どんな本?
この本に出会ったきっかけは、著者の西田亮介さんが宮台真司さんの教え子だと知り、興味を持ちました。
彼の書籍を探していたところ、「不寛容の本質」というタイトルに引き寄せられ、購入しました。
現代社会の息苦しさや困難さについて若手社会学者が解説すると書いてあり、私自身が社会人として直面している問題について新たな視点を得ることができるのではないかと期待して本を手に取りました。
読んだ本のタイトル
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不信感や不安感、困難な現実…なぜ、こんなにも息苦しいのか?
不寛容の本質
誰も語らなかった難問を注目の若手社会学者が解く! 我々の社会が直面している「現実」を直視しないことには始まらない。
現実を直視せず、精神力でなんとかする、という態度こそ、この社会で繰り返されてきた悲劇ではなかったか。
さらば、「昭和の常識」たちよ。
感想
「不寛容の本質」は、不信感や不安感、そして困難な現実について若手社会学者が解き明かす一冊です。
著者は、昭和の常識が現代の変化に対応できない連中がいることを指摘し、その結果、現実との乖離が生じ、多くの人々が余裕を失っていく様子を描きます。
本書では、昭和の価値観にしがみつく人々と、新しい時代に適応する若者たちとの対立が浮き彫りにされています。
時代の変化に対応できない者たちが、自身の中にある常識を押し付けて物事を形成し、現実とのギャップを広げていく様子が描かれています。
また、本書では様々な事例を挙げて「不寛容」を考察しますが、、
読書メーターなどを見るに。
一部の読者からはタイトルに対する内容との乖離を指摘されています。
第四章ではイノベーターや生産者についての論考が展開され、第六章や第七章でも本書のタイトルと直接的な関係が薄くなっていると感じられるようです。
実際、私も”不寛容はどこ行った”と思って読んでました。
著者は鋭い論考で知られる若手社会学者であり、昭和の面影にとらわれることが現実と認識のギャップを生むとの指摘は共感を呼び起こします。
ただし、一部の読者からは要点がコンパクトにまとまっておらず、タイトルにもう少し沿った内容を期待したとの意見も出ています。
この本は若手社会学者による新たな視点を提供してくれる一冊であり、昭和と平成、そして現在の世代間の対立や格差について考えさせられる点が魅力です。
しかし、タイトルと内容が完全に一致しない部分もあるため、読み手によっては期待外れに感じることもあるかもしれません。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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