どんな漫画?
『アオアシ』は、小林有吾 氏による日本のサッカー漫画。
Jリーグの男子高校生の階層「Jユース」が舞台で、主人公は愛媛からきた、青井葦人。
彼は東京シティ・エスペリオンユースに入り、プロサッカー選手を目指してる。
この漫画は『ビッグコミックスピリッツ』での連載中で、今は第33巻が発売中。
2020年に第65回小学館漫画賞を受賞、2022年にはアニメも始まった。
アニメはProduction I.Gが制作し、NHK Eテレで放送。
『アオアシ』は、サッカーの技術や戦術だけでなく、人間ドラマや青春の葛藤も描き綴られてる。
登場人物たちはそれぞれに個性や背景があり、成長していく。
青井葦人は、自分の才能に甘えずに努力し、仲間やライバルと切磋琢磨しながら、夢に向かって突き進む。
「Jユース」では一歩前まで教えてくれるが、最後は自分で気が付かないといけない。
その理由は、、
前巻からのあらすじ
義経、山田、志村がトップに昇格する事が決定。
小学生から育成してプロへ。
最近はユースから大学へ行って、それからプロになる選手が多い。
伊東純也、長友佑都も大卒からプロだよな、、
育成のエスペリオンとしては栗林のように16歳からプロに行けるようにするのが狙いだと言う。
そんな光もあれば、、
平のように辞める者も出て来た。
むしろプロになれる選手は極一部。
さらにスタメンになれる選手はもっと少ない。
そんな厳しい世界になっているのに、親が無神経にプレッシャーをかける事もあるらしい。
そんな辞めてしまう平のためにエスペリオンユースは団結して船橋戦に挑む。
でも、、
サッカーにハマっているアシトは他人事だった。
あまりにも危ういアシトを心配して母親の紀子が様子を見に来たのだが、、、
アシトはそれすらも振り切ってしまう。
そんなアシトと紀子を偶然見ていた栗林の台詞が意味深だった。。
サッカー以外のモノを全て置いて来てしまった栗林から見て、アシトはこっち側に来れるかもしれない逸材。
でも、まだこちら側に来ていない。
そんな危うさを秘めながら船橋戦が始まる。
読んだ本のタイトル
#アオアシ (18)
著者:#小林有吾 氏
あらすじ・内容
“分岐点”となる試合が始まる―――
アオアシ 18
プレミアリーグで首位を争う船橋学院との試合が開幕。
引退すると宣言した平に「もう一度サッカーと向き合ってほしい」と願うエスペリオンの面々は、平を出場させるためになんとしてでも点差を広げようと意気込む。
また、この試合で「攻守コンプリート」を達成しようとするアシトは、並々ならぬ覚悟を持って試合に臨むことに―――
相手は、超高校級FWを擁する強豪校。
一体何が起こるのか。何が待ち受けるのか。
運命の試合、キックオフ!!
感想
バイエルンのファイブレーンだと!?
それがエスペリオンユースが目指してるサッカーだった?
3つだったゾーンを5に増やして、三角を形成していく??
厳しい、、、
凄く厳しいよ。
練習ならともかく試合で実践するなんてそうそう出来るもんじゃない。
上から試合を観ていても、サイドを固定して見てないと思考が追い付かない事をピッチ上で行う高度な戦術。
何より、それを漫画で表現してる処が恐ろしい。
幾つか本で書いてあった事が、この本で噛み合って来た感じがする。
三角形の形にあんな意味があったとは・・
試合観戦がまた一段と楽しくなって来た18巻。
船橋戦のスタメンは以下の通り。
船橋の注目選手はFW2人。
日本代表になっているトリポネ。
まるで柏レイソルに居たオルンガ。
有名なのは1試合8ゴールの京都戦。
スコアは13-1の快勝だった。
観に行ってました。
そのオルンガみたいなトリポネ。
高い、速い、上手いの三拍子の最強FW。
仲間思いで、真面目な性格もオルンガに似ているかも?
そして、トリポネの相方のFWの二原。
札幌、東京Vに居て、ブラジル代表になったフィジカルお化けのフッキに似ているらしい。
確かに、アシトと大友を剥がしたシーンが印象的w
理不尽に速い。
アシトがFWとして失格の烙印を押された短距離でトップスピードになれるショートスプリント力が凄い。
トリポネもショートスプリント力が高いようなので、守備をゾーンDFからマンマークへと切り替える。
トリポネは冨樫。
二原はアシトがマークに付く。
振り切られているアシトはチョロいと思っていたのだが、、
アシトはなかなか粘ってマンマークに付く。
たまには大友と組んで二原を抑えて船橋の猛攻を凌ぐ。
そして、栗林にボールを入れたエスペリオンはファイブレーンで船橋の守備陣形を崩して先制点を取る。
その直後に船橋はファイブレーンに対してファイブバックで対応。
守備を落ち着かせてしまうが、栗林がアシトに上がってこいと指示を出して、ボールの出し手が増えて船橋の守備陣のズレを狙って行くが、、、
アシトが攻撃に入り込みすぎて俯瞰の目が十全に活かせなくなってしまった。
そのスキを突いて船橋は電光石火のカウンターを敢行。
危うく同点に追いつかれてしまう処だっだ。
そのカウンターを最後に前半終了。
カウンターに慄くエスペリオン。
ホッとする船橋イレブン達。
アシトに守備を意識しろと言いたいが、、
アシトがノリに乗ってリミッターが外れている状態なので冷や水をかけるか、、
育成を考えてるとやらせるだけやらせてしまった方が良いのだが、チームを考えるとアシトが攻撃にかかり過ぎていると注意するか、、
それに苦悩する福田監督。
でも、最後にそのまま走らせてしまうと決める福田監督。
これが分岐点だった。
船橋は確実に修正して来る。
そう簡単に勝たせてくれるほど船橋はヤワでは無い。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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