どんな本?
チェチェン(独立派)ゲリラの従軍記。
ゲリラと行動を共にするジャーナリストが見た本人が書いた一次情報の塊。
アレクサンドル・リコビネント元ロシア連邦保安局(FSB)元中佐への直接インタビュー記事もある。
ロシアという国の一端が判る。
読んだ本のタイトル
#ロシア語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記
著者:#常岡浩介 氏
あらすじ・内容
プーチンという強力な独裁者により、未曾有の経済発展を遂げたロシア。だがその影で何が行なわれていたのか……。世界紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊での体験を綴る、渾身のルポ。野営の日々、地雷原突破、ロシア軍戦闘ヘリからのミサイル攻撃。加えて、元諜報機関員リトビネンコ暗殺事件に象徴されるロシア秘密警察の活動の実態–著者自身がロシア秘密警察に16日間拘束された–や、欧州へ流出しているチェチェン難民の逃避行に同行した体験を記す。
(以上、Amazonより引用)
感想
ロシアの攻撃ヘリにミサイルを撃たれる。
仲間から金、貴重品を奪われる。
負傷して叫ぶ仲間達、、
残虐極まりない戦場の様子。
著者本人が現地で見て聞いたプーチン政権下の諜報機関が国内で展開する破壊・暗殺活動。
著者は客観報道の立場を取らず、ひたすらロシア側から弾圧を受ける著者自身の一次情報を書き綴っていた。
以下、思ったこと。
チェチェン紛争?諜報機関FSB?
知らないことだらけ。
諜報機関が権力を持つと碌な事にならない。
共産主義の行った先がこの国の状況。
他宗教のチェチェンに対しての仕打ちも酷い。
テロリストを根絶やしにするために怪しい村を片っ端から掃討する、、
動くものは全て殺せ。
ウクライナでも似たような事をやってると感じてしまった。
20年前からこの体質は変わって無いんだな。
いや、もしかすると軍隊とはこう言うものなのかもしれない。
隣国の軍隊なんだよな、、
陸続きではなく、海があるおかげで歩兵が一斉に襲って来れないのが救いだと思う。
あと、マスコミの情報取得源が公式発表一辺倒という危険性もよく判る。
このチェチェン、ウクライナ問題に限らず、情報取得方法と発信方法が変わって行っている。
ロシアの情報発信の方法は旧く、他国との戦争へのプロパガンダには効いてない可能性が大きい。
反対にウクライナの方が上手のように見える。
世の中の仕組みが変わって行っている。
その他ノンフィクション
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