どんな本?
戦国小町苦労譚は、夾竹桃氏によるライトノベル。
農業高校で学ぶ歴史好きな女子高生が戦国の時代へとタイムスリップし、織田信長の元で仕えるという展開が特徴。
元々は「小説家になろう」での連載がスタートし、後にアース・スターノベルから書籍としても登場。
その上、コミックアース・スターでも漫画の連載されている。
このシリーズは発行部数が200万部を突破している。
この作品は、主人公の静子が現代の知識や技術を用いて戦国時代の農業や内政を改革し、信長の天下統一を助けるという物語。
静子は信長の相談役として様々な問題に対処し、信長の家臣や他のタイムスリップ者と共に信長の無茶ブリに応える。
この物語には、歴史の事実や知識が散りばめられており、読者は戦国の時代の世界観を楽しむことができる。
2016年に小説家になろうで、パクリ騒動があったらしいが、、、
利用規約違反、引用の問題だったらしい。
読んだ本のタイトル
戦国小町苦労譚 眠れる獅子 (14)
著者:沢田一 氏
原作:夾竹桃 氏
キャラクター原案:平沢下戸 氏
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あらすじ・内容
三方ヶ原の戦いまであと一年余り。
戦国小町苦労譚
迫りくる信玄の脅威に着々と策を打ち立てる静子は、新型の兵器を作り出し、信長らの前で披露することに。
また、信長主催の慰労会では、現代のとある料理を振舞う。
功績を評価された静子が信長から下賜されたのは…。
「小説家になろう」発人気時代小説コミカライズ、歴史の分岐点へと向かう第14巻!!
感想
三方ヶ原の戦いが迫る中、静子は戦の準備を着々と進めていました。
織田信長の策略は、わざとの負け戦を重ね、信玄を此方におびき出すこと。
そして、静子が持つ秘密兵器を用いて、武田軍団を壊滅を計画します。
その要になる新しい兵器、後込め式の新型銃を開発。
しかし、この銃の量産は困難を極めました。
そんな中、足満が鋼を作れる高炉用のアイテム、コークスを開発。
これにより、静子たちは武田家の脅威に立ち向かうための大きな力を手に入れました。
そんな状態で信長は静子の功績を評価し、彼女を宴に招待する。
宴の場で、静子は現代の料理”たい焼き”と”たこ焼き”をみんなに振る舞います。
そして、信長からの褒美として、貴重な刀をもらうことになります。
しかし、刀の鑑定をする過程で、静子が信長の大切な刀を言い当ててしまい、結果として3口の刀をもらうことになります。
一方で、武田信玄は静子のことを不気味に感じ、彼女についての情報を集め始めます。
しかし、静子の情報はなかなか集まらず、彼女はまるでブラックボックスのよう。
上杉も同じように静子の情報を集めようとしますが、家臣の与六(直江兼続)が静子を調べるため静子の元にやって来ます。
あれ?直江兼続って糸目なの?
静子の日常では、信長との駆け引きや、上杉からの将来の名武将との交流など、微笑ましい出来事がたくさん。
しかし、その裏では戦への準備が進行していく。
この巻では、戦前のさまざまな下準備や出来事が中心となり、それがこの作品の魅力となっております。
戦の準備や策略、駆け引きの部分が非常に面白く、一気に読み進めてしまいました。
静子がどのようにして歴史を改変していくのか、その過程が楽しめる一冊となっております。
本作の中で、特に気に入ったシーンは、静子が信長の前で新型兵器を披露する場面です。
短時間で射撃が出来て、命中率も高い新型銃を見て信長が脂汗を流しているのが印象的でした。
その兵器の高度な技術と静子の緻密な計画が見事に描かれており、読み進めるのが楽しかったです。
また、静子が現代の料理を振舞うシーンは、時代背景とのギャップが面白く、ほっこりとした気持ちになり。
私自身、たい焼き、たこ焼きが好きなので、そのシーンは特に共感しました。
一方で、静子が特定の刀を鑑定するシーンでは、彼女の深い知識と洞察力が垣間見え、感心させられましたが、、
よく覚えてるよな、、
さすが歴女!
最後までお読み頂きありがとうございます。
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戦国小町苦労譚 シリーズ
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