どんな本？
『シャングリラ・フロンティア～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～』は、原作が硬梨菜 氏、漫画が不二涼介 氏の作品。
この作品は、「クソゲー」をこよなく愛する男・陽務楽郎が主人公。
彼が次に挑むゲームは、総プレイヤー数3000万人の「神ゲー」と呼ばれている『シャングリラ・フロンティア』。
物語は、仲間が集まり、世界が広がり、そして「宿敵」との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていくという展開になっている。
この作品は、最強のクソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚と評されている。
また、この作品は第47回講談社漫画賞「少年部門」を受賞し、週刊少年マガジン読者アンケートで史上初の四冠を達成している。
これらの事からも、その人気と評価の高さが伺える。
この作品は、【小説家になろう】で読んだ事があったのだが、当時はハマる事が出来ず読むのを止めていた。
アニメ化したことを知り、小説の書籍化せず漫画としていきなり商業デビューしていた事を知り全巻購入し、アニメを見ながら此方に書いてみる。
読んだ本のタイトル
シャングリラ・フロンティア（3） ～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～
著者:#不二涼介 氏
原作:#硬梨菜 氏
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あらすじ・内容
第47回「講談社漫画賞」少年部門受賞！「小説家になろう」の超人気作が待望のコミカライズ！
“クソゲー”をこよなく愛する男・陽務楽郎。彼が次に挑んだのは、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった！
集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく！！
最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕！！
プレイヤーキラー達の猛攻をくぐり抜け、ユニークシナリオ「兎の国からの招待」で強敵との十連戦に挑むサンラク。一方、クソゲー仲間のペンシルゴンは、ある企みにサンラクを誘う。それはプレイヤー数3千万人を誇る『シャングリラ・フロンティア』において未だ誰も倒したことのない“七つの最強種”を討つというものであった！ 神ゲーの伝説に名を刻むべく結集するクソゲーマー達。ゲーム×ファンタジー冒険譚の第3巻、開幕！
感想
遂にあの3人組がシャンフロに牙を剥く。
運営は胃薬のストックは大丈夫か？
サンラクは「兎の国からの招待」というユニークシナリオをクリアし、新たに発生したシナリオに戸惑いながらも、ペンシルゴンの誘いで「墓守のウェザエモン」討伐に挑む決意を固めた。強敵との戦いに備え、レベリングや装備の強化を行い、戦闘のたびに成長し、新たなスキルや武器を手に入れていった。
PKプレイヤーのペンシルゴン、クソゲーマーのサンラク、そしてプロゲーマーのオイカッツォが共に挑む緊張感と、彼らの掛け合いが魅力的であった。彼らは戦闘やクエストを通じて関係を深めつつも、常に背中を気にしなければならない状況に緊張感があった。
サンラクが「墓守のウェザエモン」に挑むまでの過程は、彼の成長と決意が感じられる展開であり、特に新たな仲間との出会いや装備の強化が物語を盛り上げた。また、ペンシルゴンやオイカッツォとのチームプレイも見どころであり、三人が一丸となって挑む姿がこの話の魅力となっていた。
全体的に、本巻は神ゲーの中でも理不尽に強いユニークモンスターへ挑むサンラクたちの挑戦に期待が高まる。それを調べ上げたペンシルゴンの労力は、もし阿修羅会の人たちに向けられたものだとすれば、外道すぎるとも言える。一癖も二癖もある3人が協力して未踏の強敵に挑む姿は、プレイヤーとしての成長と友情（？）の物語を描いており、飽きさせない内容と展開であった。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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同シリーズ
その他フィクション
アニメ
PV
OP
ED
シャンフロ劇場
備忘録
第16話 300リミット狂想曲、勝算を抱え逃げる者（アニメ 8話）
サンラクは、魔法を失った木乃伊ヤシ「妄執の樹魔ルーザーズ・ウッズ」との戦いに挑んでいた。最初は手強い敵であったが、次第に戦術を工夫し、スピード特化の戦い方で優位に立つようになった。最終的には、ヴァッシュが巨大な刀で木乃伊ヤシを真っ二つにし、敵はポリゴンとなって消滅した。
その後、サンラクは「ラビッツの名誉国民」に認定され、ユニークシナリオ「兎の国からの招待」をクリアした。さらに、アクセサリを失う代わりにNPC「魔術兎エムル」が正式にパーティに加入し、新たなユニークシナリオ「致命兎叙事詩」が開始された。情報が一度に多く押し寄せ、サンラクは戸惑いながらもレベルアップを進めていた。
彼女は、かつて楽しんでいたゲーム「シャングリラ・フロンティア」に飽き始めていたが、特定の強敵を倒すための計画を立て、その実現に向けて動いていた。かつて仲間たちが熱心にプレイしていた頃、彼女もプレイヤーキラー（PK）クランに属していたが、デメリットが追加されたことでクランのメンバーは離れ、現在は雑魚ばかりが残っていた。
彼女は、この状況に不満を抱きながらも、次の満月までに強敵を倒すために仲間二人の協力を得ようとしていた。失敗すれば引退も考えるほど真剣であり、全てを賭けてこの挑戦に挑む覚悟を固めていた。月を見上げながら、彼女はその決意を再確認していた。
此岸より愛を込めて花束を
第17話 宙を駆けるは壁画のアレ（アニメ 8話）
サンラクは「ラビッツ名誉国民」の称号を得てラビッツエリアに滞在可能となったが、このエリアには冒険や開拓の要素が少なく、次の行動に迷っていた。新たに発生したユニークシナリオ「致命兎叙事詩」は推奨レベルが高く、すぐに挑戦するのは難しいと判断し、後回しにすることに決めた。
エムルとの会話で、見た目を隠す装備について相談したところ、エムルの弟ピーツが祭祀用の布を持っていることがわかり、それを使用することにした。サンラクは自分の見た目が怪しまれたことに不安を感じていたが、エムルに励まされ、街を出た後に変装を解くつもりでいた。
次に進むエリアを選ぶ際に三つの選択肢があったが、サンラクは最もリスクの少ない「千紫万紅の樹海窟」を選んだ。このエリアはダンジョン型マップであり、他のプレイヤーに見つかりにくいという理由があった。サンラクは祭衣・打倒者の長頭巾というユニークな装備を用い、目立ちながらも正体を隠す作戦を実行した。この装備は全身を隠せるが、戦闘では不利な効果があり、主に街中での変装用として使用されていた。
サンラクはフェイクルートを利用して敵の目を欺き、本命のルートで千紫万紅の樹海窟へ向かう計画を立てた。ペンシルゴンの教えを活かし、嘘や真実を巧妙に使い分けながら進んでいった。エムルもその作戦に従った。
サンラクがサードレマで変装し、街中を駆け抜けた情報は瞬く間にプレイヤーたちに広がった。混乱する情報の中で、彼が神代の鐵遺跡へ向かうと信じたPKたちは先回りしようとした。しかし、サイガ-0は追いかけるだけではサンラクに追いつけないと考え、次のエリアに続く道で待ち構えることにした。そして、サイガ-0はサンラクの前に現れ、二人は対峙することとなった。
サンラクはサイガ-0に見破られ、動揺していた。完璧だと思っていた陽動作戦も失敗し、彼は驚愕した。サイガ-0はサンラクの動きを完全に見抜いており、どう対処すべきか悩んでいた。しかし、サイガ-0は戦闘を挑むのではなく、フレンド申請を送るという予想外の行動に出た。この意外な展開に、サンラクはさらに困惑し、サイガ-0の意図を測りかねていた。
第18話 華やかなる樹の海（アニメ 9話）
サイガ-0は戦闘を挑むのではなく、攻略を手伝いたいと申し出たが、サンラクはこの提案を断った。サイガ-0はその場をすぐに離れたが、その真意は不明であった。サンラクは無事にサードレマを離脱することに成功したが、最後にサイガ-0が女性であることに気づき、彼女がネナベ（ネット上で男性を演じる女性）であることを確認した。
フレンドリストに「サンラク」の名前が表示された瞬間、サイガ-0は喜びを爆発させた。サードレマのプレイヤーたちは、その日、非常に上機嫌な鎧騎士の姿を目撃していたという。
サンラクは、千紫万紅の樹海窟での冒険を進める中で、さまざまなモンスターとの戦闘を繰り広げた。洞窟内は幻想的な光景で彩られており、サンラクとエムルはその中で珍しいアイテムを手に入れながら、モンスターを次々と倒していった。
特に、エンパイアビー・ワーカーという蜂型のモンスターとの戦闘では、サンラクの技術が光った。巧みなスキルとテクニックを駆使して次々と敵を撃破し、無事に戦闘を乗り切った。戦闘後、サンラクとエムルはドロップアイテムを回収しながら、次の冒険へと気持ちを切り替えた。
サンラクは戦いの中で成長しつつ、エムルとの掛け合いを楽しみながら、今後の冒険に向けて準備を整えていた。
第19話 大義名分は有効活用（アニメ 9話）
サンラクは「樹海」というステージを好んでいた。逃げ隠れに適していると考えていたが、背後から直線的に追ってくるカブトクワガタには驚きを隠せなかった。このモンスターが執拗に追いかけてくる理由を考え、インベントリ内の蜜が狙われていると推測した。しかし、アイテムを投げてヘイトを外すのではなく、意地でも逃げ切ることを決意した。
逃走中、サンラクはエンパイアビー・ワーカーを追いかけて蜂の巣にたどり着き、そこにカブトクワガタを誘導する作戦を実行した。結果として、カブトクワガタと蜂たちが戦いを始め、サンラクはその混乱に乗じてアイテムを拾う「ハイエナプレイ」を考えた。
サンラクは、カブトクワガタとエンパイアビー・ナイツの戦いを観察していた。戦いの結果に応じて三つのプランを用意していたが、最終的にカブトクワガタが勝利し、その隙を突いてドロップアイテムを回収した。
カブトクワガタはエンパイアビー・クイーンとの戦いで致命傷を負い、サンラクはその弱った状態を見逃さずにトドメを刺した。クアッドビートルから貴重な素材を入手し、大量のアイテムを手に入れることに成功したが、エンパイアビーの犠牲には目をそらしつつ、「生き残った者が正義」という考えをエムルに伝えた。
次に、サンラクはこのエリアのボスであるクラウンスパイダーに挑むことを決意した。
サンラクはボスエリア直前で他のプレイヤーたちがボスに挑戦している様子を見守った。三人の剣士たちはクラウンスパイダーと戦っていたが、遠距離攻撃手段に乏しく、次第に追い詰められていった。最終的に、彼らはクラウンスパイダーの攻撃により全滅した。
サンラクは彼らの戦いを観察し、ボスの特性を把握した上で、自分の挑戦に向けて準備を整えることにした。そして、次に進む前にレベリングを行うことを決意した。
第20話 鳥面vs道化蜘蛛 （アニメ 9話）
ボス「クラウンスパイダー」と対峙したサンラクは、まずクラウンスパイダーの動きを観察し、糸を使った戦法というギミックを見抜いた。その後、糸を巧みに利用してクラウンスパイダーを何度も地面に叩き落とし、徐々にボスの体力を削っていった。
クラウンスパイダーが満身創痍となると、サンラクはスライドムーブやクイックスピン、一艘跳びを駆使してボスの背後に回り、致命の包丁ヴォーパルチョッパーで止めを刺した。この戦闘は、サンラクにとってノーダメージでのクリアとなった。
第21話 やろうぜ、墓あらし（アニメ 10話）
サンラクは「シャングリラ・フロンティア」から一時的にログアウトし、別のゲーム「ユナイト・ラウンズ」にログインしていた。彼はレイピア使いのキャラクターを操作し、道中で他のプレイヤーを倒しつつ、ファランクス伯爵の邸宅で仲間と待ち合わせをしていた。
到着後、鉛筆戦士とカッツォタタキという二人のプレイヤーと再会し、会話が始まった。鉛筆戦士はサンラクとカッツォに対し、「ユニークモンスター『墓守のウェザエモン』の討伐を三人でやらないか」という提案をした。この提案に対し、サンラクとカッツォタタキは最初こそ驚いたものの、最終的には協力することを決意した。
この提案には何らかの意図があることは明白だったが、サンラクはリスクを承知で挑戦することを選び、彼らは協力して挑むことを決めた。鉛筆戦士の笑みには、その背後にさらなる秘密が隠されていることを示唆していた。
サンラクは、2週間後にユニークモンスター「墓守のウェザエモン」に挑むことを決意していた。しかし、その前にパーティメンバーであるエムルに別れを告げる必要があった。エムルはその知らせに驚き、父であるヴァッシュに報告した。
第22話 まことのかがやき（アニメ 11話）
サンラクは、ゲーム内のユニークモンスター「墓守のウェザエモン」に挑む計画を立てている最中、ヴァッシュというNPCと対話していた。サンラクはヴァッシュに、自分がウェザエモンに挑む理由を説明した。サンラクは「勝てる」という確信はなくとも、友人のために挑む覚悟を持っていることを伝え、その姿勢をヴァッシュに認められた。
ヴァッシュはサンラクの決意を評価し、助力を申し出た。そして、鍛冶師として特別な装備を強化するために、サンラクからクアッドビートルの重甲殻を受け取り、鍛冶場で作業を始めた。ヴァッシュはただの鍛冶師ではなく、「神匠」として名高い存在であり、その技術を用いてサンラクの武器を強化する準備を進めた。
第23話 身の丈を越えるハガネ（アニメ 11話）
サンラクは、ゲーム内で「真化」という技術を体験し、ヴォーパルチョッパーという武器が「兎月【上弦】」と「兎月【下弦】」という新たな形態に進化する様子を目の当たりにした。これらの武器は、特定のステータス条件を満たさないと使用できなかったが、サンラクはまだその条件を満たしていなかった。
その後、サンラクはサードレマでペンシルゴンとカッツォと合流したが、ペンシルゴンは新たな情報を得て別行動を取ることに決めた。サンラクとカッツォは、ペンシルゴンから渡された地図と釣竿を手に、「神代の鐵遺跡」でレベリングを行うことになった。
また、サンラクはオイカッツォにエムルを紹介し、彼らは共にゲーム内での冒険を続けることとなった。
第24話 撤・拳・色・砕（アニメ 12話）
サンラクとオイカッツォは、エムルを伴い「神代の鐵遺跡」に到着した。エリアに入ると、ファンタジーから一転してSF的な要素が溢れる光景が広がっていた。二人はユニークな環境と敵に興味を持ちながらも、オイカッツォがデルタユニットドローンT1式という敵を倒す場面などを経て、地下二階へと進んだ。
ペンシルゴンから受け取った地図に従い、隠しエリアを目指したが、進むルートは非常に複雑で手間がかかった。サンラクはこの難易度に驚きつつも、二人で先に進むことを決意した。
サンラクとオイカッツォは、隠しエリアへの最終行程として巨大な穴に直面した。エムルがリスポーンできないことから、サンラクは慎重になったが、オイカッツォが先に飛び込んで無事を確認した。サンラクはその後、エムルを守りながら穴へ飛び込む決意を固めた。オイカッツォが飛び込んだ後、彼が安全を確認し、サンラクもそれに続いた。
サンラクとオイカッツォは、隠しエリア「涙光の地底湖」に到達し、そこでパワーレベリングのための釣りを行った。サンラクは幸運により次々と魚を釣り上げたが、突如現れた巨大な湖蛇「ライブスタイド・レイクサーペント」との戦闘に突入した。二人は苦戦しながらも何とか倒し、得られた経験値で大幅にレベルアップした。戦闘後、オイカッツォからスキルの「合体特技」を作る要素について聞かされ、サンラクはこれまでその重要な要素を見逃していたことに気づき、驚愕した。
第25話 後悔はいつも過去にいる（アニメ 12話）
サンラクは、スキル成長システムにおいて重大な見落としに気づいた。オイカッツォから、自然習得スキルには進化型と強化型の二種類があり、後者は「特技剪定所スキルガーデナー」で連結して合体特技スキルにできると教えられた。これにより、今まで自身が無駄にしていた可能性に愕然としたが、ウェザエモン戦前にこの情報を得られたことで安心し、何とか気持ちを立て直した。サンラクはエムルをモフりながら考えを整理し、ラビッツの街で同施設を利用できることに期待を寄せたが、さらに見落としていた可能性に気づき、再び動揺した。
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