漫画【俺レベ】「俺だけレベルアップな件 12」感想・ネタバレ

一度　私と勝負していただけませんか？
架南島奪還に向けて、全国のＳ級ハンターたちが続々と集まる中、出発を前に親善試合が催されるも、日本対リュー率いるＤＦＮ所属ハンターたちの試合は思わぬ展開に…。そして、架南島レイドへの参戦を切望される水篠が下す決断とは──？超人気クエストストーリー第12巻！！

俺だけレベルアップな件 12

感想

S級ハンターたちの実力が明らかに
模擬戦を通じて、S級ハンターたちの圧倒的な力が描かれていた。
特にリューとの戦いでは、旬の成長（本性）が印象深かった。
各国の最強戦力が集う場面は、緊張感に満ちていた。

母親との再会と旬の決断
母親との再会シーンでは、旬の人間らしい一面が垣間見えた。
ハンターとしての使命感と家族との時間の間で揺れる彼の心情が丁寧に描かれていた。
架南島レイドへの不参加という決断が、今後の展開にどのような影響を与えるのか注目したい。

架南島レイドの壮絶な描写
レイドの開始とともに、多くのハンターが蟻との激しい戦いを繰り広げていた。
兵隊蟻の恐ろしさや進化した蟻の脅威が描かれる中で、日本とDFNのチームがどのように協力していくのかが見どころである。

蟻の恐怖と物語の核心
蟻の進化とその脅威が物語全体に暗い影を落としている。
DFNチームの壊滅的な被害は、蟻の凶暴さを強調する要素として機能していた。
次巻でどのような展開が待ち受けているのか、期待が高まる。

最後までお読み頂きありがとうございます。

俺だけレベルアップな件 12

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DUBU（REDICE STUDIO）/Chugong/h-goon KADOKAWA 2023年03月23日

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備忘録

90話

再会と新たな挑戦

奇跡的な回復と母との再会
病院で4年間溺睡状態だった患者が目を覚ましたという報告が院長に届いた。
数値は全て正常で、完全な健康体であることに驚きつつも、院長は退院を即決する。
患者は水篠旬の母であり、その再会に娘の葵は涙を流しながら抱きついた。
その様子を見つめる旬は、自身の努力が報われたことを実感しつつも、ハンターとしての仕事がもたらす犠牲について思いを巡らせていた。

影響を受ける日常とハンター協会の呼び出し
外のベンチでスマホを確認していた旬は、溜まっていた連絡や、自身の飛行中の写真がニュースになっていることを知った。
その後、後藤会長からの電話で架南島奪還作戦について説明を受ける。
作戦の要として期待されていることに旬は迷うが、断ろうとした瞬間、近くで強大な魔力を感じ取り、DFNから来たS級ハンター達の鍛錬だと知る。

ハンター達との出会い
ジムを訪れた旬は、白川ハンターと明星ギルド代表の町田堂玄が組手をしている場面に出くわす。
白川がやや押され気味に見えたが、本気を出せば町田が持ちこたえられないと話す最上の言葉に、二人の実力の高さを改めて感じた。
そしてジムにはDFNのS級ハンターたちが次々と現れた。リューをはじめ、イザ、マリー、ケン、ルノー、アーシー（中二病？）、カナ、シーマ、K（ガスマスク？）、ミズアといった錚々たる顔ぶれであった。

次なる戦いの前兆
母親との再会で得た希望と、新たな挑戦への期待が交錯する中、旬の心には複雑な思いが渦巻いていた。
DFNのハンター達との邂逅が、今後の展開にどのような影響を与えるのか注目である。

91話

S級ハンターの集結と交流

旬とDFNハンターたちの初接触
旬は後藤会長と共に2階からDFNのS級ハンターたちを眺めていた。
DFNの通訳ウィングが、彼が日本の10番目のS級ハンターであると説明すると、リューは彼の力を暗殺系と見立てた。
DFNハンターのマリーやKも旬に注目し、それぞれの視点から彼の力や周囲の雰囲気について意見を交わした。

日本とDFNのハンター間での緊張
トレーニングセンター内では、DFNの通訳ウィングが日本のハンターたちを軽んじる発言をしたことから、騎士団ギルドの坂東と対立が生じた。
ウィングは自身がA級ハンターであることを主張し、坂東に挑発的な態度を見せたため、二人の間で勝負が提案された。
手首を掴むという簡単なルールで始まった試合だったが、坂東（ズボンの股間部分損傷）が経験と技術でウィングを圧倒し勝利を収めた。

提案された親善試合
勝負の後、リューが二人に近づき、日本側にS級ハンター同士の親善試合を提案した。
後藤会長は、魔法系ハンターは除外する条件でこれを受け入れた。
白川の提案により、試合形式は1対1ではなく4対4の乱戦形式とされ、勝利条件には手首を掴むこと以外に背中をタッチする、体を床につけるといった要素も加えられた。

参加者の決定
日本側からは白川、黒須、雫、町田が選ばれ、DFN側からはケン、ルノー、カナ、アーシーが参加することとなった。
この親善試合は両国間の実力を図るだけでなく、ハンター同士の交流を深める意図も含まれていた。
試合開始に向けて、場の空気は徐々に緊張感を増していった。

92話

S級ハンターたちの模擬戦と新たな挑戦

模擬戦の開始と各ハンターの戦い
S級ハンターたちの模擬戦が始まり、DFNのケンは町田の巨大化能力を喜びつつ、白川が実力を隠していると感じていた。
町田とケンの打撃戦が展開される中、黒須はルノーの突進を魔力の矢で防御し、施設の頑丈な壁が次々と抉れた。
白川はアーシーとの戦闘に臨み、敵の殺気に困惑しながらも魔獣化を選択した。
彼はアーシーの臆病さを指摘しつつ戦いを続けたが、町田（地面にめり込み）と黒須（壁にめり込む）はそれぞれ敗北した。

雫の活躍とアーシーの暴走
女性同士の戦いでは、雫が素早い攻撃と軌道の読みづらさでカナに勝利した。
雫の動きは「舞姫」と称されるほど華麗であり、彼女は即座に白川の加勢に向かおうとした。
しかし背後からアーシーが襲いかかり、雫は無数の手刀を放つことで応戦した。
これによりアーシーの怒りが爆発し、理性を失って殺戮モードに突入した。

旬の介入と模擬戦の中断
アーシーが猛スピードで雫に迫る中、激しい衝撃波が発生した。その直前で旬が割って入り、雫を守った。
旬はアーシーの暴走を非難しつつ、一瞬で彼を地面に押さえつけた。
リューは旬の実力に驚き、彼が本当に魔法系ハンターなのかと疑念を抱いた。

リューの挑戦と新たな展開
旬は日本チームの負けを宣言し、白川（背中をタッチされてね？）もタイマンでの限界を感じていた。
その場に現れたリューは、水篠旬との直接対決を提案した。
この提案により、模擬戦の雰囲気は新たな緊張感に包まれた。

93話

リューとの対決とS級ハンターたちの力量

リューからの挑戦と対決の開始
リューは水篠旬に勝負を挑み、その圧倒的な力を試そうとした。
旬はその提案を受け入れ、リューと対峙した。
リューは手刀で攻撃を開始したが、旬はそれを難なく躱した。
リューは旬の動きを観察し、彼が魔法系ハンターという説明とは異なる俊敏さを持つことに気づいた。
リューはその場で戦略を練り直し、本気で攻撃を仕掛け始めた。

攻防の応酬と緊迫感の高まり
旬はリューの攻撃を避け続け、相手の動きを巧みに誘導していた。
リューはついに殺意を抱いて全力で攻撃に出たが、旬はその一撃をもかわし、頬を少し切られるだけで済んだ。
旬は余裕を見せながらリューの手を掴み、戦いをさらに続ける意思を示した。
二人は凄まじいオーラをまとい、ぶつかり合いを繰り広げた。

対決の中断と周囲の反応
危険を察知した白川と雫が旬を羽交い締めにし、リューも仲間に制止された。
Kが二人の間に氷壁を作り、対決はここで終了した。
白川は旬に作戦の重要性を説き、さらなる戦いの激化を止めた。
旬はそれを受け入れ、対決の終了を認めた。

対決後の評価と展望
町田は旬がリューとの戦いで頬の傷一つだけで済んだことを賞賛し、ギルドへの勧誘を試みた。
最上から旬が魔法系と知り愕然とした。
一方、旬は今回の対決でS級ハンターたちの力量を把握できたと考えていた。
さらに旬はリューや他のハンターたちに影の兵士を忍ばせたが、誰もその存在に気づかなかったことに驚いていた。
旬は後藤会長に架南島レイドへの参加意思を改めて伝え、一方リューは旬との対決の衝撃を引きずり、茫然自失となっていた。

94話

水篠旬の決断と架南島レイドの準備

白川の驚愕とDFNハンターの疑念
白川は討伐の最終メンバーリストに水篠旬の名前がないことに驚いた。
同じ頃、DFNのリューもまた同じリストを確認し、あれほどの実力者が外された理由を理解できなかった。
リューは日本の判断に疑問を持ちながら、討伐戦の準備を進めることにした。

旬の家族との時間と過去の思い（レイド不参加の理由）
旬は母と共に久しぶりに自宅へ戻った。
葵のせいで部屋は荒れており、母は4年ぶりの掃除をしながら、旬は父の失踪や母の気持ちについて考えた。
結果、旬は母が自分を必要としていると感じ、架南島レイドへの参加を断る決断を下した。

蟻の進化と連合チームの結成
テレビでは蟻の驚異的な進化について報じられていた。
蟻はわずか数年で飛行能力を持つまで進化し、日本とDFNの連合チームが結成されるに至った。
一方で、旬がメンバーリストに含まれていないことを理由に、ネット上では彼への誹謗中傷が広がっていた。

賢太との新たな展望
賢太は旬に新しい事務所の場所を提案した。
ギルド設立のため、もう一人のハンターが必要だと話す賢太に対し、旬は適任者を探す必要があると考えた。
その矢先、外国人からの連絡が入り、旬は誰が自分を探しているのか疑問を抱いた。

突発的な危険と旬の対応
旬は自宅付近に危険を察知し、影の兵士と入れ替わって現場に向かった。
そこでは男が女性を脅していたが、旬は彼を圧倒し、深夜までに自首するよう命じた。
その後、影に命じて男を監視させながら、夜道を歩き去った。

リューの恐怖と討伐戦の開始
リューは旬との対決で味わった死の恐怖から立ち直れず、震える手を抑えられなかった。
そして翌日、ついに架南島レイドが開始され、討伐戦の幕が上がった。

95話

架南島レイドの始まり

周辺国と国内の準備
架南島近海には周辺国の軍艦が配備され、討ち漏らした蟻の対処のため、多くのA級ハンターが海上に集結した。
B級以下のハンターや引退した覚醒者たちもパーティーを組み、本土の防衛に備えた。
その数は国内覚醒者の10分の1に相当する5千人であった。

生中継とカメラマンの参加
討伐戦は全国生中継されることとなり、S級ハンターが乗るヘリにはハンター資格を持つカメラマンが同乗した。
危険な状況に臨むカメラマンを見て、町田は励ましつつも緊張を隠せない彼に言葉をかけた。
白川も今回の作戦が放送される意図を図りかねていた。

S級ハンターたちの会話
ヘリ内では白川が美濃部に話しかけた。美濃部は白川を守るために来たと軽く笑った。
一方、雫は水篠旬に関する質問を引っ込め、別の考えを巡らせていた。
彼らの緊張感が漂う中、ヘリは架南島へ到着した。

DFNチームの行動と蟻の反応
リュー率いるDFNチームは島に上陸し、魔力を解放した。
これに反応した蟻たちは巣から飛び出し、各チームに向かって突進した。
日本チームのヘリにも蟻が接近し、最上が魔法で蟻を焼き払ったが、蟻の進化により攻撃は以前より難航していた。

最上の単独行動
最上は先陣を切って洞窟に降り立ち、蟻の巣を焼き払った。
その後、他のハンターたちに降りるよう指示し、彼らは一斉に巣へ飛び込んだ。
DFNチームによる陽動の1時間内に女王蟻を討伐する必要があり、彼らは覚悟を決めて作戦を遂行する決意を固めた。

96話

女王蟻討伐作戦の進行

DFNチームの蟻誘導と撃破
DFNのBチーム、Cチーム、Dチームが、それぞれの持つ圧倒的な力で蟻を処理していた。
女王蟻の声を妨害する電波がDFN軍艦から放たれ、蟻の行動は制限されていた。
リーダーのリュー指揮のもと、各チームは連携して作戦を遂行していた。

日本チームの洞窟侵入
日本チームは最上の指示で、山頂を炎の牢獄で封鎖しながら洞窟内部へと侵入した。
最上が炎の玉を使って深い洞穴を探し、見つけた道を進んだ。
彼らは慎重に進みながら、女王蟻の居場所を探していた。

異様な蟻の卵の発見
洞窟を進む中で、女王蟻の近くと思われる産卵場所に到達した。
無数の蟻の卵が広がる中、一際大きな異様な卵が目についた。
雫が燃やす前に待つよう提案し、その異常な卵に疑念を抱いたが、白川は任務は女王蟻の討伐のみであり、他のことは気にする必要はないと断言した。

DFNチームへの突如の襲撃
一方、DFNのCチームでは、蟻の大群に対応中にミズアが首を切断されるという衝撃的な事件が起きた。
続いてケンとシーマも首を落とされ、圧倒的な速さで敵に一掃されてしまった。
この急襲により、DFNチームの一部が壊滅的な被害を受けた。

97話

蟻の産卵場所での戦闘

兵隊蟻との激闘
日本チームは産卵場所で兵隊蟻と対峙していた。
町田が盾で蟻を防ぎ、雫がそれを切り裂く形で連携していた。
兵隊蟻は通常の蟻とは異なり硬さを持つが、数が少ないため対応可能だった。
美濃部はメイスを使い蟻を仕留めつつ、動きを封じるために手足の切断を指示した。
彼はさらに全員に適切なバフをかけ、各自が複数の蟻を相手にできる準備を整えた。

DFNチームの壊滅
DFNのCチームと連絡が途絶えたため、DチームのイザとKが現場に向かった。
そこには戦闘の痕跡と血まみれの眼鏡が散乱しており、仲間の首を落とされた死体が転がっていた。
異様な魔力の気配を察知したKは氷をまき散らしたが、突然の一閃で氷ごと切断された。

親衛隊の制圧と女王蟻の発見
日本チームは美濃部のバフの効果もあり、わずか5分で親衛隊を制圧した。
特に雫の迅速な動きが際立っていた。
洞窟の奥から女王蟻と護衛の匂いを感じ取った雫に続き、白川が魔獣の眼を使って奥を確認し、巨大な女王蟻とその護衛を発見した。

女王蟻への攻撃開始
町田は自らが女王蟻を引きつける間に他の蟻を処理する計画を立てた。
最上は力をセーブせず炎の龍を放ち、黒須や白川もそれに続いた。
白川は完全に魔獣化し、ライオンのような姿で蟻を剛腕で握りつぶすなど、圧倒的な攻撃力を見せた。

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