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どんな本?
物語の概要
ジャンルはコメディ×ファンタジー。本作は、陰で暗躍することに憧れる主人公が、意図せずして本物の陰謀を暴きながら世界を救っていく物語である。本巻では、新たな敵勢力との激突や「シャドウガーデン」の拡大が描かれ、さらに深まる陰謀の裏側が明かされていく。
主要キャラクター
• シド・カゲノー(シャドウ):物語の中心人物で、表向きは平凡な青年だが、実は影の組織「シャドウガーデン」を率いる。自己満足を追求する中で周囲を巻き込み、結果として世界を動かす存在となる。
• アルファ:シャドウガーデンの創設メンバーでリーダー格。冷静な判断力と圧倒的な戦闘力を持つ。
• ベータ:情報収集や記録を担当する有能なメンバー。主人公を心から崇拝している。
• ガンマ:組織の財政を管理する経済担当者。天然な一面もありつつ、驚異的な資金運用力を発揮する。
物語の特徴
本作の魅力は、主人公の「自分だけが楽しむ」という視点から始まるストーリーが、結果的に大規模な事件へと発展していくところにある。シリアスとユーモアの絶妙なバランスや、緻密に構築された世界観が読者を魅了する。また、「シャドウガーデン」のメンバーそれぞれの個性が物語をより一層引き立てている。
出版情報
• 出版社:KADOKAWA
• 発売日:2024年11月20日
• 関連展開:アニメ化、スピンオフ漫画の連載中。電子書籍版も同時発売予定。
読んだ本のタイトル
陰の実力者になりたくて! (14)
漫画 坂野 杏梨 氏
原作 逢沢 大介 氏
キャラクター原案 東西 氏
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あらすじ・内容
「過去を断ち切るには、いい夜だ」。在りし日の宿縁の果てには――。
異世界に転生し、あらゆる物事に陰から介入し
実力を示す「陰の実力者」設定をエンジョイしているシド。
前世で暮らしていた日本に飛ばされるが…「漆黒の騎士」として、魔獣ブルートゥルを倒す。
そして計画が整い、西野アカネを取り巻く日本での闘いが――。
重度の勘違いと比類なき強さで無双する、克服の第14巻!
感想
残響編の終焉と新章への布石
本巻は、残響編(日本編)の終結と共に異世界での新たな物語への扉を開く内容であった。
シドの前世の世界である日本への帰還は独特の展開を見せ、漆黒の騎士としての活躍が物語の核となっている。
最初の騎士、西野アカネとの対決は、彼女の内なる葛藤と過去を背負った戦いが描かれ、アカネの感情の暴走が非常に印象的であった。
それをアッサリと倒してしまうシド(ミノル)は、大混乱している元の世界に執着を見せずにサッサと今住む世界へ帰還してしまう。
あの後、滅びたんだろうな…
キャラクターの魅力と絡み合う物語
シド(ミノル)と同行していたベータがアカネを異世界へ連れ帰るシーンは、シリアスな場面なのにベータの胡散臭い日本語とがコミカルにしながらも、デジカメ、ノートパソコン等を盗み、最後に生体サンプルとしてアカネを連れ帰るのだが、ベータそれ犯罪だよ?
滅ぶ世界から彼女を助けたと思ったら良いのだろうか?
此処で、小説版の4巻が終わり5巻が始まる。
元の世界へ戻り、学園でのクレアの行方不明、中二病的な行動や、シドの誤解による騒動がユーモラスに描かれており、作品全体に程よい軽快さを与えている。
クレア本人は、右手に取り憑いてるアウロラと会話しているのだが、それが側から見ると中二病的な行動にシドには見えてしまっていた。
姉が行方不明なのに、過去にも似たような事があり、腹減ったら帰って来るだろうくらいの軽い扱いにシドの家族への執着の無さが際立つ。
反面、主人であるシドの家族としてシャドーガーデンが全力でサポートしているので安心しているのかもしれない。
その後、教団の罠から脱出し天井から降ってくるという衝撃的な登場を果たすクレアの帰還は、笑いと驚きの両方を提供する重要なシーンであった。
いや、その前のヒョロとジャガの醜態が良かったのだろうか?
シャドウガーデンの個性豊かな面々
シャドウガーデンのメンバーたちは本巻でも多彩な魅力を放っている。
ゼータがシドのために採ってきたアジを巡り、盗み食いをしたデルタ(犬)と、それにブチギレたゼータ(猫)の犬猫のような喧嘩や、イプシロンの無意識な悩殺ポーズをとるシーンは、作品のテンポを崩さずに笑いを引き出していた。
また、ベータの冷静かつ機転の効いた行動(盗難、拉致)や、ゼータの隠密能力が際立っていた。
シドの部屋でマーキングするシーンは飼い猫そのものだったが…
新たな伏線と未来への期待
本巻では、残響編の締めくくりだけでなく、新たな伏線も数多く張られていた。
アカネが異世界でどのような存在になるのか、そしてクレアが抱える未知の力(アウロラ)が物語にどう影響するのかが興味深く。
さらに、シドの計画が徐々に進行し、シャドウとしての活躍が今後でどう描かれるのか、期待を大きく膨らませる構成となっていた。
笑いと緊張感の絶妙な融合
『陰の実力者になりたくて! (14)』は、アクションとコメディが巧みに融合し、物語を一層楽しませてくれる内容であった。
キャラクター同士の複雑な関係性が絡み合いながらもテンポ良く展開し、読む者を飽きさせない工夫が光る。
次巻への期待を抱かせる終わり方が印象的であり、本シリーズのさらなる展開を楽しみである。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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同シリーズ
陰の実力者になりたくて! シリーズ
漫画版
小説版
その他フィクション
陰の実力者になりたくて グッズ
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備忘録
episode.54
地下道を走る女性が、頻繁に後ろを確認しながら生首を抱えていた。
彼女は地下道の端にある大きなキャリーバッグの前で立ち止まり、懐中電灯を取り出してバッグを開けた。中には西野アカネという少女が眠っていた。
女性はアカネに対し、彼女の行為が原因で現在の状況があると語りかけ、生首を置いた後、注射器を取り出した。
その時、少年ミノルが登場し、彼女が犯人であることを指摘する。
女性は医師のユウカであり、ミノルを殺すよう指示したことを認めた。
彼女は冴島も殺したことを淡々と告白し、理由は彼が内通者であったからと説明した。ユウカは「同盟」のスパイであり、彼女の本当の目的は復讐であった。
彼女はかつてアルカディアで暮らしており、夫と共に覚醒者の研究をしていたが、夫は「はじまりの騎士」の暴走により亡くなった。
彼女は西野アキラと「はじまりの騎士」を追い、アカネが「はじまりの騎士」であることを明かした。
ユウカはアカネに体液を注入し、その結果アカネは覚醒し、黄金の魔力を放った。
アカネはユウカの心臓を貫き、ユウカは復讐を果たしたと笑いながら息絶えた。
アカネは自らの行為に悲痛な叫びを上げ、黄金の粒子が拡散し、周囲を爆発させた。
西野アカネは、自身の右腕でユウカを貫いた感触と、その崩れ落ちる姿を痛感していた。
かつての記憶が蘇り、街を破壊し、人々を殺した経験を思い出した。
彼女の魔力は制御不能となり、金色の魔力が爆発し、周囲を破壊した。
黒髪の少年は巻き込まれ消え、瓦礫の上に立つ漆黒の騎士が現れた。
漆黒の騎士は過去を断ち切る夜だと告げ、アカネに戦いを挑んだ。
彼女は黄金の魔力を放ち、騎士を貫いたが、それは残像であった。
振り返ると、騎士は無傷で立っており、アカネの四肢は黒い鎖に拘束されていた。
彼女は騎士の強力な魔力に圧倒され、自らの終わりを悟った。
青紫の光に包まれる中で、彼女は懐かしい声を聞き、意識を失った。
ベータは瓦礫の隙間から、青紫の魔力で癒やされるアカネの様子を観察していた。
彼女は右手にデジタルカメラ、左手にシャドウの戦記を執筆しながら、主の姿を撮影していた。
ベータはカメラと戦記を片づけ、主に準備が整ったことを告げた。
シャドウは計画が終わったと確認し、ベータは瓦礫から回収した生首を取り出した。
ベータは生首を壁に投げつけ黒い穴が発生した。
主に褒められた彼女は感動し、すぐに黒い穴に飛び込むよう促された。
ベータは袋を背負っていたが、穴が小さく袋ごと通るのは難しかった。(犯罪です)
彼女は袋の中身を取り出し、持ち帰れそうなものを選んでいると、地面に倒れている少女に気づいた。
ベータは少女を持ち帰ることを決意した。(犯罪です)
彼女は小さな道具とデジタルカメラを回収し、黒い袋を穴の中に押し込み、自身も飛び込んでいった。
episode.55
アルファは、シャドウが帰還したとの報告をミツゴシデラックスホテルの社長室で受けた。
シャドウが『黒キ薔薇』に飲み込まれた直後、アルファはオリアナ王国に急行し、事後処理を指揮していた。
隣で作業していたイプシロンが驚いて立ち上がったが、アルファは冷静に彼女を落ち着かせた。
アルファはシャドウの帰還を予期しており、その術を持っていることを確信していた。
シャドウは現在、ミドガル王国に向かっているとの報告があった。
ウィクトーリアによれば、ゼータがシャドウの側に付いているが、いつ戻ってきたかは不明である。
アルファはゼータの優秀さを認めつつも、報告が少ないことにため息をついた。
次に、ベータが興味深いものを持ち帰ったとの報告があり、ベータが水着姿で現れ。
ベータは電子機器等の報告をし、さらに異世界生命体を一体連れ帰ったと報告。
ベータはその生命体の世話をすると報告した。
アカネは白い部屋で目覚めた。
体調も心も非常に落ち着いており、久々に良い目覚めであった。
部屋を見回すと、大学の研究室のように見えたが、設備が非常に原始的であった。
壁には見慣れない言語で文字が書かれており、アカネはそれを読めなかった。
自分が犯した罪、死を覚悟した瞬間、最後に包まれた優しい光と彼の声を思い出したアカネは、落ち着いた心でそのすべてを受け入れた。
アカネは、アルカディアの人々やユウカに対して謝罪した。
自分の心の弱さが被害を拡大させたと感じており、過去を受け止める強さがなかったことを認めた。
しかし、今ならそれを受け止められると思った。
彼の声を聴いたアカネは、彼が生きていることを確信し、一筋の涙を流した。
彼が生きているなら、自分も強くなれると信じた。
アカネは、殺してしまった人たちよりも多くの人を助けたいと誓い、彼女の周囲には黄金の粒子が漂った。
(小説5巻)
ミドガル魔剣士学園の三学期始業式が終わり、シドは仲間たちと再会した。
シドの冬休みはオリアナ王国での王位継承戦と日本帰還で事件が多く発生し、楽しいイベントが盛り沢山だった。しかし、彼の不在で友人たちはシドの姉によって厳しく問い詰められることになった。
その間、ローズ元会長がオリアナ王国の女王になり、彼女が悪の道に堕ちたという風説が広まっていた。
この事実は、シドが裏で影響力を行使していたこととは誰も知らない。
さらに、学園では生徒が行方不明になる事件が発生し、陰謀論が流れていた。
その後、ヒョロ、ジャガ、シドは試験のことを話し合い。
シドは試験がある事をすっかり忘れていた事を思い出す。
その後、試験勉強をしていたシドの前に漆黒のボディスーツを着た猫の獣人が現れ。
彼にアジをおみやげとして渡した。
その後、シドのベットにマーキングし。
二人はディアボロス教団の動きや右腕の復活などの進展について話し合い、未来を見極めることにした。
クレア・カゲノーは女子寮の自室で頰を膨らませ、シドとの約束違反に憤っている。
彼女は鋼の首輪を弄りながら、次にシドを帰省に引きずっていくと決心している。
しかし、首輪を落とした際に、右手が疼き始める。
これは以前、魔法陣が刻まれた日から時折起こる症状である。
彼女は資料を引き出しから取り出し、自身の右手に刻まれた魔法陣がディアボロスのものと酷似していることを発見する。
その後、部屋が割れて新たな世界が現れ、不思議な白い霧が漂う。
クレアは襲撃者を撃退するが、その襲撃者は突如消滅する。
彼女は廊下に出ても誰もいないことに気づく。
アウロラと名乗る声が彼女に逃げるように言うが、クレアは反抗的であった。
アウロラはクレアを守るために魔法陣を刻んだと説明し、クレアが守られていることを強調する。
クレアはそれを否定し、自らの意志で行動することを望む。
最後に、アウロラはこの空間からの脱出方法を教えるが、クレアは不服と不快感を抱えながら進むことを決める。
ある日、教室に銀色の髪の少女、アレクシアが現れる。
彼女の登場により、クラスの注目がシドに集まる。
アレクシアはシドに用があると述べ、授業開始間際に彼を教室から連れ出す。
ヒョロとジャガはそれを許し、シドはアレクシアに連行されていく。
連行された先は女子寮で、そこはシドの姉、クレアの部屋であることが明かされる。
アレクシアはクレアが朝食の時間に現れなかったと説明し、シドに姉の行方について尋ねるが、シドには心当たりがない。
彼は姉が子供の頃から度々行方不明になることがあり、そのたびに自ら戻って来たと思い出す。
episode.56
アレクシアはクレアが誘拐された可能性を示唆し、室内で発見された魔封の効果がある首輪を証拠として提示する。
その後、彼女は机の上の資料を調べ、それが厨二病関連のノートであることをシドは見抜く。
シドはそれについて黙秘するが、アレクシアは疑いを持つ。
最終的に、アレクシアはクレアの行動を理解しようと努めるが、シドはその試みに無関心を示し、授業に戻ることを選ぶ。
放課後にもかかわらず姉が戻らなかったため、シドは寮の裏庭でアジを焼きながら時間を過ごしていた。
そのとき、デルタが現れ、自らの活躍を報告し、雪の中で見つけた宝石をシドに渡す。
その褒美にと、待てが出来ないワンコはシドが焼いていたアジを食べてしまう。
アジは本来ゼータがシドへのお土産として用意していたものであった。
これを知ったゼータは、デルタに対して怒りを露わにし、犬猫の喧嘩が勃発した。
最終的に、シドはその場を離れ、デルタとゼータは喧嘩を続けながら去っていった。
この騒ぎにより、シドは警備の兵たちが近づいてくる気配を感じ、様子を伺うことにした。
アレクシアは学園の裏庭で警備兵たちとともに騒動の現場に急いでいた。
彼らは強力な魔力の痕跡と戦いの跡を発見し、慌てていた。
警備兵たちはアレクシアに応援を待つよう進言したが、彼女はそれを無視して現場に急いだ。
現場には血の跡が残っており、それを追いながらアレクシアは学園で起きている連続行方不明事件の可能性を疑った。
その時、シャドウが現れ、彼女たちの前で消えた。
彼はアレクシアの剣で彼女を脅し、アレクシアの問いに対し、「裏と表、陰と陽──表の人間が関わるべきではない世界が存在する」と述べた後、消え去った。
アレクシアは彼が去った後、気絶した警備兵たちを見て力の差を痛感した。
episode.57
次の日、学園は前夜の事件で騒然としていた。
生徒たちは様々な推測をしており、事件の背後には何か大きな動機があるのではないかと噂されていた。
昼休み、主人公はヒョロとジャガとともに学食で並んでいた。
彼らは金銭的な制約から日替わり定食を選択していたが、ニーナ先輩によって贅沢なランチを奢られることになった。
ニーナ先輩は彼らの学校生活で重要な存在であり、彼女の態度は自由奔放であった。
彼らはウィンドウサイドの席を確保し、ニーナ先輩とともに食事を楽しんだ。
会話の中で、ニーナ先輩は学業成績が良くないこと、そしてクレアが首席になる可能性があることを話した。
彼女はまた、クレアの行方不明に関しても言及し、進展があればシドに知らせると約束した。
さらにテーブルの下にゼータが現れて、シドのご飯を分けてもらいながらクレアの事を報告。
教団は次の行動を計画していることが示唆され、彼らがゼータの監視下にあることが明らかになった。
クレアは教室で白い霧に包まれており、人の気配はなかった。
彼女とアウロラの間で、元の世界に戻るための隙間を広げる作業について会話が交わされる。
この際、クレアは不快感を示しながらもアウロラの指示に従う。
突如、血まみれの半透明の人の腕がクレアの足を掴む。
これは亡霊であり、クレアはそれを力ずくで撃退する。
アウロラは封印が弱まっていることを指摘し、クレアはさらに現れる亡霊を撃退する。
その後、黒いローブを着た男が現れ、クレアに攻撃を仕掛ける。
戦いの中で、クレアは突如現れた赤い触手を使って男を撃退する。
この力に自らも驚くが、アウロラはそれがクレア自身の潜在能力であることを示唆する。
突然、ゼータと名乗る獣人の少女が現れ、黒い霧を使って男を弾き飛ばす。
ゼータはクレアを保護し、元の世界に戻るための割れ目に彼女を投げ込む。
クレアはその世界へと消え去り、ゼータは黒い霧と共に消える。
この一連の出来事は、クレアの未知の力や、彼女を取り巻く複雑な力関係を示しており、その背後にはより大きな計画が進行中であることが示唆される。
答案用紙にペンが走る音だけが教室に響いていた。
学年末テストに向けての小テストが増え、特別課題が課されるため、シドはカンニングに頼っていたが、今回はカンニングの対象であるアイザック君が欠席しているため、赤点の危機に直面していた。周囲に頼れる人物がおらず、自力で試験に挑むか、高等技能を用いて移動するかを考えていた。
突然、クラスメイトのヒョロとジャガがカンニングをしているところを教師に見つかり、特別課題を課された。
このため、シドのリスクも高まり、教師の警戒が強まる。
しかし、シドは魔力を練り上げて高速で動くトレーニングを決意する。
その瞬間、クラスの注目を集める形で姉のクレアが教師の上に突如落下し、混乱が起こる。クレアは特別な力があると主張し、教師を踏みつけながら立ち上がるが、間違ったクラスにいることに気づき、素早く退出する。
この騒動のおかげで、シドは注意が逸れた隙にカンニングを行い、赤点を回避することに成功する
クレアは生徒指導室を出た後、小さなため息をつきながら、誰もいない廊下を歩いていた。
学年主任からのお説教が一時間に及び、彼女は疲労感を隠せなかった。
シドのクラスでの出来事について誰にも説明できず、不可解な出来事について話すことができないと嘆いていた。
その時、彼女は自身が危険に晒されていることを感じ、自ら調査を決意した。
災厄の魔女アウロラについて言及すると、その場に少女が現れた。
彼女はミドガル王国の王女アレクシアで、クレアと会話を始めた。
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