どんな本?
1997年に徳間書店より刊行された『世紀末・戦争の構造』を改題した新装版。
ヨーロッパにおけるキリスト教共同体からいかにして、国家、資本主義、近代法、戦争が生まれたか。
これ、安冨歩さんが言ってた事にも類似している。
ヨーロッパ中心の世界の潮流を理解しないと今の潮流を読めない。
読んだ本のタイトル
#戦争と国際法を知らない日本人へ ニュー・クラシック・ライブラリー
著者:#小室直樹 氏
あらすじ・内容
本書は1997年に徳間書店より刊行された『世紀末・戦争の構造』を改題した新装版です。
副島隆彦氏推薦・解説
「いまこそ大天才・小室直樹に学べ!」
日本人の外交・戦争オンチは国際法の無知に理由がある。戦争、国際政治、国際法は三位一体でないと理解できない。国際経済も加えれば四位一体となる。
(以上、Amazonより引用)
国家(ネーション)ができる前に、すでにヨーロッパには国際社会が存在していた。
そのヨーロッパにおけるキリスト教共同体からいかにして、国家、資本主義、近代法、戦争が生まれたか。
本書はその根源にある宗教を徹底分析したものである。
そしてヨーロッパで生まれたこの怪獣は、世界中に広まり、新環境に応じて姿を変じていった。
この怪獣の変貌を追跡し、その意味を真に把握する。
でないと……我々は気がつけば戦場に立っていたという羽目に陥ることだろう。
不世出の大天才・小室直樹だから解明できたヨーロッパ近代の根本原理。
感想
小室直樹さんの本は基礎知識がないと難しいと感じてしまう。
数回読み返してると少しずつ解ってくるのだが、とりあえず1回目に感じた事を此処に記す。。
カトリックの矛盾とか知りたくなかった!!!!
国際法の根底には宗教がベースってのがなかなかの驚きだった。
確かに、今の法律はヨーロッパがベース。
いや、日本にあるのはアメリカを経由してるからオリジナルと比べたら変質してるのかもしれない。
だけど、日本人は法に遵守する概念が薄いから絶対に守るという概念が無い。
だから各国の外交がでトンチンカンな方向に行ってしまうのか、、
しかも、本の中ではペルーの大使館の件は人質が1名、突入した兵士が2名が死亡。
それを人命優先と批判した日本は外交音痴と言われてるらしい。
ペルー大使公邸占拠事件:時事ドットコム 1996年12月17日、在外公館の最重要行事である天皇誕生日祝賀レセプションを行っていた在ペルー日本大使公邸に、覆面姿のwww.jiji.com
元々テロリストに降伏する権利なんて無いってのが驚いた。
降伏する権利があるのは司令官などがいる公の責任が取れる組織に所属してる連中のみであり。
公だと認められてない組織のテロリストなどは、両手を挙げて降伏するのは現場の温情らしい。
普通ならその場で撃ち殺されても文句を言えない。
それなのに日本は外務大臣を派遣して人命優先だと言いってペルーの足を引っ張て、、、
何か凄い辛口。
さらに南京大虐殺の件まで言及。
アホみたいなコメントが付きそうだから此処には書かないけど、、
それだけの事が書いてあった。
さらに宗教的にイスラム系の人達は契約はあくまでも神との契約?
人と人ではない??
だけどキリスト教圏は人と人との契約。
そして仏教徒の我々は、、
基礎的な行動でも総本山だと思ってた処の教義とは矛盾だらけ、、
特に経済的な処なんて本家本元と真反対。。
いや、お経を上げながら卓を貰ってるのはどうなんだろうか?
でも、格好からして着てる僧服の色とか全然違うもんな。。
仏教の矛盾点は本当にマジか知らなんだ。
そして、宗教って変遷して行くんだな、、
まぁ、仏教の教えは現在の国際ルールとは関係無いから別にアレだけど、、
ルールへの無知は本気でやばい。
国連の扱いも何となくわかって来た。
バイデンが言っていた日本の常任理事国入りとか絶対に無理だ。
それが何となくわかったし、今の日本の衰退具合を見るてと、其方方面でも絶対に無理だとわかってしまった。
そんな外交音痴にいつまでも政権を預けていたら、、
変わりがいねぇぇぇ、、、
最後までお読み頂きありがとうございます。
その他ノンフィクション
Share this content:
コメントを残す