どんな本?
『シャングリラ・フロンティア』は、硬梨菜によるオンライン小説で、VRゲームを舞台にしたSFファンタジー作品である。主人公・陽務楽郎は、数多のクソゲーをクリアしてきた“クソゲーハンター”であり、次に挑むのは総プレイヤー数3000万人を誇る“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』である。仲間との出会いや広がる世界、そして“宿敵”との対峙が、彼と全てのプレイヤーの運命を変えていく物語である。
主要キャラクター
- 陽務楽郎(サンラク):高校二年生のクソゲーハンター。数年間クソゲー以外のゲームをプレイしないほどの重度のクソゲーマニアである。
- 斎賀玲(サイガ-0):サンラクの友人であり、ゲーム内では「サイガ-0」として活躍する。
- 天音永遠(アーサー・ペンシルゴン):サンラクのクソゲー仲間であり、ゲーム内では「アーサー・ペンシルゴン」として知られる。
- 魚臣慧(オイカッツォ):サンラクの悪友であり、ゲーム内では「オイカッツォ」として活動する。
物語の特徴
本作は、VRゲームを舞台にしたSFファンタジーであり、主人公がクソゲーから神ゲーへと挑戦する過程で、仲間との絆や成長、そしてゲーム内外での冒険が描かれる。特に、ゲーム内の緻密な世界観やバトル描写、キャラクター間の関係性が魅力であり、読者を引き込む要素となっている。
出版情報
- 出版社:講談社
- 発売日:2025年2月17日
- 特装版:硬梨菜氏書き下ろし小説「時にはこんな失敗も」を収録した32ページの豪華上製本付き特装版が同時発売される。
読んだ本のタイトル
シャングリラ・フロンティア (21)〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜
著者:不二涼介 氏
原作:硬梨菜 氏
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あらすじ・内容
第47回「講談社漫画賞」少年部門受賞!「小説家になろう」の超人気作が待望のコミカライズ!
“クソゲー”をこよなく愛する男・陽務楽郎。彼が次に挑んだのは、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった!
集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!!
最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕!!
“七つの最強種”深淵のクターニッド戦、決着の時! 最終形態に移行したクターニッドに挑むサンラクたちは、サイガー0の「アルマゲドン」を切り札として勝負をかける! 闘争こそが命の本質、なればこそ、この輝きは深淵に座す神へと届くだろう。
感想
クターニッドの戦術の巧妙さ
WEB版とは異なる展開であり、クターニッドの戦闘スキルとギミックの複雑さが際立っていた。
レイ氏の「アルマゲドン」が決まったかに見えたが、クターニッドの防御策によって完全な決着とはならなかった。
最終的にサンラクは青龍を装備し、クターニッドの額の宝石を砕くことで勝利を掴んだ。
ルストは青龍を見て大興奮し、サンラクに嫉妬w
クターニッドは本当に最弱なのか?
戦闘の長さやギミックの厄介さを考えると、クターニッドが最弱とは信じがたい。
攻略の鍵は事前準備にあったのかもしれない。
総力戦となった今回の戦いは非常に盛り上がり、討伐の報酬が気になるところである。
ラストの数ページを読んで「墓守りのウェザエモン」戦を思い出した。
七つの最強種とは何なのか、徐々にその全貌が見えつつある。
次巻への期待
クターニッド討伐後の展開が気になる。
ウェザエモン戦やクターニッド戦のように、絞り出すような戦いの先に何が待っているのか。
次巻の展開を楽しみにしたい。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
196話 倶に天を戴いて 其の二十四
サンラクの機動力とクターニッドの戦術
サンラクは機動力に特化した戦闘スタイルを駆使し、クターニッドの攻撃を回避しながら戦いを続けた。クターニッドは、宝珠を用いたプレイスタイルのコピーという戦術を持っていたが、それは強力であるものの応用力に欠けていた。そのため、サンラクたちは攻撃パターンを学習し、攻略に活かしていた。
197話 倶に天を戴いて 其の二十五
宝石の破壊とクターニッドの策略
サンラクたちはクターニッドの宝石を破壊することで大ダメージを与えることに成功したが、それはクターニッドの策略であった。壊した宝石と繋がっている者の武器が封印されるという効果が発動し、今回はアラバの大剣が使用不能となった。さらに、宝石が失われた箇所には黒い蛸足が生え、新たな攻撃手段が加わったことで戦況は悪化した。
クターニッドの狡猾さ
クターニッドの目的は、宝石を破壊させることで武器の被りを解消し、黒い蛸足を増やすことで戦闘を有利に進めることだった。自身の攻撃がクターニッドに誘導されていたことを悟ったルストは、その狡猾さに対し、負けん気を強める。
198話 倶に天を戴いて 其の二十六
ルストの独断と連携不足
ロボットの登場しないシャンフロに興味が薄かったルストが、本気を出した。彼はモルドにバフをかけさせながらクターニッドを狙い撃ったが、サンラクやレイ氏との連携が取れておらず、ダメージは思うように通らなかった。さらにフレンドリーファイアも発生し、一時的に混乱が生じた。しかし、サンラクとレイ氏がカバーに入り、ルストが狙っていた壁への縫い付けを成功させた。
199話 倶に天を戴いて 其の二十七
アルマゲドンの準備と秋津茜の決死の行動
ルストの攻撃でクターニッドを壁に固定し、一気に畳み掛けようとしたが、その間にレイ氏が「アルマゲドン」の準備を進めていた。仕込みはあと一回で完了する状態となったが、クターニッドの黒い蛸足が増え、レイ氏へのヘイトが集中。クターニッドはレイ氏を狙い、大ダメージを与えた。
レイ氏は回復を試みたが、備蓄のポーションが尽きてしまい、これ以上のダメージを受けるわけにはいかなくなった。そのため、サンラクが避けタンクを務めようとしたが、クターニッド相手では容易にいかなかった。そこで、自身の無力感に苛まれていた秋津茜が捨て身で行動し、黒い蛸足2本を封じることに成功した。
決定打とクターニッドの怯み
この隙にレイ氏が「アルマゲドン」の最後の一撃を叩き込もうとしたが、秋津茜がクターニッドの額の宝石に触れたことでクターニッドが怯んだ。その間に27秒の詠唱に入る。サンラクたちはクターニッドの宝石を狙って攻撃を続け、サンラクは「超過機構イクシードチャージ」を発動させた。
200話 倶に天を戴いて 其の二十八
「超過機構イクシードチャージ」の発動
サンラクは煌蠍の籠手に蓄積された月光のエネルギーを活かし、「超過機構イクシードチャージ」を発動。クターニッドの攻撃が迫る中、ルストの援護を受けながら巧みに回避し、防御に徹していた大剣に「超排撃リジェクト」を叩き込んだ。
「アルマゲドン」とクターニッドの防御
レイ氏の「アルマゲドン」が放たれ、白と黒の螺旋がクターニッドへと激突。しかし、クターニッドはレイ氏の宝石を攻撃に当て、レイ氏の剣を封じ込めることで「アルマゲドン」を強制終了させ、ダメージを軽減した。結果として致命打には至らず、クターニッドは最終形態へと移行し、7本の黒い蛸足を持つ姿となった。
201話 倶に天を戴いて 其の二十九
「アルマゲドン」の反動と最終決戦への準備
「アルマゲドン」の反動により、レイ氏は大幅に弱体化し、スキル使用が不可となった。さらに、サンラク以外のメンバーも武器が封印され、回復もできず戦闘から離脱。サンラクは規格外戦術機「青龍」を出すためにストレイジへ一時的に退避した。
レイ氏の強化策と魔術媒体の投入
レイ氏は「マジックスクロール」を大量投入し、スキル封印の代わりに膨大なバフを獲得。高額な資金を投じたこの手段により、再び戦線に立つことが可能となった。
202話 倶に天を戴いて 其の三十
クターニッド戦の激化とサンラクの復帰
膨大なバフを受けたレイ氏は互角の戦いを繰り広げたが、HPが残り20となり、メンバーの大半は戦闘不能状態だった。そんな中、スチューデが突貫するも、クターニッドに跳ね返される。しかし、その時間稼ぎにより、青龍を装備したサンラクが復帰した。
203話 倶に天を戴いて 其の三十一
「青龍」の発動と機動戦の開始
サンラクは戦術機龍「青龍」と合体し、特殊強化装甲【昇滝】を装着。青龍の能力により壁や天井を駆け上がる能力を得て、驚異的な機動力を発揮しながらクターニッドへ接近した。
204話 倶に天を戴いて 其の三十二
空中戦と最終攻撃
サンラクはクターニッドを圧倒するも、煌蠍の籠手が限界に達し、武器を変更。双銃型カストル&ポルクスを放ち、さらに大砲型レグルスで追撃するが、クターニッドは防御を固めて耐えた。
装備限界時間が過ぎ装備を外したサンラクは、双弦月を装備して青龍に掴まりクターニッドへ最後の攻撃をする。
205話 倶に天を戴いて 其の三十三
クターニッド撃破と戦いの終焉
青龍に投擲されたサンラクはクターニッドへ接近し攻撃を仕掛けたが、クターニッドは最後の宝石を盾にして封印を試みた。しかし、サンラクは頭突きでクターニッドの額の宝石を砕き、「食いしばり」でHP1を維持して戦闘を終えた。封印が解除され、サンラクたちは総攻撃を仕掛け、クターニッドは敗北。サンラクたちの研鑽を讃えながら、静かに散っていった。
同シリーズ
シャングリラ・フロンティア





















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