読んだ本のタイトル
#原発プロパガンダ
著者:#本間龍 氏
あらすじ・内容
世界有数の地震大国日本になぜ54基もの原発が建設され,多くの国民が原子力推進を肯定してきたのか.電力料金を原資とする巨大なマネーと日本独自の広告代理店システムが実現した「安全神話」と「豊かな生活」の刷り込み.40年余にわたる国民的洗脳の実態を追う,もう一つの日本メディア史.
(以上、Amazonより引用)
感想
3.11の東日本大震災で原発が壊れて10年以上経った今も原子力緊急事態宣言はいまだに解除されていない。
避難した人達は原発周辺には戻って来てもいない。
戻って来ても1割も戻って来ていない。
そんな大事故を起こし、燃料すら回収出来ない原発を何故。
私たちは事故を起こさないと信じていたのだろうか?
それは電気会社が総括原価方式で集めた電気代を電通を通して巨額の宣伝費が各新聞社、テレビ局などに配られそれを資金にした広告に私たちは洗脳されていた。
その手法は非常に巧妙で各年齢層、男女をそれぞれターゲットにした広告を流し、原発は風力、水力以上に安定しており、安全でクリーンなエネルギーだと報じられ。
そういった原稿や講演会を高額の報酬で展開していた。
それに協力していた有名人は勝間和代さん、星野仙一さん、草野仁さん、玉木宏さん等がCMに出演したり、原稿を書いてたりしていた。
最近活躍している人だと、茂木健一郎さんも原稿を書いていたりする。
その人達は原発の事故の後に訂正したのかと思ったらガン無視を決め込んでたりもする。
震災前では、原発はクリーンなエネルギーだというイメージを植え付けていたが、それも震災での騒動で嘘だとバレ。
事故が起これば数十万人、数百万人の生活、人生を破壊する原発の発電施設。
こんなに危険な発電施設を地震がほぼ無い外国ならまだしも、地震が頻発する日本では使うのは危険なのに、、
また原発プロパガンダは一時的に減ったが数年後にはまた復活している。
ただ、事故でクリーンエネルギーだとは広告をするわけにはいかないために。
「高額な原油輸入によって国富が流出してし、経済が停滞する」というセリフを多用していたが、、
2016年には電力会社の収支が改善したために使えなくなった。
最近では真夏に火力発電所の検査日が重なって供給が追いつかないので、電気の使用量を減らせと報じていたりもした。
検査日を調整するだけで済むはずなのに、、
それでも、原発施設を動かしたい電力会社。
カネ欲しさに電力会社の広告を載せるメディア。
いまだに事故が終息していないのに平気に広告を掲載するメディアの罪も大きいと思ってしまう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
同著者の本
その他ノンフィクション
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