どんな本?
「俺だけレベルアップな件」は、原作・原案Chugong 氏、作画DUBU(REDICE STUDIO)氏による韓国の小説、漫画、ウェブトゥーン。
日本語版は韓国語版とはストーリーやキャラクター(主人公名:水篠旬(日本)、ソン・ジヌウ(성진우)韓国)に差異がある。
物語は、異次元と現世界を結ぶ通路「ゲート」が現れてから、ハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した世界を描いている。
ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人達。
主人公の「水篠旬」は、人類最弱兵器(S級ランク:最上真の二つ名”最上人類最強兵器”を捩った蔑称)と呼ばれるE級ハンターで、母親の病院代を稼ぐために嫌々ながらハンターを続けていた。
ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した水篠旬は、死の直前に特別な能力を授かる。
水篠旬にだけ見えるデイリークエストウィンドウがあり、毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒すことでレベルアップしていく。
読んだ本のタイトル
#俺だけレベルアップな件 04巻
(ハングル語: 나 혼자만 레벨업、英語: Solo Leveling)
作画:#DUBU(REDICE STUDIO) 氏
原作:#Chugong 氏
脚色:#h-goon 氏
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あらすじ・内容
次々訪れる命の危機――最弱ハンターのレベル上げが止まらない!
“史上最弱”ハンターの水篠旬は、自分にしか見えないクエストウィンドウからクエストをこなし、少しずつレベルアップを重ねていく。ピッコマの超絶大人気マンガ、3・4巻同時発売!
俺だけレベルアップな件 04
感想
最弱から最強へと徐々に駆け上がる。
敵もその度に強まっていくし、強くなる理由が明確でいい。
突然強くなってワンパンで終わるのも衝撃的で面白いけれど、こういうタイプの話も魅力がある。
S級ハンターの弟、右京隼人のパーティーに荷物持ちの助っ人として加わり、諸菱賢太と共にC級ダンジョンレイドに参加した旬。このダンジョンの虫型モンスターは最初は蟻型だったが、どうも弱った奴らばかりで、ボス部屋へ行くと。
ボスは蜘蛛型で、蟻型を餌にしていた。さらに、ボス部屋にはマナ石の鉱床があり、採取すれば億単位の収益が見込める。幸運にもボスは休眠中で、大きな音を立てても反応しない状態だった。
先にマナ石を回収しようとするが、右京たちの様子がおかしい。10人居ても報酬を9等分にしようとする彼らに、賢太が疑問を感じ、契約書を確認し、なぜ10等分でないのか問いただすと、右京たちの雰囲気が変わる。
そして、賢太と旬をボス部屋に残して逃げようとする右京たち。その様子に気づかない賢太が追及するが、右京たちは強引に出入り口を爆破して閉じる。
不審に思って右京たちを見る旬。実は彼らは、弱い者を囮にする”トカゲ”という行為をする奴らだった。ダンジョンでの証拠を挙げるのが難しい事を利用していた。
旬はボスを倒し、レベルを18から21に上げる。その実力を目の当たりにした賢太は、旬が不正登録者であると勘違いする。
しかし、旬のことを見くびっていた右京たちが戻ってくると、生き残っている2人を見て、賢太が資本家の息子だと知り、旬を殺して共犯者になれと迫る。
右京たちを警戒していた旬だったが、突然発動した緊急クエスト「殺意を向けてくる者を殺せ」に驚き、右京のパーティーの澤田の光魔法を直撃してしまう。HPが半分になるも、右京のパーティーメンバーは旬が瀕死で血迷っていると思い、不用意に近づく。
結果、旬に首を切断され死亡。残り6名も瞬殺され、右京隼人も圧倒され、S級の右京将人を敵に回すかと脅迫めいた命乞いをするが、旬は無視して殺す。
緊急クエストを達成した旬はスキル「殺気」を手に入れる。だが、トカゲの容疑で右京隼人をマークしていたハンター協会の犬飼に目を付けられる。
さらに、兄の死を知った右京将人からも追われ、助けた諸菱賢人からは親が作ったハンターギルドのマスターになるために19回のレイドに参加してほしいと頼まれる。報酬は30億、賢人からの提案だ。
それに迷う旬は判断を保留し、デイリーミッションの倍をクリアして得た報酬、悪魔の城の鍵を使い、インスタントダンジョンへ入る。
話に中弛みがなく、PV143億は伊達ではない。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
20話(アニメ 5話)
右京チームの不穏な計画と閉ざされた部屋
複雑なダンジョンと不吉な予感
右京のチームは迷路のように入り組んだダンジョンを探索していた。敵の姿はほとんど見られず、見つかるのは死にかけたモンスターや死骸ばかりであった。途中、旬は「トカゲには気をつけろ」という警告が頭をよぎり、不安を覚えた。進む先には蜘蛛の糸で包まれたモンスターの死骸があり、その先には大量のマナ石が壁を埋め尽くしていた。
マナ石をめぐる利害関係
壁一面のマナ石を見て右京のチームは歓喜した。この量なら一億を超える価値があると計算し、金銭的な期待を膨らませた。諸菱が契約書を確認すると、狩りの魔法石のみが分配対象となっているため、マナ石については10等分すべきと主張した。険悪な空気が漂うも、右京は笑顔で公平に分けると約束しつつ、ボス蜘蛛の存在を示し、マナ石を掘る時間を稼ぐ必要があると話した。
不信感の増す右京の指示
右京は採掘道具を取りに車まで戻ると言い、旬と諸菱にボスの部屋で見張りを命じた。ボス蜘蛛は眠っており、テリトリーに侵入しなければ襲われる心配はないと説明したが、初めてのC級ダンジョンで不安を抱く諸菱の反論を押し切った。右京チームは部屋を出ていき、旬は彼らの様子を冷静に観察した。
入口が閉ざされる裏切り
右京が部屋を離れる際、コージにボスの部屋の入口を閉じるよう指示した。轟音と共に入口が塞がれると、諸菱は驚き、旬は彼らを睨みつけた。旬はこれまでの右京の行動を振り返り、彼らが本来の目的を隠していた「トカゲ」のような存在であることを確信したのだった。
21話(アニメ 5話)
裏切りとボス戦の幕開け
右京達の策略と旬の冷静な判断
旬は右京達の裏切りを確信した。ハンターの世界では、事故と見せかけた犯罪が横行し、弱者は簡単に切り捨てられると聞かされていた言葉を思い出す。諸菱は悔しさで壁を叩き、動揺していたが、旬は冷静であった。右京が「勘が鋭すぎても困る」と言った意味を理解し、彼らが計画的に罠を仕掛けていたことを悟った。澤田コージが魔法で入り口を塞ぎ、その衝撃でC級ダンジョンの巨大蜘蛛が目覚めた。
右京の計画と冷酷な本性
その頃、右京達はゲートの外で休んでいた。右京はマナ石を運び出すために旬と諸菱を蜘蛛の餌にする計画を練っていた。もし計画が失敗しても、諸菱の高価な装備だけでも満足すると話し、彼の背景を調べ始めた。彼らはC級ボスを倒す実力はないと知りながら、旬達が生き残る可能性を完全に否定していた。
巨大蜘蛛との対峙
巨大蜘蛛はドスンと地面に落ち、圧倒的な威圧感を放っていた。諸菱が守ろうと前に出るが、旬はそれを制し、冷静にボスに向き合った。旬は再覚醒による成長を自覚しており、今の自分ならC級ボスにも挑めると判断した。カサカの毒牙を手にし、相手の動きに合わせて突き刺していく。
戦いの決意と狩人の覚醒
旬は相手の巨体に怯まず、狩人としての本能を研ぎ澄ませて戦った。その姿は、かつてのE級ハンターの弱さを完全に超越していた。華麗なナイフさばきで巨大蜘蛛に応戦する旬を見て、諸菱は驚愕し、彼がただのE級ではないことを痛感した。旬の青く光る瞳には、真の狩人としての覚悟が宿っていた。
22話(アニメ 6話)
裏切りの果ての激戦
巨大蜘蛛との一進一退の攻防
旬はボスの振り下ろす脚を素早くかわし、カサカの毒牙で攻撃を仕掛けた。しかし蜘蛛の硬い表皮には浅い傷しか与えられず、短剣で致命傷を与えるには深く刺さねばならなかった。地面を砕く強烈な攻撃をかわしながら時間を稼ぎつつ、距離をとる戦法を続けた。諸菱は旬の動きを見て、不正登録者ではないかと疑い始めた。だが旬も疲労が溜まり、動きが鈍くなる危険を感じていた。決着をつけるには毒牙の特殊能力を発動させるしかなかった。
特殊能力発動と致命的な一撃
旬は蜘蛛の目を狙うも、ボスの酸攻撃に阻まれ近寄れなかった。そこでスキル・疾走を使い素早く死角に潜り込むと、短剣を何度も突き刺して麻痺を発動させた。続けて出血も発動し、蜘蛛の抵抗を完全に封じ込めた旬は猛攻を加え、ついにボスを倒した。
諸菱の恐怖と旬の無自覚な支配
ボス討伐を成し遂げた旬はレベルアップを果たし、一息ついた。一方、諸菱は旬を不正登録者と断定し、恐怖に震えながら「水篠様」と呼び、荷物を持ち水を差し出すなど下手に出る。旬はその理由を理解せず、命の恩人への礼だと思っていた。諸菱は右京達のリュックに採掘道具があることを思い出し、マナ石を自ら掘ることで難を逃れようと必死だった。
右京達の帰還
そんな中、ダンジョンの出口が激しく爆発し、右京達が戻ってきた。旬と諸菱は緊張感を抱えながら次なる展開に備える状況に置かれたのだった。
23話(アニメ 6話)
裏切りと決意の緊急クエスト
右京達の裏切りと諸菱への誘い
ボス部屋に戻った右京達は、旬と諸菱が生き残っていたことに驚いた。右京は、諸菱の装備に特殊な効果があると勘違いし、彼を取り込もうとする。諸菱に旬を殺すよう唆し、共犯になることで父親との関係を利用すると提案した。右京達が圧力を強める中、困惑する諸菱に旬は冷静に気にしないでと言い、弱い者が裏切られるのは当然だと告げた。
緊急クエストの発動と旬の覚醒
諸菱が武器を右京達に向けると、右京は旬を殺せとコージに命じた。コージの魔法攻撃で吹き飛ばされた旬は瓦礫の中に倒れ込み、目の前にノイズのかかったウインドウが表示された。緊急クエストとして「敵意を持つ者全員を倒せ」という指示が示され、従わなければ心臓が停止するという内容だった。旬はこの瞬間、弱肉強食の世界に戻されたことを思い出し、システムに利用されつつ自らもそれを利用すると決意し、立ち上がった。
右京達への宣戦布告
右京達は旬がまだ生きていることに驚き、再び攻撃を試みた。D級ハンターの純が旬を侮り接近したが、旬は無言でカサカの毒牙を具現化し、純の首を一瞬で切り裂いた。純の頭部が地に落ち、一人目を仕留めたと呟く旬に、右京達は恐怖と動揺を隠せなかった。ウインドウには倒すべき残り人数が更新され、旬の緊急クエストが静かに幕を開けたのだった。
24話(アニメ 6話)
殺意と成長の緊急クエスト
覚悟と決意の再確認
旬はシステムに強制され、人を殺してしまったが、殺さなければ自身が殺される状況だった。カルテノ神殿で犠牲になった仲間たちを思い出し、弱ければ同じ運命を辿ると強く実感した。自らの弱さを克服するため、旬はナイフを握りしめ、冷酷な覚悟を決めた。
圧倒的な力で仲間を葬る
右京の指示でコージが魔法を放つが、旬はそれを避け、一瞬でコージを切り刻んだ。剣士二人が攻撃を仕掛けるも、旬の速さには追いつけず、特殊効果の麻痺と出血によって次々と命を奪われた。諸菱は旬の動きと強さに驚愕し、目の前で起きた光景に息を呑んでいた。
右京との最終決戦
残る敵は右京一人。強化スキルを発動し、旬を倒そうと突進する右京だったが、旬は右京の顔を掴み地面に叩きつけた。「俺は絶えずレベルアップしている」と告げた旬の圧倒的な力に、右京は恐怖を覚え、不正登録者ではないかと疑った。右京は命乞いをするが、三度も殺意を向けた相手に情けはかけられなかった。
最終的な決着
右京が「俺の弟が誰だと思っている」と叫ぶ間もなく、旬は右京の首を斬り落とした。諸菱はあまりの光景に嘔吐し続けた。ボス討伐後の時間経過によりダンジョンが崩壊を始め、二人は脱出した。緊急クエストをクリアした旬は報酬として「殺気」のスキルを得た。指定した相手を恐怖で全ステータス-50%にする能力である。
遠く離れた地での不穏な予感
その頃、アメリカ・ワシントンで一人の男が目覚めた。涙を流しながら、悪い夢を見たのだろうと呟いた。
(アニメだと6人で戦闘の詳細が少し違う)
25話(アニメ 7話)
ハンターとしての成長と新たな協力者
ハンター協会の疑惑
犬飼課長と部下は、水篠旬の再測定について議論していた。C級ダンジョンで8人が死亡し、生存者はD級の諸菱賢太とE級の水篠旬のみ。諸菱は高価な装備のおかげで生存した可能性があるが、旬については偶然では片付けられない点が多い。特に右京将人の兄・右京隼人が戦死していたことが引っかかる。犬飼は測定の信頼性を主張しつつも、再覚醒の可能性に一抹の疑念を抱いていた。
自宅での思索と実験
旬はフライドチキンを食べながら、システムの祝福「愚かな者の勇気」を思い出した。毒への完全免疫を得ていることに気づいた彼は、危険な効果を持つ「カサカの毒」を飲み解毒されるか試した。予想通り解毒され、副作用なしで被物理ダメージ減少の効果を得ることに成功した。その後、妹から諸菱賢太からの連絡があったことを知らされた。
(アニメでは「カサカの毒」はケルベロス戦で使用?)
諸菱との再会と提案
旬は諸菱とカフェで会い、諸菱が命の恩人と感謝を述べた。諸菱は攻撃隊を組みたいと旬を誘うが、旬は興味を示さず一度は断る。しかし諸菱がギルドマスターを目指している理由を聞き、話を聞くことにした。諸菱は家族のため、そして父親の会社の計画を支えるためにギルドを作りたいと語った。S級ハンターの起用を避け、自身がギルドマスターとして運営を目指すため、20回のレイド参加が必要だった。
提案の詳細と旬の関心
諸菱は、旬の実力をB級以上と見ており、彼を協力者に迎えたいと考えた。旬が力を隠していることも秘密にし、適切な報酬を用意することを約束。旬は報酬の内容に興味を抱き、諸菱が提示したファイルの詳細を確認することにした。その内容は、旬を驚かせるものだった。
26話(アニメ 7話)
30億の提案と新たな挑戦
諸菱の驚きの報酬提案
諸菱から提示された報酬は、建設中の30億円相当の建物であった。旬はその価値に驚きつつ、成長する能力を考えれば、それほど特別ではないとも感じた。報酬を受け取る条件として、二人だけのダンジョン攻略を提案する旬に対し、諸菱は危険だと怯えたが、無事故の実績が父親へのアピールになると説明され納得した。
デイリークエストの限界突破
翌日、妹の葵とジョギングをしていた旬は、デイリークエストの指定距離を超えて走り続けた。さらに倍の回数の腕立てや腹筋をこなし、システムが最大値を設定していることに気づいた。その日のクエストでは、倍の成果を出すことでシークレットクエストへと変化し、S級レアアイテム「悪魔城のカギ」を入手した。
アメリカで動き出す右京将人
一方、アメリカではS級ハンターの右京将人が、兄の死について調査を進めていた。彼は兄を殺したのは生存者の二人、特に旬であると推測した。ギルドの業務で2ヶ月後まで動けないものの、その時まで生存者が生きていることを期待し、日本行きを計画した。
S級ダンジョンへの挑戦
夜、旬は「悪魔城のカギ」を使用してダンジョンの扉を開いた。現れたのは業火に包まれた町並みと、地獄の門番ケルベロスであった。これがS級ダンジョンであれば、帰還石を使う準備も整えていたが、旬は自身の実力を確かめるため挑む決意を固めた。燃える町の中で、さらに強くなることを誓った旬は、前に進む覚悟を見せた。
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