の協力があったとは言え、ほぼ単独で公国軍への迎撃を成功させたリオン。
彼の活躍により、王国は一時的に安全を取り戻します。
しかし、リオンの力に一部の貴族たちは不満を抱き、彼を陥れる計画を立てます。
この計画の中心には、公国との内通をしているフランプトン侯爵たちがいます。
リオンはでっちあげの罪で獄に入れられますが、フランプトン侯爵の暗躍を知ったミレーヌや国王たちはリオンを保護下に置き。
フランプトン侯爵がファンオース公国と内通している証拠が揃い追い落とす事が確定したら。
国王はリオンを総司令官に任命します。
それに反対するフランプトン侯爵でしたが、ファンオース公国との内通の証拠を開示されて拘束されてしまいます。
反対する一派を放逐したリオン。
残った連中に「俺のために戦て死ね。代わりにこの国を救ってやる」とキメ顔しながら言います。(黒歴史)
彼の指揮のもと、王国の残存艦隊は公国に立ち向かいます。
一方、リオンの転生前の妹だったマリエは、聖女の座を奪ったことで非難を浴び、処刑されそうになってしまいます。
マリエの能力を必要としたリオンはマリエの処刑を止めて戦争へ連れて行こうとして、マリエに現状の説明をしようとしたら、、
マリエが前世の妹と判明。
このままじゃ戦争で死ぬか、聖女と偽った罪で処刑されるかのどちらしか無いと知ったマリエはその場を逃亡します。
そんな彼女を追うリビアは、突然マリエからヒロインの座を返すから、前世の兄のリオンを返せと言われるが、リオンはモノじゃないと言って突っぱねます。
全てを失ったと思ったマリエの下にカーラとカイルが迎えに来てマリエは自身を受け入れてくれる人がいると認識し、戦争の準備に入ります。
それを目の前で見せつけられたリビアは、リオンとアンジェと地位が違うため一緒に居られない事に苦しみます。
そして、公国戦の切り札となる王家の船を起動させようとするのですが、、
王家の船は”愛の試練”を突破して船に主と認められないと船にすら入れない状態でした。
そうして、集められたのは血筋的に資格のある五馬鹿とマリエ。
でも、、、
ユリウス90点-マリエ17点
ジルク89点-マリエ12点
グレック91点-マリエ22点
クリス87点-マリエ31点
ブラッド98点-マリエ9点
ブラッドが1番高いのにマリエの数値が低いwww
それを爆笑して見ていたリオンに、アンジェとリビアがリオンとの数値を測ろうと引きずって行きます。
嫌がるリオンに国王、五馬鹿、マリエまでもが加勢してリオンを試練に引きずりますが、、
先に試練の装置に乗っていたアンジェ、リビアの愛情の数値が最高値の120点を出して王家の船は入り口を開きます。
同性でもお互いに愛していれば良い。。
目の前で同性愛を見せつけられたリオンは、その場から全力で逃げ出してしまいます。
そうした騒動がありながらも、総司令官であるリオンは、残存戦力を集め公国軍本隊への反撃の準備をしていましたが、王都にファンオース公国の奇襲部隊30隻が襲って来ます。
住民の避難がまだ終わっていない王都で激しい戦いが繰り広げられ、王国を全滅させるつもりの公国軍は手当たり次第に王国民を殺して行きます。
そんな状態ですので、修学旅行の時は公国兵を1人も殺さなかったリオンでしたが、戦場は住民のいる王都での戦闘。
しかも、公国兵は王国民を虐殺するので手当たり次第に公国兵を殺して行きます。
戦争とはいえ、人殺しに苦しむリオン。
でも、自身が動かないと自国民が殺されて行きます。
それに葛藤し苦しみながらリオンは戦い。
奇襲部隊を全滅させます。
その途中で、王国の大地の下部から攻めて来た超巨人が接近して来たので、ルクシオンは迎撃と足止めのためリオンとのリンクを切って全力で攻撃します。
奇襲部隊全滅の報告を受けた公国軍本隊。
最低でもヘルトルーデと魔笛を回収したい公国は、魔装を使ったバンデルが単独で王城に突入してヘルトルーデと魔笛を取り戻すことに成功します。
ただ魔装を使ったせいでバンデルの生命はもう無く、戦闘が終わり彼が力尽きたら彼は死んでしまいます。
そんなバンデルが迎えに来て、魔装を装備している彼を見てヘルトルーデは愕然とし悲しみながらも、バンデルと共に公国軍本隊へと帰還します。
そうして、迎撃準備を整えた王国軍はついに公国軍本隊へと向かい決戦へと向かいます。
リオンにはルクシオンのサポートが最低限になっており圧倒的に不利な状態で、、
この物語の中で、リオンやマリエ、リビアたちの絆や努力が光り、彼らの勇気や愛情が多くの困難を乗り越える力となります。
また、裏切りや計略も多く描かれていますが、それを乗り越えるための友情や絆、信用の大切さが伝わってきます。
この本で特に印象に残ったのは、投獄されていたリオンが総司令官として再び表舞台に立つシーンです。
今迄は他人を犠牲にしていたフランプトン侯爵に、お前が今まで犠牲にしていた人達のようにお前が犠牲になれと言うシーンはなかなかに痛快でした。
また、王家の船での愛情を数値化するくだりは、笑える場面としてとても楽しかったです。
あの装置のコメントが、なかなかに辛辣でした。
でも、五馬鹿はマリエを諦めない、、
マリエが五馬鹿をダメにしたのか?
それとも、五馬鹿が元々ダメ人間だったのか?
でも五馬鹿は乙女ゲーの攻略対象だった経歴を考えると、、、
次の巻が待ち遠しいです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
アニメ
OP
サイレントマイノリティー(伊東歌詞太郎)ED
selfish(安月名莉子)同シリーズ
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です シリーズ
本編シリーズ
アニメ版の感想
同著者の作品
俺は星間国家の悪徳領主! シリーズ
外伝
あたしは星間国家の英雄騎士!
セブンスシリーズ
その他フィクション
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