簡単な感想
俺は生き残れるか?
生き残れる気がしない、、
読んだ本のタイトル
あらすじ・内容
インパール作戦で上官に逆らって撤退を決断した佐藤幸徳(さとうこうとく)、その配下で1人の餓死者も出さず撤退に成功した宮崎繁三郎(みやざきしげさぶろう)。
沖縄戦で大本営の方針と異なる作戦を立案・実行し、米軍を抑え込んだ八原博通(やはらひろみち)。
特攻を拒み、独自の作戦で戦果を上げた芙蓉部隊の美濃部正(みのべただし)――戦争という狂気の時代に、なぜ彼らは、暗愚な上官・中央の命令に抵抗し、信念を貫くことができたのか?
太平洋戦争を俯瞰しながら、4人の指揮官の決断と行動をたどる。根拠なき精神論・同調圧力・理不尽が跋扈する現代日本への教訓の書。
(以上、Amazonより引用)
感想
何で作戦が失敗したのか。
何で彼等は生き残れたのか。
感染症が蔓延していても他人事のような行政。
値上がりして行く燃料、食糧品。
肌感覚で悪くなって行く景気。
コレから過酷な世界になって行くかもしれない、、
その参考になればと思い読んでみる。
インパール作戦
世界史に残る愚劣な軍事作戦。
佐藤幸徳、宮崎繁三郎
とにかく司令部が敵と現場を知らなさ過ぎた結果が白骨街道と呼ばれてしまうほどの死者を出した作戦だった。
食糧が無いなら、その辺の草でも喰って前に進め。
しかも、補給を送らないで前に行けと言うだけ。
最後には、司令官が「佐藤が食う物がないから戦争は出来んと言って勝手に退りよった」と言う始末。
佐藤幸徳は司令部の命令を無視して、コヒマから撤退。
でも、退却先のウクルルにも食糧が全く無かったため、後方のフミネまで後退。
その時の殿を宮崎の部隊を勤める。
その後に司令官から精神鑑定を受けさせられる始末。
完全にパワハラだ・・
しかも相手のイギリスは輸送方法を空輸に切り替えてるとか、、
現実の見えなさ具合の愚かさが凄い。
まるで今のコロナ対策を見ているようだ。。
沖縄戦
八原博通
沖縄戦では堅牢な洞窟陣地を構築してそこに籠城し、徹底した持久戦術で当初は上手く行ってたのに中央からの再三のアホな命令で多くの人が命を無くしたとは、、
ただ捕虜になる気は無かったようだから、作戦を継続して行っていても結末はどうなったかは、、
もっと悲惨になってたかもしれないかもしれない。
美濃部正
特攻は永年育成したパイロットを消耗する愚かな作戦で、戦果も大した事無い。
むしろ爆弾を落として再出撃した方が戦果は上がるのに、体当たりして死ねと命令してくる。
そんな連中に練習機の赤蜻蛉を乗って操縦してみろ零戦一機で全機落としてやると美濃は言ったらしい。
結局は同調圧力に耐えられる知識と知恵。
情報収集をして常に自身の頭で考えて生存を模索するしかない。
今の行政は感染症には後手後手で検証も反省もしない。
むしろもっと税金払えと言うばかり。
そんな状況で生き残らないといけない、、
ウツだ。
その他ノンフィクション
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