漫画【シャンフロ】「シャングリラ・フロンティア (12)」感想・ネタバレ

漫画【シャンフロ】「シャングリラ・フロンティア (12)」感想・ネタバレ

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どんな本?

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』は、原作が硬梨菜 氏、漫画が不二涼介 氏の作品。
この作品は、「クソゲー」をこよなく愛する男・陽務楽郎が主人公。
彼が次に挑むゲームは、総プレイヤー数3000万人の「神ゲー」と呼ばれている『シャングリラ・フロンティア』。

物語は、仲間が集まり、世界が広がり、そして「宿敵」との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていくという展開になっている。
この作品は、最強のクソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚と評されている。

また、この作品は第47回講談社漫画賞「少年部門」を受賞し、週刊少年マガジン読者アンケートで史上初の四冠を達成している。
これらの事からも、その人気と評価の高さが伺える。

この作品は、【小説家になろう】で読んだ事があったのだが、当時はハマる事が出来ず読むのを止めていた。
アニメ化したことを知り、小説の書籍化せず漫画としていきなり商業デビューしていた事を知り全巻購入し、アニメを見ながら此方に書いてみる。

読んだ本のタイトル

シャングリラ・フロンティア (12) ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~
著者:不二涼介 氏
原作:硬梨菜  氏

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あらすじ・内容

第47回「講談社漫画賞」少年部門受賞!「小説家になろう」の超人気作が待望のコミカライズ!
“クソゲー”をこよなく愛する男・陽務楽郎。彼が次に挑んだのは、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった!
集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!!
最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕!!

七つの最強種「深淵のクターニッド」討伐を目指すサンラクは、辿り着いた深海都市でクターニッドの能力を知る。世界の理を乱し、変質させてしまう“力”。深淵に君臨する超越者を攻略できるのか!? そして現実では、慧の誘いに乗り“GGC”へ向かう楽郎! シャンフロの“血”を継ぐ新たな舞台で、プロゲーマーの“一等星””を迎え撃て!

シャングリラ・フロンティア(12) ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~

感想

クターニッド編とGH:C編の二刀流となる本巻。

クターニッド編
フェアクソのアレなみにクソガキな船長、スチューデの船に乗り半魚人とバトルをしていたらクターニッドに襲われて反転した世界に入れられる。
そこで理性ある半魚人、アラバと出会い行動を共にする。

そして、エムルとスチューデを回収しエルムのやらかしを処理しながら他のプレイヤーとも合流。ただ、レイ氏とだけ逸れたままになる。

そして、この反転した世界での事を調べて行くと、壊れた建物が自動的に修繕されていくのを見て、この都市そのものがクターニッドの力の中だと判明する。

GH:C編(3人組の物語)
カッツォの要請でGGCに参加する事となったサンラク。

リアルでは初めて会う2人に対してどういう顔して会うか戸惑ってもいたサンラクは、何をトチ狂ったのかペンシルゴンこと天音永遠が会いに来たらゲーム特典で手に入れたガスマスクを被って出て来たら。

永遠は近くの従業員に助けを求めようとしたらしい。(小説家になろうだと)
その後はサンラクのあまりな行動に大爆笑。
その後、マスクを外す機会を逸してカッツォの前でもそのままでいるようになった。
ホテルに泊まる時や、ゲームに参加する時に個人情報はカッツォの会社に申請してるのにコレってのが面白い。

夏目氏のマウンティングは跳ね返してしまう、それが対戦相手のエース、シルヴィアのスタイルと似ていると判明する。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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フィクション(novel)あいうえお順

備忘録

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106話 ハンテンするセカイ、コトワリすらも

サンラクは、謎の半魚人アラバと共に半魚人たちから逃れ、屋根の上に避難した。アラバはサンラクを鳥人族と勘違いするが、サンラクは自分が人間であることを説明する。二人は逃げる途中で人魚に遭遇し、アラバが人魚を「人の上半身に擬態した魚」として警戒する。サンラクは人魚がモンスターであることを確認し、空中にいる人魚に攻撃を仕掛ける。

戦闘中、アラバが人魚を倒し、二人は何とか危機を乗り越える。サンラクはアラバから、この場所が「深淵盟都ルルイアス」という反転都市であり、クターニッドの力で全てが「反転」されていることを聞かされる。空気があるはずのない場所で呼吸できることや、都市が海底にありながら逆さまの世界が広がっていることに驚きつつも、サンラクはクターニッドの力に不安を感じる。

107話 リミットリミット・マーチ

サンラクは、現在進行中のユニークシナリオEX「深淵のクターニッド」において、情報を収集する必要があると判断した。彼は、敵の特徴やシナリオの詳細を把握し、攻略に役立てるために情報を求めて動き始める。

この都市の建物は、視覚と聴覚に依存する敵から隠れることで安全なセーブゾーンとして機能することが分かった。サンラクは、仲間であるアラバからこのエリアに関する情報を聞き出し、以下の事実を確認した。

  1. アラバは理性的な魚人族「マーマーン」であり、半魚人や人魚とは異なる種族である。
  2. 半魚人や人魚はクターニッドの力で変質した存在であり、敵として襲いかかってくる。
  3. 四つの塔と一つの城があり、塔には「封将」と呼ばれるボスが存在する。
  4. クターニッドは、この都市をひっくり返して「反転」させる力を持ち、ゲームのボスとして君臨している。
  5. クターニッドを倒すことは難しく、特定の条件を満たすことでシナリオをクリアできる可能性がある。

サンラクは、セーブポイントを確保した後、仲間を探し出すとともに、アラバの武器を見つけるために特攻を決意する。

サンラクは、廃都を駆け抜け、半魚人の大群を引き連れて大騒ぎを起こしていた。彼は人魚の歌によるデバフを受けない特殊な状況にあり、無駄な戦闘を避けつつ、目立つ行動を取って仲間を探していた。

サンラクは、無限に湧いてくる半魚人や人魚と戦うのは無駄であり、このシナリオでは「隠れて進む」ことが基本だと悟る。しかし、彼はあえてヘイトを集めることで、誰かに自分の存在を気づかせようと試みる。

その結果、遠くから「ザンラグザァァァァン」という応えが返ってきた。彼の作戦が成功し、誰かがサンラクの呼びかけに応じたのである。

108話 だって水棲だもの 龍王魚編

サンラクは、敵のヘイトを引きつけて騒音を立てることで、他のプレイヤーやNPCに自分の存在を知らせる作戦を実行していた。目的は、追ってくる半魚人や人魚を囮にして、エムルや他の仲間を見つけることだった。しかし、エムルが「ランダムエンカウンター」という魔法を使ったことで、レベル125の巨大なアルクトゥス・レガレクスが召喚され、状況がさらに悪化する。

サンラクはエムルとスチューデを助け、彼らを連れて逃げるために加速スキルを駆使して暴走特急から逃げ切ることに成功する。
アラバという別のNPCと彼らを紹介し合い。そして、さらにルストとシークルゥ合流しする。セーブポイントを確保しているサンラクはセーブポイントの情報をルストに伝え。
囮となりアルクトゥス・レガレクスの前に立ち塞がる。
囮となるサンラクはスチューデに「未知を楽しむ開拓者魂」を持っていると語り、未知の世界での挑戦を楽しむ姿勢を示した。

109話 いざ龍魚3枚おろし

水中での動作が制約されるアルクトゥス・レガレクスに対して、地上で自由に動けるサンラクには有利な状況が生まれていた。そのため、戦闘は予想以上に容易で有利に戦闘を継続出来た。

一方、秋津茜とモルドが合流し轟音の鳴ってる箇所に向かう。
ただ、サイガ‐0はログアウトしてしまう。

110話 轟音と破壊をビーコンに

サンラクはアルクトゥス・レガレクスが持つタフネスが想像よりも低かったのか、討伐出来てしまった。

討伐後、アイテムを得た彼は喜びを感じつつも、この街の復元力に驚かされる。
先ほどの戦闘で破壊されたはずの街並みが、瞬きの間に完全に元通りに戻っていたのだ。これは、システムリセットのような力を持つクターニッドの仕業であると理解し、サンラクはクターニッドに対して勝てるのか不安を抱くのだった。

戦闘後、他のプレイヤーたちと合流したが、EXシナリオの制限時間内に全員が攻略に参加できるわけではないという問題が浮上した。
特に、サイガ-0(レイ氏)と合流できなかったことが心配される。
プレイヤーたちはスケジュールの調整が必要となり、各自の都合で攻略に参加することになった。

111話 そして旅狼は海から摩天楼へ

サンラクはSNSの使い方に不慣れで、他のプレイヤーたちと連絡を取るために新しくアカウントを作成した。彼は秋津茜が作成したルームに入室し、情報を確認する。リニアが目的地に到着し、サンラクは地図を頼りに高級ホテル「グランドスプリーム」へ向かう。そこでプロゲーマーである魚臣 慧(カッツォ)の指示に従い、「サンラクです」と名乗れば通してもらえるとのことだが、彼はその豪華さに圧倒されながらも決心を固めてホテルに入る決意をする。
サンラクは高級ホテルの一室に案内され、その豪華さと丁寧な対応に驚いていた。部屋には最新型のフルダイブシステムが設置されており、サンラクはその設備に興味を持ちつつも、プロゲーマーであるカッツォが自分に対してこんなにも手厚い対応をしてくることに不安を感じていた。

その後、部屋に訪れたのはプロゲーマーではなく、スーパーカリスマモデルである天音 永遠だった。彼女はサンラクを驚かせようとしたが、サンラクがガスマスクを装着していたため、彼女を驚かせてしまい、サンラクは急いで天音が従業員に助けを呼ばないように対応する必要があった。

彼女はサンラクがガスマスクを着けている姿を見て大爆笑する。サンラクはガスマスクを持ってきた理由を説明するが、天音からは「存在そのものがギャグ」と評される。

その後、サンラクは天音と軽く会話しながら、プロゲーマーの魚臣 慧(オイカッツォ)を待つ。オイカッツォがもう一人のチームメイトと共に現れ、サンラクと再会する。オイカッツォもガスマスク姿のサンラクを見て笑いながら、彼に感謝の意を伝えた。

112話 流星雨の一等星

サンラクとペンシルゴンは、プロゲーマーのオイカッツォからGGCでアメリカのプロゲーマーチーム「スターレイン」と対戦するために呼ばれた。カッツォはサンラクの実力を「自分相手に勝率四割」と評し、夏目 恵という新しいメンバーにも紹介する。夏目はその実力に驚愕するが、カッツォはさらに、スターレインのメンバーの紹介を進める。その中には全米最強とされるプロゲーマー、シルヴィア・ゴールドバーグも含まれており、対戦の厳しさが明らかになる。

シルヴィア・ゴールドバーグはアメリカの格ゲー界で最強と称されるプロゲーマーであり、彼女がトーナメントでノーダメージパーフェクトで勝ち進んだ伝説的なデビューを果たして以来、その地位を不動のものとしている。サンラクたちは、彼女が所属するプロゲーマーチーム「スターレイン」との対戦に向けて準備を進めることになる。

オイカッツォは、サンラクたちに彼女らがアドバンテージを持つ理由を説明する。それは新作ゲーム「ギャラクシア・ヒーローズ:カオス」が、シャングリラ・フロンティアの技術を利用しており、日本人であるサンラクたちはその技術に既に慣れている点で有利だということだ。このアドバンテージを活かし、全米最強のシルヴィア・ゴールドバーグに勝つ作戦を立てることが、サンラクたちの目標となる。

113話 混沌たる街に正義と悪は駆け巡る

サンラクたちは、シルヴィア・ゴールドバーグという全米最強の格ゲープレイヤーに挑むための作戦を練っていた。カッツォによれば、シルヴィアの戦闘スタイルはサンラクのそれに似た高機動アタッカーであり、彼女の使用キャラ「ミーティアス」をどう攻略するかが鍵となる。

チーム戦でシルヴィアがどの順番で出てくるかを予測する中、サンラクたちは自分たちがシルヴィア以外の三人をどう対処するかを考え、最終的にカッツォとの対戦に全力を注ぐという戦略を取ることに決めた。

また、カッツォは「ギャラクシア・ヒーローズ:カオス」がシャングリラ・フロンティアの技術を利用していることから、サンラクたちがその技術に慣れている点がアドバンテージになると説明する。彼らはホテル内で対戦できる環境を利用し、夜10時からログインして実際に対戦を試みることを決めた。

サンラクは、この対戦を通じて夏目氏との交流を深め、チームとしての連携を強化することを目指している。

サンラクはギャラクシア・ヒーローズ:カオスを起動し、トレーニングモードでキャラクターを選びつつ試しにプレイを進めることにした。彼はシャンフロの技術が使われていることを確認し、違和感なく操作できるキャラクターをいくつか候補に挙げた。

その候補は、「ランゾウ」「カースドプリズン」「ミーティアス」「ティンクルピクシー」「PSYボーグ・ロード」の五体であった。各キャラクターの特徴を理解しつつ、どれを本番で使うかを検討していたが、オンラインに接続するとすぐに「Nu2meg」というプレイヤーとマッチングする。この名前から、彼が対戦する相手が夏目氏であることを悟り、キャラクター選択の重要性に悩むこととなる。

114話 キャラゲーとはすなわち

「ギャラクシア・ヒーローズ:カオス」というゲームは、単純な格闘ゲームの枠を超え、シミュレーションゲーム的な要素を持つ作品である。プレイヤーは広大なバトルフィールド「ケイオースシティ」で戦うが、勝利条件は対戦相手をノックアウトするだけではなく、ランダムで設置される「ケイオースキューブ」を獲得することも含まれる。

プレイヤーは「ヒロイックゲージ」や「ヴィラニックゲージ」を溜める必要があり、それに応じて行動することでキューブを回収できる。ヒーローとヴィランはそれぞれ異なる手段でゲージを溜め、戦いに挑む。また、ヴィランは準備時間を活かして罠を仕掛けたり強化したりできるが、ヒーローはNPCの協力を得ることで優位に立つことが可能である。

このゲームの本質は、単なる戦闘ではなく、いかにしてゲージを溜め、キューブを回収するかという戦略が求められるシミュレーションゲームであることが明らかになった。

ギャラクシア・ヒーローズは、プレイヤーがヒーローやヴィランとしての体験を追求することを目的としたゲームである。シャンフロの技術を活用して、プレイヤーは従来の格ゲーの枠を超え、キャラクターとして舞台「ケイオースシティ」でロールプレイングを行うことが求められる。対戦相手を倒すことや「ケイオースキューブ」を獲得することが勝利条件であり、単なる戦闘だけでなく、キャラクターとしての行動や戦略が重要である。

サンラクはこのゲームで、キャラクターの特性や戦略を理解し、特に対戦相手である夏目のプレイスタイルを見抜きながら戦いを進める。夏目は相手のリズムを崩して自分のペースに持ち込むタイプのプレイヤーであるが、サンラクはそのリズムを乱すことで攻略する戦略を見出した。

このように、ギャラクシア・ヒーローズでは、プレイヤーの戦略とロールプレイングが鍵となる。サンラクは夏目との対戦で、リズムを崩すことで勝利の道を見出し、ゲームの本質に迫っていく。

115話 木枯らし渦巻き混沌を混ぜる

魚臣 慧は、サンラクと対戦した夏目 恵に感想を尋ね、彼女が予想外の動きや煽りに戸惑い敗北したことを知る。慧は、サンラクが多彩な戦術を持ち、その奇抜な思考回路によって対戦相手を混乱させることができるプレイヤーであると評価する。しかし、その戦術は安定せず、慧のような熟練者にとっては手の内を把握すれば容易に勝てる相手でもある。

一方、天音 永遠(ペンシルゴン)については、サンラク以上に「邪悪」で計画的なプレイヤーと称し、自由度を与えると手強い存在になると述べている。サンラクの自由な発想とペンシルゴンの計画性が、スターレインとの対戦でどのように作用するかに興味を抱いている。

サンラクとペンシルゴンは、ギャラクシア・ヒーローズで対戦中、互いの戦術のえげつなさに驚きつつも、ペンシルゴンの悪辣な戦法に対してサンラクが嘆く場面が描かれている。サンラクは、ビルを使って大量のNPCを巻き込むペンシルゴンのやり方に驚愕し、感想を述べ合う中で、このゲームが「対民衆シミュレーションゲーム」や「箱庭タワーオフェンス」の要素を持つと認識している。

その後、カッツォがサンラクに一試合を提案し、サンラクは「ミーティアス」というキャラクターを使用することを依頼される。カッツォはシルヴィア・ゴールドバーグの進化を想定しつつ、サンラクのプレイスタイルに対抗しようとしている様子がうかがえる。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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