「ふたつのオリンピック 東京1964 / 2020」感想文

「ふたつのオリンピック 東京1964 / 2020」感想文

簡単な感想

コレはロバート・ホワイティングさんの目線から見た歴史書だ。

2度の東京オリンピックが書かれている。

読んだ本のタイトル

ふたつのオリンピック 東京1964/2020
著者:ロバート・ホワイティング 氏
翻訳:玉木正之 氏

あらすじ・内容

1962年、地球上で最もダイナミックな街の米軍基地に、十九歳の青年は降り立った。冷戦下、立ちあがる巨大都市。私は東京を貪り食った。ロマンスは言うにおよばず、小さな冒険、絶え間ない刺激、新しい世界が山ほどあった。諜報員、英会話教師、ヤクザの友人、サラリーマン、売れっ子ジャーナリスト。ときどきの立場で、「ガイジン」=〈アウトサイダー〉として50年を生きたこの街と私の人生は、ひとまわりしていま元へ戻ってきたようだ……。これから東京は、日本は、いったいどんな未来に突き進んでいくのだろうか?

『菊とバット』『和をもって日本となす』『東京アンダーワールド』など、

日本の裏と表を抉るベストセラー作家が贈る、渾身の自伝的現代史!

(以上、Amazonより引用)

感想

この本を知ったのはホワイティングさんがインターネット番組「ニューズ・オプエド」に出演され本を告知したからだった。

翻訳をされた玉木正之さんがアンカーをされており、翻訳が大変だったと言い。
本が立つと言われていたのが印象的で、発売間もなく購入したが、、

あまりの量に読み切るのに1年近く掛かった。
特に、ヤクザの話の処が、、

今回は約1週間で読めたのでだいぶ進歩しているのかな?

って言ってもiPhoneの読み上げ機能の補助を得ているから読めただけだな、、

ちなみにコレ↓は1年前のロバート・ホワイティングさんが出演した時の「ニューズ・オプエド」です。

本を持ってるカーネル・サンダースさんみたいな人が翻訳をした玉木正之さん。

軍人時代

1962年。
ロバート・ホワイティング青年はアメリカ空軍の諜報員として日本に赴任して来た。

建設ラッシュで、大気汚染の酷い東京の風景。
今の東京からは想像できない風景だ。

そして、サラッと書いてあるU2偵察機

キューバ危機

軍人時代は何気に危機的だったんだな、、

東京オリンピック

そして、東京オリンピック。

日本の成功例。

ナベツネ

軍を退役して駒込での生活、読売新聞のナベツネとの出会い。

この時のナベツネは神道、天皇家に批判的で。
佐藤政権にも批判的だったとか驚きだった、、

此処にもサラッと、池田勇人総理大臣の後釜の問題が、、
河野一郎がなるはずだったのが、佐藤栄作になった??
それが当時24歳のナベツネの口から出て来た??
マジか??

日本の野球

巨人。
正力松太郎が作った「巨人軍は紳士たれ、巨人軍は強くあれ、巨人軍はアメリカ野球に追いつき、追い越せ」で日本人だけのチームだった???

え?ホント??

巨人の星
星一徹が戦争の負傷で野球ができなくなったとは知らなかった、、
大リーグ養成ギブスは寝てる時も付けていた??

ドラゴンボールの亀の甲羅、リストバンドより酷く無いか??

いや、界王星ほどじゃないか?

そして、この時の外国人選手への差別も酷かった、、
さらに王貞治さんの評価も、、

住吉会

若頭との出会い。
ロバート、ジローと呼び合う仲でよく飲み歩いていたらしい、、

でもジローは麻薬のせいで段々と。。

その後、ホワイティングさんは仕事の都合で治安の悪いニューヨークへ行く。

最初の著作「菊とバット」を刊行。

その後、日本に戻って来て。

スポーツジャーナリストとして仕事をして行くが、、

此処で出てくる日本の新聞社の弊害、記者クラブ問題が出てくる。

さらに、ホワイティングさんを反日と言う人も当時から居たらしい、、

この時に東京ドームの観客席問題で、ドームの発表では5万6千人だったのがどう数えても、4万2千程度だと暴露したら無期限の出入り禁止をくらった話が出て、それ以来からナベツネとも会っていないらしい。

バブル期、リーマンショックと行って。

東日本大地震と話が行き。

2020年の東京オリンピック

2020年の東京オリンピックの話になって来る。

まずは石原慎太郎さん、猪瀬直樹さんのオリンピック招致の話に行き、猪瀬直樹さんの5000万問題。
舛添要一さんの金遣いの話が出て、小池百合子さんの話に行くと、豊洲の話も出て来た。

元が東京ガスの石炭置き場だった豊洲は土壌汚染が酷く食品を扱うのに相応しい土地では無かったと、、

さらに国立競技場のザハ案の話へと行き、ザハさんの設計の欠点を幾つか紹介して、さらに建設費の高騰具合にも追及。

現状の新国立競技場についてはノーコメント。

そして、来年のオリンピックはといった感じで終わるのだが、、

まさかコロナで2年後になるとはね、、

こんな感じで話が進んで行くのだが、、

本当にコレは歴史書だ。

ロバート・ホワイティングさんの視点から見た一次情報。

それを上手く文書で表現できるロバートホワイティングさん。
本気で尊敬する。

ちなみに、現在は東京ドームの出来入り禁止は解除されてるらしい。

コレはご本人に番組の中で聴いて回答を頂きました。

こんな自身の半生を本に、、、
書くだけのネタが無いw

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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