どんな本?
11世紀頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くしたヴァイキング。
その中でも最強と言われていたヨーム戦士団の戦鬼トールズの子。
トルフィンと名づけられた男が主人公。
アイスランドで産まれ、農夫&漁師の息子として育ったのだが、、
ヨーム戦士団のフローキがドールズの暗殺を傭兵のアシェラッドに依頼。
ドールズはトルフィンの目の前で殺されてしまう。
親の仇のアシェラッドを追いかけて幼くして戦場を生き場所としていくトルフィン。
そんな中で、アシェラッドはデンマーク・ヴァイキングの第二王子クヌートと組み。
王座奪取のためアシェラッドはクヌートにされた。
動揺したトルフィンは、クヌート王子の顔を斬りつけてしまう。
デンマーク南部のケティルの農場に奴隷として売られ。
イングランドで奴隷にされたエイナルと出会う。
奉公人から差別と嫌がらせを受けながらも、農地を開拓して奴隷から解放された2人だったが、クヌートの農場接収に巻き込まれてしまう。
クヌートとの会談の結果。
クヌートの統治から逃げ出した人達の受け入れ場所。
ヴィンランドに平和の国を造ると宣言。
10数年ぶりに地元に帰り。
家族に生存を伝え。
新たな大陸、ヴィンランドに平和の国を造るための資金を稼ぐため。
旅を始めるのだが・・
純粋なノルドの戦士のこの男に巻き込まれた。
読んだ本のタイトル
#ヴィンランド・サガ 21巻
著者:#幸村誠 氏
あらすじ・内容
戦場に到着したトルフィンはグズリーズ救出のためにヨムスボルグに潜入した。そこはトルケルの軍勢とヴァグンが率いたヨーム戦士団が包囲する世界最強の男達が集う場所。そして、父の仇・フローキが支配する要塞。
ヴィンランド・サガ(21)
前巻からのあらすじ
今回のヨーム戦士団の御家騒動。
半年前からクヌートが暗躍しており、、
病死となってる前代団長をどうやらクヌートが毒殺したようだった。
目的は経費を圧迫する増え過ぎた戦士達の間引き。
本来なら戦士を辞めて農民になって欲しいと願うクヌートだったが、ノルドの戦士にはそれは無理なので共喰いしてもらう事になった。
そして、争いを求めているトルケルを投入したら、クヌートの思惑通り増えすぎた狼(ヨーム戦士団)の共喰いが始まった。
地位を欲するフローキに団長候補と祭り上げられたバルドル。
それを良しとしないで抵抗していたヴァグンだったが、フローキが放った暗殺者ガルムによってヴァグンは殺されてしまう。
それでトルケルは、フローキから貰った軍資金を返却してヴァグン軍を吸収してフローキが籠るヨムスボルグへと攻め寄せる。
それでもトルケルとの戦争を回避しようとしたフローキは、ヴァグンを殺したガルムを手土産にして停戦交渉をするも、、
戦争を求めて襲い掛かろうとしたのに、獲物(ヴァグン)を横取りされたトルケルは戦争に飢えていた。
しかも、一流の戦士の塊であるヨーム戦士団の本拠地ヨムスボルグが目の前に居るのに我慢なんて出来るわけが無い。
そんな戦争に飢えて、一度お預けを食らっているトルケルは止まらない。
始まるトルケル軍&ヴァグン軍残党vsフローキ軍との戦闘。
強固な砦のヨムスボルグを攻めるトルケルだったが、、
ハシャギ過ぎて丸太攻撃を一身に受けて怪力で丸太を止めたのは凄かったが、火を付けられ炎上して負傷してしまう。
普通なら重傷なのにトルケルは後方に下がって治療を受ける事になる。
その頃のヨムスボルグでは、、
そしてガルムに捕まり、攻められてるヨムスボルグに拘束されているレイフ達は、、
フローキの孫、バルドルが牢屋から出し。
秘密の通路から外に脱出して、トルフィンに戦士団団長の地位を譲るから戦闘をやめて欲しいと言って欲しいとレイフ達にお願いする。
それを聞いたレイフ達は、トルフィンが率先して戦士団の団長に就任しようといているとかあり得ないと言いながらも、逃げれるならとバルドルの手引きで脱出するのだが、、
途中で発見されてグズリーズが取り残されてしまう。
感想
砦から逃げ遅れたグズリーズの救出にトルフィンとヒルドが秘密の通路から砦の井戸に侵入。
それを待ち受けていたバルドルは侍女を井戸の側に待機させていた。
そのおかげでグズリーズの下へ案内され見廻りからも逃れたのだが、、
トルフィンの後を尾行していた、シグルドことシグやんが砦内に侵入、、
お供が侵入に失敗して大声を出してしまい見廻りの兵士に発見されてしまう。
不意を突いてシグやんが見廻りを殺したが、、
増援が集結してシグやんピンチ!
砦だもんな。
大声出したら集まってくるよな、、
砦の兵士に囲まれないように必死に砦中を逃げ回るシグやん達。
そんな中でトルケルの軍師、アスゲートの指示で適当な小屋に火を着ける。
それを砦の外から見たアスゲートは、戦闘の準備を全兵士に指示。
シグルドとの打ち合わせ通りに開ける予定の南城門へ決死隊を派遣して。
城門が開くのを待つ。
開けば儲け物といったい具合に、、
もし失敗したら、突入準備を解けば良い。
そんな軽い感じでシグルドは使い潰されていた、、
ヒデェ。。
そんな砦の中の間者(シグやん)騒動を利用して、トルフィンはバルドルが派遣した侍女がバルドルの部屋の護衛を引き剥がして、トルフィンが残った護衛を昏倒させてバルドルの部屋へ侵入してグズリーズと合流する。
そして、バルドルは従兄弟のトルフィンに自身は団長になる気は無い。
トルフィンになって欲しいと言うが、、
トルフィンも団長になりたく無いと言って、本人達の希望を無視して暴れるヨーム戦士団達に呆れてしまう。
従兄弟どうしで親しげに笑い合い和やかになっていた部屋に突然。
ガルムが連れて来たトルフィンの関係者を牢から出したと、フローキが怒鳴りながら部屋に訪問して来てしまう。
トルフィンを見た瞬間に護衛の2人に殺せと命じてしまう。
護衛の1人はヒルドが弩で無力化したが、、
もう1人がトルフィンに襲いかかる。
当のトルフィンは、父親トールズ暗殺をアシェラッドに依頼した張本人のフローキと鉢合わせ。
自身がノルドの男の義務、仇討ちに囚われ戦場を渡り歩いた原因のフローキを目の前にしたトルフィンは、、
復讐心に火が付いて護衛を素手で無力化して。
剣を抜いたフローキを護衛の持っていた剣を奪って、フローキの指を斬り飛ばして無力化。
後は剣を振り下ろせば仇討ちは終わるが、、
背後には弩を構えてトルフィンを狙うヒルドが、、
そのヒルドがフローキがトルフィンの父親の仇だと察してグズリーズとバルドルに教える。
普段の優しいトルフィンしか知らないグズリーズが止めようとして、、
バルドルも殺すなら自分を殺してくれと、献身的な懇願で自制心を取り戻したトルフィンは何とか踏み止まる事が出来た。
フローキをバルドルの部屋に拘束して、いざ脱出と思ったら。。
シグルドの侵入発覚のせいで、脱出路の井戸が潰されており。
苦し紛れにバルドルの提案で彼を人質にして門を開けようとしたら、、
砦内を逃げ回っていたシグルドと合流。
いや、これはトレインとも言えるかもしれない。
やらせの人質作戦で脱出を図る従兄弟達。
そんなバルドルを人質にして門を開けろと言うトルフィン。
門を開けろと取り乱すフリをしてトルフィンを狙撃しようと図るフローキ。
そんなフローキが何が企んでいると察して門へと向かうトルフィン達だったが、それを止めようとするヨーム戦士団員達。
そんな緊迫した状態になった時に、、
ガルムが横槍を入れて来た。
バルドルが人質にさてると言うが他人事なガルム。
そこから砦の戦闘は更に混沌として来た。
トルフィンに襲いかかるガルムとヨーム戦士団。
トルフィンが離れてバルドルを確保しようとするフローキ達だったが、不意打ちを喰らって矢を受けたシグルドがバルドルを人質にして南門を開ける事に成功。
それに乗じてトルケル軍&ヴァグン軍が砦の門に突入する。
最後までお読み頂きありがとうございます。
アニメ版
PV
OP
MUKANJYO By Survive Said The Prophet“サバプロ”【Dark Crow】 By MAN WITH A MISSION【River】 By Anonymouz【Paradox】 By Survive Said The ProphetED
【Torches】 By Aimer【Without Love】 By LMYK同シリーズ
ヴィンランド・サガ
その他フィクション
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