どんな本?
『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』は、原作が硬梨菜 氏、漫画が不二涼介 氏の作品。
この作品は、「クソゲー」をこよなく愛する男・陽務楽郎が主人公。
彼が次に挑むゲームは、総プレイヤー数3000万人の「神ゲー」と呼ばれている『シャングリラ・フロンティア』。
物語は、仲間が集まり、世界が広がり、そして「宿敵」との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていくという展開になっている。
この作品は、最強のクソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚と評されている。
また、この作品は第47回講談社漫画賞「少年部門」を受賞し、週刊少年マガジン読者アンケートで史上初の四冠を達成している。
これらの事からも、その人気と評価の高さが伺える。
この作品は、【小説家になろう】で読んだ事があったのだが、当時はハマる事が出来ず読むのを止めていた。
アニメ化したことを知り、小説の書籍化せず漫画としていきなり商業デビューしていた事を知り全巻購入し、アニメを見ながら此方に書いてみる。
読んだ本のタイトル
シャングリラ・フロンティア (16) ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~
著者:不二涼介 氏
原作:硬梨菜 氏
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あらすじ・内容
第47回「講談社漫画賞」少年部門受賞!「小説家になろう」の超人気作が待望のコミカライズ!
“クソゲー”をこよなく愛する男・陽務楽郎。彼が次に挑んだのは、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった!
集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!!
最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕!!
“GGC”で全米王者のシルヴィと対戦する楽郎(サンラク)! 両者拮抗する第3ラウンドは、超必殺技(ウルト)を決めた者が勝つギリギリの戦いへ! 蒼の流星と緋の凶星、天に輝く星はただ一つ。勝利を手にするのはどちらか!?
シャングリラ・フロンティア(16) ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~
感想
サンラクと全米王者シルヴィアとの激闘が描かれた本巻は、まさにクライマックスにふさわしい展開であった。サンラクが無名のアマチュアとしてシルヴィアと互角に戦い、最後は引き分けに終わるという結果に多くの読者が驚いたであろう。ゲームの中での熱い戦いだけでなく、サンラクの持つ根性が強く印象に残った。
サンラクの戦いが終わり、次にカッツォとシルヴィアの対戦が始まるが、こちらもまた一筋縄ではいかない展開である。
ケイオースキューブを巡る戦術や、シルヴィアを惑わせる複雑な戦略が繰り広げられ、普通の格ゲーとは一線を画す戦いが展開された。
また、シルヴィアがカッツォとの戦いで見せる圧倒的な力と、彼女のタフネスさが物語の緊張感を一層高めていた。
サンラクとの対戦で見せた彼女の強さが再び発揮され、カッツォの挑戦にどう立ち向かうかが次巻の大きな見どころになりそうだと思われる。
さらに、サンラクがシルヴィアと戦う中で見せた彼の才能が次の物語への期待を高めてくれる。
サンラクの戦いは終わったが、まだ物語は続く。
次巻では、シャンフロの世界に戻り、サンラクが新たな挑戦に挑む姿が描かれることに期待。
シルヴィアがシャンフロに参加する可能性もありそうなので、今後の展開がますます楽しみである。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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同シリーズ
その他フィクション
アニメ
PV
OP
ED
シャンフロ劇場
備忘録
146話 義気凛然のブレイカー:デッドウェイト
シルヴィアのミーティアスは圧倒的な速さで攻撃を仕掛けるが、サンラクはその攻撃を回避しつつ、反撃を繰り返す。二人の戦いは熾烈を極め、体力が削られる中、サンラクは最後まで勝利を目指して奮闘する。彼はミーティアスの動きを読んで反撃のタイミングを見計らい、戦いを逆転させようとする決意を示している。
147話 意気軒高のアウトレイジ:ハイライト
サンラクはミーティアスの素早い攻撃に対抗しつつ、超必殺技を使うタイミングを慎重に見極めていた。
ミーティアスとの激戦が繰り広げられる中、NPCの少女の声が突然サンラクの耳に届く。その瞬間、サンラクは意識が一瞬それたが、すぐに状況を把握し、防御行動を取ることを決意する。ミーティアスの強力な技「ミーティア・ストライク」が迫る中、サンラクはプロペラソードを盾として使用し、攻撃を防ぐことに成功した。背後には幼いNPC少女がカースドプリズンに守られ、へたり込んでいるが、サンラクは少女を安心させ、母親のもとへ逃がすことに成功する。
その後、サンラクはミーティアスに対し「脱獄プリズンブレイク」と呼ばれる超必殺技を発動する。カースドプリズンは漆黒の鎧を脱ぎ捨て、緋色に輝く姿に変わり、短い時間ながらもミーティアスを凌駕する力を手に入れる。両者は最後の激突に挑み、蒼の流星と緋の凶星がぶつかり合う、クライマックスが迫る。
148話 暴虎馮河のフォビドゥンスター:オーバーヒート
一方、魚臣慧は遅れて会場に戻り、サンラクの対戦が進行中であることを知る。彼は状況を把握し、サンラクがキレた結果、激しい戦いが繰り広げられていることを察する。サンラクの高笑いが響く中、彼はシルヴィアに対して激情を持って挑んでいる。
鎧を脱ぎ捨てたことで体が軽くなり、驚異的な速さでミーティアスを圧倒する。ミーティアスはなんとか防御を続けるが、サンラクの攻撃が次第にミーティアスを追い詰めていく。
サンラクは相手の隙を突き、強烈な回し蹴りを繰り出し勝利を確信する。しかし、ミーティアスは絶体絶命の状況でも「プロゲーマー」としての本能を発揮し、最後まで諦めずに戦い続ける。サンラクとミーティアスの戦いは、互いに一瞬の隙を狙う激しい攻防戦となる。
149話 エンスト・ロスタイムファンタジスタ
最後の一撃としてお互いが強力な蹴りを繰り出し、互いに致命的なダメージを与え合う。その結果、双方の体力がゼロとなり、視界が暗転する。サンラクが意識を失う瞬間、ミーティアスも力尽きて倒れ、戦いは「ダブルノックアウト」という結果に終わる。この結末に、サンラクは何が起こるのかと疑問を抱きつつも、戦いは両者が相打ちとなった。
サンラクが激戦後にログアウトする場面が描かれている。彼は4ラウンド目が始まるかと思っていたが、ログアウトして休憩を取ることになる。激戦の結果、互いに疲労困憊し、一旦休息が必要と判断されたようだ。サンラクはカッツォからカフェイン飲料を受け取り、再び元気を取り戻すが、次のラウンドに向けての準備が進む中、カッツォとの軽い会話が交わされる。
サンラクは、コスプレ用のヘルメットをいじっている最中、ふとした魔が差してエナジードリンクを取り出し、飲むことにする。ヘルメットを光らせながらエナジードリンクを飲むサンラクの姿に、周囲のシルヴィアや他のメンバーが思わず吹き出してしまい、場が和む。
彼はこの行動を「売り上げへの貢献」として軽くジョークを交えつつ楽しんでいた。
150話 悪の足掻き
サンラクとシルヴィア・ゴールドバーグの戦いの後、サンラクはカッツォ(魚臣 慧)から、シルヴィアに勝つのは難しいという現実を認識する。シルヴィアの最大の強みは、戦いが長引くほどに増すタフネスであり、そのため、サンラクがシルヴィアに勝つことはほぼ不可能だと悟る。シルヴィアは、どれだけの激戦でもパフォーマンスが落ちないため、彼女に対抗するには圧倒的な力が必要である。
サンラクは激戦を終えて疲労困憊しているが、カッツォからの支援で再び気力を取り戻し、エクストララウンドに挑むことを決意する。このラウンドでは、ゲージの上昇量が二倍になり、新たなNPCも登場するという過酷な条件が設定されている。サンラクは戦いの準備を整え、シルヴィアに対して「ただで負けるつもりはない」と決意を新たにする。
151話 堂々終劇のミドルリリーフ:フィニッシュホールド
サンラクは「炸裂リアクティブ・脱獄プリズンブレイク」を発動し、ミーティアスを奇襲する。そして、落下ダメージがゼロであるゲームの仕様を利用し、ミーティアスに対してプロレス技を繰り出すという大胆な戦術に出る。空中での激しい攻防の末、サンラクは高所からの落下攻撃でミーティアスに大ダメージを与えたものの、ミーティアスは体力をわずかに残し、先に立ち上がった。サンラクは、追い詰められた状況で最後の一手として隠していた初期装備を使用し、強力な攻撃を仕掛ける。
「初期位置」と呼ばれるこの攻撃は、ガトリングガンやショットガンを使い、最後の抵抗を試みるものだった。ミーティアスとの激しい衝突の末、サンラクは大爆発を引き起こし、戦いを締めくくる。
この結果、サンラクは敗北したものの、次の対戦がカッツォとシルヴィアのマッチングに繋がり、彼自身もある意味で満足感を得ることとなった。
152話 アンカーへバトンを全力投球
サンラクとカッツォ(魚臣 慧)たちが、シルヴィア・ゴールドバーグとの戦いを終えた後の会話が描かれている。サンラクは戦いの結果として、仲間たちと焼き肉か寿司かをめぐって冗談を交わしつつ、シルヴィアとの対戦を回顧する。シルヴィアは消耗を感じさせず、戦いを楽しんでいたが、サンラクたちは次のラウンドでカッツォがシルヴィアと戦うことになると宣言する。
シルヴィアはサンラクの冗談に軽く応じながら、カッツォとの対戦に期待を寄せる。シルバージャンパーというキャラクターを使用するカッツォは、シルヴィアに対して「シンプルだが使いこなせば強力なキャラクター」で勝利を狙う。
153話 結実に至る道
彼は戦いの中で、ケイオースキューブという重要なアイテムを確保し、シルヴィアを倒す計画を立てていた。
シルヴィアがケイの狙いをキューブの確保だと推測し、行動を起こそうとした瞬間、シルバージャンパーが突然のタックルでシルヴィアを攻撃し、地面に転がせる。ケイは、シルヴィアを混乱させるために嘘と真実を織り交ぜた戦術を使用し、さらに巨大な肉塊がビルの壁を破壊して現れ、二人の間に割り込む。戦いはコロシアムのような規律のある場から、混沌とした状況に変わり、シルヴィアは新たな局面にどう対処するかを問われることになる。
154話 その影を追い、今それを越える
カッツォがシルヴィア・ゴールドバーグに挑む際、彼は巧妙な戦略を用いて彼女を惑わせる。まず、カッツォは「キューブの確保」か「ミーティアスの打倒」のどちらを狙っているかという二択をシルヴィアに提示する。この疑念がシルヴィアの心に生まれた瞬間、カッツォは次にNPCヴィランとプレイヤーの三つ巴の状況でどう動くかを問う。これにより、シルヴィアはさらなる選択肢に迷いを生じさせられる。
カッツォの狙いは、シルヴィアの思考を複雑にし、彼女の判断を鈍らせることにある。この戦術は、以前の戦いでも使用されたもので、シルヴィアにとっては厄介なものとなっている。カッツォとその仲間たちは、最初からキューブの確保を念頭に置かず、シルヴィアを混乱させることを主目的として行動している。
このような複雑な選択肢を次々とシルヴィアに突きつけることで、彼女の脳筋的な思考回路が試される。最終的に、シルヴィアがこの困難な状況をどう打破するかが問われる局面となる。
最終的にシルヴィアは、ケイとシルバージャンパーの動きに惑わされ、自分だけが敵を倒すことに集中してしまう。その結果、シルヴィアはケイが仕掛けた罠にかかり、巨大なヴィランの攻撃によって打ち倒される。
この戦いを通じて、ケイはシルヴィアに対して、単なる格闘ゲームではなく、より複雑な戦略が求められるこのゲームの本質を見せつけた。ヒーローだけでなく、ヴィランの苦難や因果も体感することが、このゲームの醍醐味であると示された。
155話 Start your hero time!
シルヴィア・ゴールドバーグがラウンドを取られた後、ケイがラウンドを取ったことに対してサンラクたちは喜びを感じつつも、次のラウンドがさらに厳しい戦いになることを予感する。ケイの策略は、従来の格闘ゲームとは異なる複雑な戦術であり、それを成功させるのは非常に困難だった。
シルヴィアは次のラウンドでブチ切れスイッチが入り、圧倒的な力でケイと肉達磨を瞬く間に倒す。しかし、この激しいブーストによる疲労がシルヴィアに蓄積し、次のラウンドにおいてはケイにとってチャンスが訪れる。サンラクたちはシルヴィアの疲労を見抜き、カッツォが勝つための絶好の機会と捉える。
ケイは、シルヴィアに勝利しようと決意し、次のラウンドに挑む。彼は勝利を確信しないが、この瞬間には負ける気がしないと感じていた。
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