読んだ本のタイトル
#自民党の統一教会汚染 2 山上徹也からの伝言
著者:#鈴木エイト 氏
あらすじ・内容
銃撃事件の真相に迫る衝撃スクープレポート
自民党の統一教会汚染 2 山上徹也からの伝言
安倍元首相銃撃事件が起きて以降、メディアを通じて自民党の統一教会汚染問題を追及してきた鈴木エイト氏。果たしてその裏で、政治家や教団とどんな暗闘があったのか。事件からの追撃300日をレポートする。
なかでも、山上徹也被告について全く知られてこなかったスクープ情報を開示、また、鈴木氏が秘めてきたこの問題についての原点も明らかにする。
さらに、この問題に鈴木氏とは違う分野、視点から関わってきた識者たちが集結。紀藤正樹、宮崎哲弥、ひろゆき、そして爆笑問題の太田光らが、著者と対話し、問題解決への道を模索する。
このまま逃げ切りを許してはならないーーその著者の熱意が、世の中を再び動かそうとしている。
感想
自民党の統一教会汚染の続きの本。
統一教会の問題:
- 過度な献金で生活が崩壊するまで追い込まれる。
- 壺やハンコではなく、あの世での家などに貢ぐような献金を要求される。
- あの世のアバターに課金するシステムとは?
- カトリックやプロテスタントにはないのはなぜ?
- キリスト教なら、死後の世界に復活するため意味が無いのでは?
色々と思う所があるが、山上徹也もこの献金で苦しみ人生を狂わされ、入念な準備をして凶行に及んだ。
合同結婚式:
- 結婚相手は世界のお母様とお父様が決めるという。
- 基本的人権を無視される。
- 特に日本人女性は貧しい韓国の男性と結婚させられ、過酷な生活を強いられる。
詳細は、榊あまねさんの『となりのカルト』に書かれている。
この被害者に対して日本行政は淡白で、全く興味も持っていない。
宗教団体の名前は、昔は『統一教会』と呼ばれ現在は『世界平和統一家庭連合』と呼ばれている。
この団体名の変更は、元文科省事務次官の前川喜平さんは、変更届を窓口に持って来ても受け取らなかったと言う。
しかし、下村博文氏が文科大臣になって急に受理されたと言われている。
山上の事件で様々な問題が上がり、日本支部の田中富広氏が招待した記者達だけで記者会見を開いた。
協会は全く問題がないとアピールしても、著者の鈴木エイトさんがテレビ出演中にツッコミを入れたため、人気になったと言われている。
そんな人権侵害をしている宗教団体に選挙を手伝わせたりしているのに、山上徹也の事件が起こり報道されても、自民党議員は平然としている。
自民党内で調査をすると、教団と関係のある菅さんが相談に乗ったりして。
アリバイ作りのような調査をして終わった事にしようとする。
そんな自民党にぶら下がっている大手のメディアは、山上の事件当初の報道では宗教団体の名前すら言えなかった。
さらに、浅い理解しかしていなかったコメンテーターが、「文鮮明と岸信介の関係性を教団と孫の安倍晋三に投影しただけ」「容疑者の”思い込み”で殺された」と誤った方向へ報道を誘導しようともしていた。
それに危機感を持った鈴木エイト氏は、自民党の統一教会汚染の出版を急いで進めていることが、YouTubeの郷原信郎さんのチャンネルで発表された。
何社かからオファーがあったが、訴訟リスクに耐えられる会社が見つからなかった。
そんな時に週刊ポストのインタビューによると、鈴木エイト氏は小学館ノンフィクション大賞に2回出したことが知られるようになり、小学館が原稿を探して「今話題になっていることが全て書かれている」と判明したため、急遽出版に至った。
タイミングが重要であることが分かった。
この本も小学館から出版されたが、自民党からの圧力があった中での出版であったらしい。
しかし、世間では既に終わった感があるが、被害者はまだ存在している。
2章は鈴木エイト氏の対談集。
ひろゆき氏、紀藤正樹氏、塚田穂高氏、江川紹子氏、太田光氏、宮崎哲弥氏、小川寛大氏との対談が行われた。
3章では
山上徹也から鈴木エイト氏にTwitterで送られたメッセージが判明した。
彼のツイートには”絶望”が蔓延していたらしいく、鈴木エイト氏からは山上の”絶望”が見えたらしい。
そんな山上を”社会変革者”だと見て良いのか、と悩んでいるようだ。
確かに、山上徹也を英雄視する人もおり、山上徹也の減刑を求めることに協力するよう連絡をよこした人もいたらしい。
宗教2世が彼等を理解できるという事実もあるが、彼等への救済措置はまだ何も無い。
統一教会を狙った反セクト法を作ることも考えられるが、立法府の最大派閥の議員が旧統一教会に選挙を手伝ってもらったり、秘書官になってもらっている人がいるため、なかなか上手く行かない。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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