どんな本?
“新九郎、奔る!”は、ゆうきまさみ氏が手掛ける日本の歴史漫画である。
室町時代から戦国時代を舞台に、伊勢新九郎盛時(後の北条早雲)の生涯を中心に物語が進行する。
主人公、伊勢新九郎盛時は、室町幕府の奉公衆として、応仁の乱に参加するなどの活躍を見せた後、戦国大名として伊豆国や相模国の支配者となる。
この作品内では、一般的な北条早雲のイメージを一新し、伊勢新九郎盛時が幕府の権力構造や自らの信念との間での苦悩を抱えながら、どのようにして成長していったのかが詳細に描かれている。
この漫画は、2018年から2019年にかけて月刊!スピリッツでの連載を経て、2020年からは週刊ビッグコミックスピリッツにおいて隔週での連載が続いている。
読んだ本のタイトル
あらすじ・内容
新婚・新九郎、怒濤の文明19年の幕開け!
新九郎、奔る! 15
文明18年、秋。
太田道灌の死は関東中に広まり、
やがて、京の新九郎の耳にも入る。
甥・龍王丸の家督争いの相手・今川新五郎の後ろ盾が世を去り、
安心してもよいはずだが、複雑な想いの新九郎。
龍王丸の帰駿に向けての準備を進めるが、
当の本人が「帰りたくない」と言い始めて……
駄々をこねるかのように「駿河は怖い」と言う龍王丸に
困り果てる新九郎だが、更に
姉の伊都から、姪・亀の婚礼の差配を頼まれたり、
妻・ぬいの体調が思わしくなかったりと
頭を悩ませる事態が続出。
いつだって家族にも時代にも振り回される男の、
踏ん張り時の文明19年がやってくる!
感想
かつて駿河国へ進駐して家督争いに介入した。
扇谷上杉家、家宰の太田道楷が主の上杉政憲に暗殺された。
その結果、太田道楷を後ろ盾にしていた今川新五朗範満の影響力は弱まっていった。
そんな駿府に新九郎は龍王丸を送ろうと準備をするのだが、足利将軍、義尚が許可をくれない。
さらに細川も口添えすると言いながら、次期の将軍の話を持ち込んで新九郎を巻き込んで来る。
その将軍、義尚は酒の飲み過ぎで身体を壊している状況。
新九郎が忠言しても煩いと言って聞き入れない状態。
さらに、駿府でも。
現在、駿府の実権を握る今川新五朗範満は肺を患ってるようで、咳をした時に吐血してしまい先が永くないと自覚する。
そんな状態の駿府に、龍王丸は15歳を過ぎても元服もせずに駿府に赴くが、、
彼は家臣の前で、ジッとしてられない。
そんな龍王丸に拝謁した今川家家臣達は龍王丸は”うつけ”じゃないかと疑い出す。
そんな中で、龍王丸の1歳下で新五朗範満の甥の小鹿徳寿丸は覇気があり。
武力も申し分ない。
不思議ちゃんで”うつけ”な龍王丸より、小鹿徳寿丸の方が今川家の当主に良いかも知れないと、病気で先が短い新五朗範満が考え初め、、
そうして新九郎達が駿府に入るが、新五朗範満は以前の約束で納得していたが周りが納得しておらず引き継ぎに難色を示し。
さらに、小鹿徳寿丸改め小鹿孫五郎と龍王丸の拝謁では、、
1つ歳上であるのに元服もせず、トンボを飛ばして自身の前に現れ。
朝比奈、岡部両家に担ぎ上げられ、京に逃げていたのに、今更戻って何をすると言われても、、
厠に行きたいと逃げてしまう。
それを見て駿府館に戻った小鹿孫五郎は、、
龍王丸を”うつけ”だと叫ぶ。
それを嗜める新五朗範満だったが、これまで龍王丸に拝謁した事のある者達も”うつけ”かもしれないと言う。
龍王丸が”うつけ”かもしれないと言った、福島は12年前に失敗した龍王丸暗殺を変更して、ターゲットを新九郎にしようとする、、
細川の書状を足利政知の下に伊豆へ向かい。
次期将軍職の話をされて、その協力をせよと言われてしまう。
その帰りの新九郎は、福島から放たれた暗殺者が襲うも警護をしていた家臣団が防いで失敗。
その後も何度か襲って来ていたが、家臣団が撃退するが暗殺に辟易していた処に、、
新五朗範満から各所の代官を変えるのを嫌がる書状が来て。
どうやら、自身は龍王丸の後見人としてナメられてる判断した新九郎は、焼津郷の元代官を武力で追い出す事を決断。
家来達を武装させ出陣する。
新九郎個人では、結婚したぬいさんが、ご懐妊して男の子を出産。
母子、姉を残して新九郎と龍王丸は駿府へ赴いているのに、、
戦をするのか。。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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