どんな本?
黄泉のツガイは、『鋼の錬金術師』の荒川弘氏が、約11年ぶりに「月刊少年ガンガン」で連載を開始した作品。
現代の日本、世俗から隔絶された山奥で生まれた、夜と昼を別つ男女の双子ユルとアサが主人公。
幼い頃に離れ離れになった二人を巡って繰り広げられる闘いを描いた伝奇バトル。
この作品では、幽霊や妖怪などの異形の存在を「ツガイ」と呼んでおり。
ツガイは一般人には見えないが、ツガイ側から干渉して特定の人間に姿を見せることが可能で、稀に勘所があって見える者もいる。
人間と契約する者もいて、ツガイを従える者は「ツガイ使い」と呼ばれている。
ユルとアサは400年ぶりに誕生した特別な双子で、それぞれ異なる能力を持っている。
ユルは封印する力”封”
アサは解放する力”開”
二人は東村という山深い村落で暮らしていましたが、ある日を境に別々の道を歩むことになる。
この作品は現在単行本第6巻まで発売されており、ガンガンONLINEで連載中。
魂を目覚めさせる荒川弘最新作として注目されている。
読んだ本のタイトル
あらすじ・内容
日本のある山奥で夜と昼を別つ双子として生まれた少年・ユル。双子の妹・アサに故郷の村を急襲され、平穏な生活は終わりを告げた。左右様を従えるツガイ使いとなったユルは、デラとハナの協力により下界に降り立つが、両親の行方を尋ねるためアサを捜し始める。そして、アサの一味の影森家と衝突し…!?怪奇と謎とが交錯する新感覚ツガイバトル、第2巻!!
Amazonより引用
前巻からのあらすじ
現代の中に結界を張って、その中の集落で古代の生活を営んでいた少年ユル。
両親は下界に降りており妹のアサと共に生活をしていましたが、、
突然ヘリが現れて銃で住民を殺害しました。
ついでにツガイと呼ばれる異形のモノを使って多くの人を殺し回る者もいる状態。
そんな連中が襲っている中で妹のアサの処に行ったら、、
本物のアサだと言う人物が現れて。
集落にいたアサを能力で殺してしまいました。
それで外部から来た自称アサは兄であるユルを保護しようとしますが、、
ハンター気質なユルは異形のモノを操るガブを撃退して逃亡します。
感想
生命のやりとりは鋼の錬金師のような扱いか、、
脚をナタで斬られても、敵が攻めて来たら背中を預け合う仲に早変わり。
妹のアサが無制限にユルを受け入れてるから、影森の人達にその土壌があったとしても割り切りが早い。
でも、ユル自身は彼等より世界が狭いせいか、戦闘中は割り切れるが、普段は話すのも嫌らしい。
それでもすごいけどね。 そして、ツガイや能力が無くても強いユル。 それに萌えるアサ、、 何かこの子の将来が不安だw
作品的に百姓貴族や銀の匙に慣れている身としては殺伐としていてちょっと驚いた。
備忘録
下界に降りて、デラとハナの偽装夫婦の子として住所を得たユル。
でも彼には戸籍がない。 健康保険もない。
怪我して入院したら金額的に滅びます。
そんな状態で田寺家に保護されたはずですが、、
野生児なユルは、夜に左右様達と出歩いてしまいます。 そしてアサの血のニオイを辿って、群馬だが埼玉から東京に行って影森家の連中を襲ったのですが。
それが影森家の罠で拘束されてしまいます。
一応、暴れたら逃げる事は出来たのですが、アサに会せてくれると言うので、影森家の本邸(東京)へと同行してしまいます。
それをハナのツガイで知ったデラは、家出息子を回収に向かいます。
それで影森の屋敷に”ツガイを統べる者”の2人が揃ったところで他の派閥の奴等が襲って来ました。
そのドサクサにユルとアサは封印するツガイに拘束され封印されてしまいますが。
アサは能力の”解”で封印を解いて、ついでにツガイの主従契約も解いてしまい、
フリーになったツガイは、扱いが悪かったらしく。 「契約者は何処に居る?」とアサが聞いたらアッサリと教えてくれます。
それをユルが弓を射て拘束。
その後、他の襲撃者も影森の者達が撃退して終わりますが、、
首謀者は逃走しました。 謎は深まるばかりです。
田寺家のデラが東京に到着したら一波乱あることでしょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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