漫画感想(ネタバレ)「神統記(テオゴニア) 8巻( 71話~ 80話)」

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どんな本?

本書は、異世界を舞台にしたダークファンタジー作品である。​人族と亜人種が対立する戦乱の時代に、ラグ村の少年・カイが前世の記憶に目覚め、過酷な運命に立ち向かう姿を描いている。​第8巻では、カイが新たな敵や試練に直面し、さらなる成長を遂げる様子が描かれている。

主要キャラクター

  • カイ:ラグ村の少年兵。前世の記憶を持ち、谷の神の加護を受けている。
  • ジョゼ:ラグ村領主の娘で、加護持ち。アルビノで白髪赤目の美少女。
  • オルハ:​ラグ村領主の息子で、カイのライバル的存在。

物語の特徴

本作は、異世界転生と前世の記憶をテーマに、主人公カイの成長と戦いを描くダークファンタジーである。人類、亜人、神々が交錯する独特の世界観と、過酷な運命に立ち向かう少年の姿が読者の興味を引きつける。また、前世の知識を活かした戦術や魔法の描写が他の作品との差別化を図っている。

出版情報

  • 出版社:主婦と生活社
  • 発売日:2022年7月1日
  • ISBN:978-4-391-15777-2
  • メディア展開:2025年4月よりテレビアニメが放送予定

読んだ本のタイトル

神統記(テオゴニア) 8
漫画:青山俊介 氏
原作:谷舞司 氏

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あらすじ・内容

冬至の宴のさなかに開かれた、ジョゼとアーシェナの婚約の義。
しかしその裏では、バルター辺土伯の手により、
禁忌の祭祀“献月の宴”が進められていた。

目的は、加護持ちのジョゼを生贄に捧げ、
おびき寄せた外界の神から神気を奪うこと――。
企みを知ったカイは、ジョゼを救うため
悪神と化した外界の神と対峙する! 

「前世の記憶」に覚醒した少年が、
亜人族との戦乱の世を駆け抜ける異端ダークファンタジー。

世界の理不尽な真理が明かされ、風雲急を告げる第8弾!!

神統記(テオゴニア) 8

感想

崩壊する秩序と神への抗い

本巻は「冬至の宴」を起点に、人の尊厳と神の理不尽が鋭く交錯する展開が描かれていた。
表紙に描かれた辺境伯の裏の顔が暴かれたことで、ただの政略婚ではなく、神々の注視を集めるための「儀式」としてジョゼ達が生贄にされようとしていたことが明かされる。
神々から見放された種族が退化していく世界で、人族たちはその運命に必死に抗っていた。

歪められた神話と退化の現実

読んでいて衝撃的だったのは、ネヴィンの種族がもとは人だったという真実である。
敗北した種族は地下に追いやられ、知性を失い虫のような存在へと変貌していったという描写は、神の恩寵というものの残酷さを強く物語っていた。
さらに、現在の家畜の中にも元人がいたという告白は、背筋が凍るような感覚をもたらした。

人族としての生き様とカイの覚悟

そんな中、辺境伯はただひとり、人族としての尊厳を守るために行動を起こす。
だがそこに、ジョゼを救い、悪神に挑む守護者カイが現れた。
さらには人々を鼓舞し、戦いの中心に立ち続ける姿はまさしく「守護者」にふさわしかった。
ただ、計画した側からしたらとんでもない事をしてくれていた。

神に見捨てられないための戦い

本作が描く世界では、「神々に見捨てられる=種としての死」である。
そのため、辺境伯や領主たちが狂気じみた行動に走るのも、ある意味では納得できる理屈が通っている。
だが、それを許せぬと感じる倫理観と、登場人物たちの必死さの間で心が引き裂かれる思いがした。

終わらぬ戦いと人の誇り

悪神との戦いが一段落したかと思いきや、さらにもう一体の存在が明かされ、まだ終わらないことを告げる。
それでも、神々に「見せつける」ように、人族の誇りと連帯を武器に抗い続ける。
この姿勢こそが、本作のテーマである「人の尊厳の証明」であり、読み終えた後に深く心に刻まれた。

神という圧倒的な存在に対し、人族という不完全な存在がどれだけの可能性と尊さを持っているのか──本巻はその問いに真正面から向き合った一冊であった。
この世界、無理ゲーだわ。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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備忘録

71話

カイの乱入と姫の落下

人身御供の儀式を止めるべく、カイはシャンデリアから飛び降りて白姫を救おうとしたが、白姫とフローリスは突如現れた魔法の落とし穴に飲み込まれた。後を追ったアーシェナとともに、カイも縦穴に飛び込み、未知なる空間へと降下した。

地の底の邂逅と得体の知れぬ存在

地下深くに広がる巨大な空間に到着したカイは、先に落ちた者たちが無事であることを確認した。その地には無数の人骨が散らばり、巨大な頭骨のようなものが擂り鉢状の奥に存在していた。カイは白姫と再会を果たしたが、その奥底から何かが這い出そうとしている気配に、生存本能が警鐘を鳴らしていた。

恐怖と困惑の中の叫び

アーシェナは混乱し、助けを求めて喚いた。フローリスも目の前に広がる異常な光景におののき、擂り鉢の底に存在する「何か」の正体を問うた。だが、それを明言せずとも、皆が暗黙のうちにその恐ろしさを理解していた。カイはその「骨」の存在に、自らの力だけでは抗えぬ圧倒的な恐怖を感じていたのである。

悪神の顕現と地下の異形

カイと白姫らが落ちた地下空間には、不定形の巨大な異形が現れた。それは外界から降りた神の憑依物である『悪神(ディアボ)』であり、青い熾き火に焼かれながらも、執拗に地上への侵攻を試みていた。地底には巨大な頭骨が横たわり、それがかつての土地神の成れの果てであると推察された。

72話

逃走経路の確保と姫たちの協力

危機に際し、カイは壁を掘って逃走経路を作るという行動に出た。白姫もまた隈取を顕し、貴族としての立場を越えて協力した。さらにアーシェナも加わり、三人は即席の避難穴を形作っていった。避難所が完成すると、カイは彼らを背に一人で怪物と対峙する構えを見せた。

祭祀の真相と神々の力の略奪

カイは、ネヴィンが語っていた『祭祀』の真意を理解した。外の神々を召喚し、神殿の装置によってその力を吸収し、かつての土地神『バアルリトリガ』に吸収させたのだと認識した。『悪神』たちは力を奪われた哀れな存在であり、祟りを鎮めるための生贄として人々が捧げられていた。

『悪神』への対抗

対処法を心得たカイは、谷の神に語りかけ、呪いへの耐性を得る体皮を得た。触手を振るう『悪神』に対し、動かずに抗い、隈取を発動して力を引き出した。触手を手刀で切断し、それを火魔法で焼き払うことで、怪物の内部構造が燃やせると確信した。

逃走作戦の継続と仲間の連携

仲間たちにさらに登るよう指示したカイは、白姫と中央貴族の姫に避難を継続させた。加護持ちであることを活かし、即席の避難所を築き上げ、地形を利用した防御策を講じた。晴れ着を泥まみれにしながらも協力を惜しまない貴族たちの姿は、カイにとっても意外な支えとなった。

再び戦いの渦中へ

白姫の呼びかけに応じながらも、カイは『悪神』の脅威が避難所ごと押し潰す可能性を感じていた。そのため、自らが囮となって時間を稼ぎ、仲間を守る決意を固めた。敵の巨大な存在感が迫る中、カイは拳を握りしめて迎撃の構えを取ったのである。

白い幼虫たちと悪神ボの肉の正体

悪神の地下には白く小さな幼虫たちが群れをなし、繭を作る営みを続けていた。それらを悪神は食べて肉体を構成して行った。
その光景にカイは複雑な感情を抱きながら、触手との戦いを続けていた。

73話

戦いの妨害と守護者同士の衝突

カイが戦闘していたとき、突如として現れたネヴィンに殴り飛ばされたカイは、斜面を転がり落ちてしまった。敵ではなく、同じく守護者の存在であるその者がカイに対して強烈な怒りを示し、殺意さえ抱いていた。お互いの価値観の違い、そして加護持ち同士のぶつかり合いが、さらなる対立と混乱を生み出していた。

ネヴィンの怒り

翅を広げたネヴィンが怒りを露わにして拳を握り締めていた。

「…言ったろ。ぶっ殺すって」

互いの目的が衝突すれば、あとは力比べで決めるしかない。カイは戦闘態勢を整えた。

ネヴィンとの激突

ネヴィンの戦い方は、蝶のような外見とは裏腹に恐ろしく攻撃的であった。空中を自在に飛び回り、驚異的な速度でカイの視界の外から襲いかかってきた。打撃は異常なほど重く、ただの空中戦では到底説明がつかない力が加わっていた。

崩壊する地下と繭

その時、擂鉢の底で新たな異変が起きた。『悪神』が底から這い上がる中、白い繭玉が潰され、中の幼虫たちが無残に食われていった。

それを見てネヴィンは嘆き愕然としていた。

74話

妹の失踪とオルハの動揺

オルハは、妹ジョゼが突然結婚すると聞いた時は特に感慨もなく受け止めていた。しかし、その妹が儀式の場から忽然と姿を消した瞬間、怒りにも似た感情が込み上げた。

ジョゼの婚姻は、辺土伯家からの申し出によるものであり、モロク家にとって断ることができない縁談であった。火消しを望む父ヴェジンは、その申し出を受け入れるしかなかった。しかし、オルハはこの婚姻が妹の幸せに繋がるとは思えず、むしろ身分差が彼女の人生を阻むことになるのではないかと危惧していた。

それにもかかわらず、妹は婚礼の場でまるで人身御供のように消え去ってしまった。その光景が脳裏に焼き付き、オルハは叫びながら駆け出した。

祭壇へと向かうも阻まれる

オルハは混乱する宴の場を駆け抜け、祭壇へと向かった。しかし、僧侶たちが行く手を阻み、無理やり押さえつけられてしまう。彼らの力は侮れず、地面に倒されたオルハは、自身がすでに以前のような力を持たないことを痛感した。

父ヴェジンもまた祭壇へ向かおうとしていたが、赤髪の女傑に組み伏せられていた。オルハは、なぜ被害者であるはずの父が止められねばならないのか理解できず、怒りを募らせた。しかし、父はオルハに「行け」と命じ、彼自身は抑え込まれながらも娘を取り戻す意思を示した。

辺土伯の覚醒

その時、辺土伯バルターが祭壇のさらに上に立ち、全身から異様な神気を発していた。彼の体は筋肉が膨れ上がり、鋼のように変化していった。その光景に、周囲の『加護持ち』たちは言葉を失った。

辺土伯は高らかに哄笑し、「我、天元に達さん」と宣言した。そして彼の顔に浮かぶ神紋は、尋常ならざる稠密さを持ち、それはまるで『王紋』のようにすら見えた。

75話

大地の鳴動と『悪神』の到来

突如として、州城全体が激しく揺れた。鳴動は地下深くから這い上がり、神像の裏側を登り、ついには天井に達した。そして次の瞬間、州城の屋根が大きく揺れ、多くの建材が崩れ落ちた。

辺土伯は群衆の先頭に立ち、外へと飛び出した。「辺土伯様に続け!」の声とともに、領主たちが雪崩のように大霊廟から駆け出していった。

地下に残されたカイ達は、祭壇の穴から降りて来た領主達の助けを得て、地底から這い上がってきた。
白姫ジョゼとフローリス姫二人は無事に地上へ戻ってきた。

76話

戦場への疾走

『悪神』は触れた土地を腐らせ、辺土の加護持ちですら命を脅かす存在であった。恐怖に満ちた声が広がる中、突如としてカイが駆け出した。

権僧都はカイから話を聞こうとしたが、カイに黙らされ、オルハが仲裁してカイは戦場へ向かった。

『悪神』との対決

広場には、辺土伯が強化された身体で触手を切り裂き、領主たちの士気を高めた。
彼の武器は『加護持ち』をも殺せる特殊な大剣であり、『悪神』の肉を次々と切り裂いていった。

77話

しかし、それでも決定的な打撃には至らなかった。『悪神』の肉片は再生を続け、完全な撃破には『神石』の破壊が必要だった。

『悪神』の反撃

辺土伯が優位に攻めていたが突如、『悪神』は火を吹いた。
『悪神』が魔法を使うという予想外の展開に、戦場の誰もが驚愕した。
炎をまとった触手が襲いかかる中、辺土伯は接近して斬りかかったが『悪神』に捕まってしまう。
それを『風魔法』を用いて攻撃を無効化していった。
そのスキに一撃を入れようとしたが、『悪神』が雷魔法を放ち辺土伯は捕まってしまう。

78話

人族の代表としての選択

ネヴィンは、『悪神』は辺境伯が倒すべき存在であり、それこそが“祭祀”であると語った。
カイは谷の加護を受けた存在であり、既に人族とは異なる立場にいた。そのため、この運命を担うのは自分ではないと悟る。ネヴィンは「選ばれた者」である辺境伯こそが人族の親柱として戦うべきだと主張し、勝てなければ神群ごと見限られる運命にあると告げた。

種の劣化と神の見放し
ネヴィンは、自身の種族が退化してしまったことを嘆き、それが戦いから逃げたことによる“神々の愛想尽かし”によるものだと語った。カイはそれに対して、小人族や鹿人族などが失われた土地を背負いながらも知性と誇りを保っていることを思い出し、ネヴィンの言葉に一理あると感じた。

観測者効果と世界の仕組みへの洞察
神々の想念が現実を形成している可能性に思い至ったカイは、この世界が“神々の夢”であるかもしれないと気付いた。もしそれが真実ならば、人々の信念や思い込みもまた、世界を動かす“魔法”と成りうるのだと理解した。

「…おまえらが飼って肉にしてる家畜らもなー。…もともと『人』だったんだぜ」

ネヴィンは静かに涙を流した。カイは彼を見つめながら、その言葉の重さを噛み締めていた。

そしてそれは人族にも言えた。
辺土伯は、それを防ぐために人族の誉れを神々に照覧させないといけない。
守護者であるカイは、『悪神』を倒してはいけないとネヴィンに言われてしまう。

それでも仲間を護るため、カイは守護者として辺境伯を援護し『悪神』の倒し方を教えると宣った。

79話

カイは辺境伯の剣を手に『悪神』の肉を削って行った。
さらに周辺集っている領主達にも援護をお願いするが、カイとは知らない領主達は戸惑っていたがガンド・ヨンナが体格と動きでカイと判り
彼の言う事を聞けと周りに言う。
そして、領主達が『悪神』に群がり攻撃をして行く。

勢いに乗った人族達、そこに辺境伯がカイに剣を返せと言って来て参戦する。

80話

辺境伯が『悪神』に襲い掛かり遂には核を出して潰すことに成功する。
だが、『悪神』はもう一体いた。
辺境伯はもう戦えない状態。
それでも神々に見捨てられないためも戦わないといけないのだろうか?

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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