読んだ本のタイトル
#ブラックボランティア
著者:#本間龍 氏
あらすじ・内容
スポンサー収入4000億円と推定されるスポーツ興業、東京オリンピック。この大イベントの運営を、組織委員会は11万人もの無償ボランティアでまかなおうとしている。応募にはさまざまな条件があり、10日以上できる人で、事前研修の参加も必須、宿泊費などの経費も自己負担だ。「一生に一度の舞台」など、美名のもとに隠された驚きの構造を明らかにする。
Amazonより引用
感想
酷暑下で展開される未曾有の「やりがい搾取」
今回の森喜朗会長の女性蔑視発言で、やりがいすら削がれたと思う。
それなのにボランティアする人達って、、、
奴隷なの?
なりふり構わぬ学生の動員
驚愕の「中高生枠」
人手が足りないから学徒動員?
しかも無償で?
さらに研修を有料で実施?
酷いな、、
薬剤師も無償で調達
専門家への尊敬の念って無いのかな?
他人をバカにしすぎじゃね?
1964年は夏季開催を強く否定、10月に行われた
温暖化する前から暑いから運動は無理だとわかってたのに?
何で2020年は大丈夫と言うの?
そもそも、俺から見たら甲子園も高校球児の虐待だと思ってるし、、
史上空前の商業イベント
IOCと五輪貴族を支えるスポンサーシステム
一業種1社の原則を捨てた東京五輪
新聞社が6社も入っている事が驚愕。
読売、朝日、日経、毎日、産経、北海道の6社がスポンサーになっている。
つまり、この6社のオリンピック関連の記事は信じられない。
そもそも批判の記事をほとんど書かない。
組織委の「核心利益」を追及できない
メディアの東京五輪報道は原発プロパガンダと同じ。
電通を批判できないメディアも醜悪。
それ以外でもJALとANAが入ってるのもお察し。。
CAさんを外部に出向させて働かせて、苦しいのにオリンピックの追加の予算を出す不思議。
コレも一種の女性蔑視なのかもしれない。
JOCの不明朗な体質
3兆円も税金を使っているのに会計を公表しない。
そこがまずあり得ない。
公表したくないなら、税金を使わなければ良いのに、税金は使って情報は非公開。
何故そんな事が出来るのかというと、会長があの方だから。。
その森会長の女性差別発言でJOCとスポンサー企業は大分ダメージを受けてるみたいだけど。。
ボランティアの定義と相容れない東京五輪
そもそもボランティアは「タダ」という意味ではない。
「志願者」であり色々と補償しないといけないのに、無料奉仕にさせてしまう東京五輪のボランティア。
そもそも、商業のイベントなのにボランティアを大量に使う事が不自然。
自然災害の時に行うボランティアと、商業イベントで行うボランティアは毛色が違うのに同一視してるのも危うい。
まぁ、無料でやれと役人に言われる時は「ボランティアして下さい」だもんな。
そういう認識なのは肌身に感じている。
さらに、お医者さんも無料奉仕だと言ってたから、外国人観光客の熱中症で病院はパニックに
なる。
「熱中症の患者がどのくらい出るか予想もできない」と言ってたのに、、
今は更にコロナだよ?
もう無理ゲーだよ。
それを修正出来ないJOCは組織として終わってる。
一度解体して、責任者達を全員追い出した後に再度、オリンピック憲章を遵守出来るメンバーで作り直したら良いと私は思ってます。
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