どんな本？
元々は小説版を読もうと何度か試みたのですが、途中で挫折してしまいました。
しかし、話題に上がるたびに「面白い」との評価を耳にしていたので、興味を持っていました。
そんな時、マンガ版が発売されることを知り、再チャレンジすることにしました。
マンガは原作のストーリーがわかりやすく、キャラクターの区別もしやすく、読みやすく感じました。
そのため、本作にハマるきっかけとなりました。
読み始めたのがこの作品でした。このお話の中には、年齢を重ねることの美学や、意外な才能を秘めた人々の日常が描かれており、私自身も何か新しいことに挑戦してみたいという気持ちにさせられました。また、主人公のおっさんが自らの実力を過小評価している点や、周りの人々との関係性にも共感を覚え、読むのが楽しみになりました。
この物語は、片田舎で剣術の師範をしていたおっさん、ベリル・ガーデナントが主人公です。彼は、かつての弟子であるスレナから迷宮攻略(ダンジョンアタック)への同伴を依頼されます。ベリルは冒険者としての経験がほとんどないのですが、その依頼を受けることに。しかし、その実力を疑われ、スレナとの一騒動が起こります。ルーシーという魔法使いからも試練を受けることになり、冒険者ギルドでの挨拶の際にも実力を疑われるなど、波乱に満ちた日々を送ります。しかし、ベリルはそのすべての試練を乗り越え、スレナやルーシーとの絆を深めることとなります。物語は、ベリルがグリフォンという強大な魔物との戦いを経て、自らの実力を再確認し、周りの人々との絆を深めることで終わります。
読んだ本のタイトル
片田舎のおっさん、剣聖になる～ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件～ 2
著者:乍藤和樹 氏
原作:佐賀崎しげる 氏
イラスト:鍋島テツヒロ 氏
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あらすじ・内容
騎士団付き特別指南役おっさん剣士ベリル・ガーデナント。ブラックランク冒険者になったかつての弟子、スレナから迷宮攻略(ダンジョンアタック)への同伴を依頼される。迷宮攻略経験がほとんどゼロにも関わらず、ベリルはその依頼を受けることにした。ところが、実力に疑問を持たれそれを証明するためにスレナと戦う羽目になってしまい…!?
片田舎のおっさん、剣聖になる～ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件～ 第2巻
感想
田舎でのんびりと道場を経営していたベリル・ガーデナントは、騎士団付きの特別指南役として知られる存在であった。
彼の元に、かつての弟子であるスレナから迷宮攻略の依頼が舞い込む。
冒険者としての経験はほぼゼロのベリルだったが、彼はこの依頼を受けることを決意する。
しかし、その道のりは平坦ではなかった。
冒険者ギルドのメイゲンから実力を示してくれと言われて、ベリルはスレナとの模擬戦で実力を競う戦いに挑むこととなる。
この戦いの結果、ベリルの隠された力が明らかとなり、彼は多くの人々から注目される存在となる。
物語の中で、ベリルはフィッセルの魔法の師匠ルーシーからも突然の襲撃を受ける。
彼女の過激な挨拶のせいで、ベリルは衛兵からの追跡を受けることになる。
しかし、彼の冒険の経験や戦いの中での負傷などは読者にとって非常に魅力的であり、彼のキャラクターがどのように自身の強さを自覚するのか楽しみになります。、
また、物語の中では、ベリルの他の弟子たちや冒険者ギルドのギルドマスター、補佐のメイゲンといったキャラクターたちとの交流や戦いも描かれている。
彼らとの関わりの中で、ベリルの人間らしい一面や、彼の持つ真の実力が明らかとなっていく。
この物語は、うだつが上がらないと思われていたベリルが、実は非常に強力な剣士であったという事実を中心に、彼の内面の成長や冒険を通じての人間関係を描いている。
漫画版と小説版での情報量の違いやキャラクターの描写の違いなど、両方を楽しむことができるのもこの作品の魅力である。
結論として、片田舎のおっさんであるベリルの成長や冒険を通じての人間関係の深化を楽しむことができる本作は、多くの読者にとって魅力的な作品であると感じる。
彼の隠された実力や彼を取り巻くキャラクターたちとの関わりを楽しみながら、物語を読み進めることができる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
第六話 おっさん、魔法と闘う！
突然襲って来た炎の人形。
幾ら斬ってもダメージが入らずベリルは操者である魔術師が姿を現すように見晴らしの良い場所へ撤退。
演劇場のような場所へ相手を誘導し、その場に現れたのは金髪の少女ルーシーだった。
彼女の腕にフィッセルと同じ腕輪が嵌っていたのをルーシーはベリルへの挑発に使い戦闘に突入する。
ルーシーとの戦闘と試練
ルーシーがベリルに戦いを挑み、炎、氷、雷、水といった多彩な魔法で攻撃を仕掛けた。ベリルは剣で応戦したが、魔術師との戦闘に不慣れなため苦戦を強いられた。彼は連続攻撃に防御を余儀なくされ、魔法との戦いの難しさを痛感した。
戦闘の終了とルーシーの評価
ルーシーは最後に「とっておき」の魔法を放ったが、ベリルがこれを回避したことで満足し、戦闘を終えた。
第七話 おっさん、頼まれごとをされる！
ルーシーは自らを魔法師団の団長と名乗り、フィッセルの師匠であるベリルに興味を示し、その実力を試すために戦闘を仕掛けたと説明し戦闘音を聞きつけた者達から逃げて解散となった。
フィッセルとの出会いとポーション運び
ベリルは修練場へ向かう途中、魔法師団所属のフィッセルと出会い、彼女がポーションの入った重い荷物を運んでいる場面に遭遇した。ポーションは薬草由来のものから高価な魔法製品まで様々であり、ベリルも剣術訓練や怪我の際に頼る重要な品であった。
ルーシーの真実とアリューシアの登場
フィッセルとの会話で魔法師団長ルーシーの話題が挙がり、彼女が魔法で外見を保ち実年齢以上に若く見えることが明かされた。その後アリューシアが登場し、ルーシーの若返りの魔法や実力について言及した。二人の話から、ルーシーの能力と個性がさらに際立った。
冒険者ギルドからの要請
冒険者スレナから、冒険者ギルドがベリルを新人育成のために一時的に招きたいと要請した。ダンジョンでの戦闘や生存術を教える目的であり、彼は経験不足を理由に躊躇したものの、スレナやアリューシアの高評価により要請を承諾した。
冒険者ギルドへの道中と仲間との交流
ベリルはスレナとルーシーと共にギルドへ向かう途中、謙遜しながらも自分の役割に疑念を抱いていた。スレナは彼を励まし、ルーシーも軽妙なやり取りを交わしつつ同行した。道中の雑談を経て、一行は冒険者ギルドに到着した。
ギルドマスターとの初対面
ギルドでは白髪の老齢男性ニダスと補佐役のメイゲンが迎えた。ニダスは穏やかに挨拶したが、メイゲンはベリルの実力に疑念を抱き、スレナとルーシーの擁護を受けつつも、手合わせによる実力証明を提案した。
第八話 おっさん、スレナとガチバトル？？
スレナとの手合わせと実力の証明
訓練場でスレナとの手合わせが行われた。スレナの猛攻を冷静に捌いたベリルは、最後に木剣を寸止めで喉元に当てて勝利した。その戦いぶりは観衆の冒険者たちを驚嘆させ、彼の実力が認められる結果となった。
第九話 おっさん、迷宮攻略！！
新人冒険者との顔合わせ
メイゲンが紹介したのは、ポルタ、ニドリー、サリカッツの若い冒険者たちであった。彼らはそれぞれ緊張しながら自己紹介を済ませ、戦闘での役割が簡潔に説明された。特にサリカッツは索敵役として重要な役割を担っていた。
ダンジョンへの準備と出発
一行はアザラミアの森南部にあるダンジョンに向かうこととなり、研修のための準備を進めた。翌朝、馬車停留所で集合し、冒険者ギルドが用意した馬車に乗り込み、ダンジョンへと出発した。
ダンジョン内の探索と戦闘
洞窟内ではゴブリンとの戦闘が発生した。新人冒険者たちは緊張しながらも役割を果たし、連携してゴブリンを討伐した。ポルタの果敢な攻撃やサリカッツの機転が光り、徐々に彼らはチームとしての成長を見せ始めた。
第十話 おっさん、大ピンチ
紅いグリフォンとの遭遇
洞窟を出た直後、一行は特別討伐指定個体である紅いグリフォン「ゼノ・グレイブル」に襲われた。ポルタが負傷し、スレナとベリルが協力して救出と応戦に挑んだ。
戦闘中、ベリルの剣が折れてしまったが、その剣で「ゼノ・グレイブル」の眼を潰し。
スレナの剣を借りて「ゼノ・グレイブル」の前足を斬り飛ばした。
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