「メンタル脳」脳は時代に付いていけてない 感想・ネタバレ

「メンタル脳」脳は時代に付いていけてない 感想・ネタバレ

どんな本?

『メンタル脳』は、現代社会におけるメンタルの問題を脳科学の観点から解説した書籍である。
著者は精神科医として、現代人が抱えるメンタルの問題に対する理解と対策を提供することを目的としている。
特に若年層のメンタルヘルス問題が深刻であることに焦点を当て、脳の働きや感情のメカニズムをわかりやすく説明している。

『メンタル脳』は、アンデシュ・ハンセン氏とマッツ・ヴェンブラード氏が共著し、久山葉子 氏が翻訳した書籍。
この本は、現代人のメンタル状態が「史上最悪」と言われる理由と、それに対する解決策を脳科学の視点から解説している。

特に、10代の若者のメンタルヘルス問題が深刻であることを指摘し、ユニセフが報告したように、世界の10~19歳の若者の7人に1人以上が心の病気の診断を受けているという事実を紹介している。

また、この本は、脳科学からメンタルの問題を解説した世界的ベストセラー『ストレス脳』を、あらゆる世代向けにわかりやすくコンパクトにしたもので、〈心の取説〉とも呼ばれている。

具体的な内容としては、なぜ私たちは生きているのか、なぜ感情があるのか、なぜ不安を感じるのか、なぜ記憶に苦しめられるのか、なぜ引きこもりたくなるのか、なぜ運動でメンタルを強化できるのか、なぜ孤独とSNSがメンタルを下げるのか、なぜ「遺伝子がすべて」ではないのか、なぜ「幸せ」を追い求めてはいけないのか、といったテーマについて、脳科学の見地から解説している。

この本は、現代人が抱えるメンタルの問題について深く理解するための一冊と言える。

読んだ本のタイトル

メンタル脳
著者:アンデシュ・ハンセン 氏
  :マッツ・ヴェンブラード 氏
翻訳: 久山葉子 氏

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あらすじ・内容

「史上最悪のメンタル」と言われる現代人。とりわけ若年層の心の問題は世界的に深刻だ。ユニセフが警告を発し、アメリカ政府は「国家的危機」とまで言及、日本でも高校生の30%、中学生の24%、小学4~6年生の15%が中等度以上のうつ症状を訴えているとの調査結果もある。脳科学からメンタルの問題を解説した世界的ベストセラー『ストレス脳』をあらゆる世代向けに、わかりやすくコンパクトにした〈心の取説(トリセツ)〉。

メンタル脳

プロローグ

『メンタル脳』は、現代社会で急増するメンタルヘルスの問題を脳科学の観点から解明する書籍である。著者は、精神科医としての経験を基に、脳の構造と心のメカニズムをわかりやすく説明している。本書は、特に若年層に向けて書かれており、感情の原因や運動と睡眠の重要性、スマホとの関係について詳しく述べている。著者は、この本を通じて、読者がメンタルヘルスの問題に対処しやすくなることを願っている。

第1章 なぜ私たちは生きているのか

人間が今日生きているのは、無数の偶然と先祖が生き延びた結果である。生存には遺伝的要素が大きく影響し、適応する特性を持つ個体が生き延びやすい。進化の過程で「最も適応する者が生き残る」という原則が働いており、人間は小規模な集団での生活に適応して進化してきた。現代の環境は異なるが、脳は依然として生存を最優先としている。

第2章 なぜ感情があるのか

感情は脳が生存を助けるための道具である。脳は、知覚情報と身体内部からの情報を統合し、記憶と組み合わせて感情を生成する。感情は、島皮質と呼ばれる脳の部位で形成され、直感的な選択を助ける役割を持つ。感情を理解することで、自分の行動をよりよくコントロールできるようになる。

第3章 なぜ不安を感じるのか

不安は脳が私たちを守るための手段であり、過度に恐れる必要はない。不安を感じることは生存にとって必要な反応であり、これを理解すれば、不安を適切に対処できるようになる。現代の私たちは古い時代の適応機構を引き継いでいるため、不必要な危険を感じることが多いが、それもまた生存のための仕組みである。

第4章 なぜ記憶に苦しめられるのか

記憶は脳の道具の一つであり、過去の出来事を完全に正確に再現するものではない。記憶は、その瞬間に必要な反応を促すために変形されることがある。記憶を話すことでつらさを減らすことができるが、PTSDなどの場合は専門家の助けが必要である。記憶は常に現在の状況に合わせて更新されるため、思い出すたびに変化する。

第5章 なぜ引きこもりたくなるのか

人間の脳はリスクを冒すことと危険を避けることのバランスをとっている。アンナプルナ山群の登山に挑戦する人々を例に、脳が生存に不可欠なリスクを冒す行動を促す一方で、不必要な危険を避けるために不安や恐怖を感じさせる役割も持っている。妊娠中のつわりも自然な防御メカニズムであり、危険を避けるために特定の食物や状況から遠ざける働きがある。

第6章 なぜ運動でメンタルを強化できるのか

脳は身体の一部であり、身体の健康状態が脳のメンタルな状態を左右する。運動は脳のストレス応答システムに良い影響を与え、うつ病のリスクを減らす効果がある。運動によって得られる自己効力感は、メンタルヘルスを向上させる。運動はうつ病だけでなく、パニック発作や恐怖症、PTSDにも効果的である。

第7章 なぜ孤独とSNSがメンタルを下げるのか

人間は集団で生活することで生存してきたため、他人との連帯感が幸福感をもたらす。触れ合いや集団での行動が脳の幸福感を高めるが、孤独感は脳が大きなストレスと捉え、不安や警戒心を引き起こす。SNSによる他人との比較がメンタルヘルスを低下させることも多く、SNSの使用時間を制限することでメンタルヘルスの改善が期待できる。

第8章 なぜ「遺伝子がすべて」ではないのか

人間の特性は遺伝と環境の影響を受けるが、遺伝だけでなく環境も大きな役割を果たす。自分の意志で生活習慣を変えることで、メンタルの健康を保つ努力ができる。運動や適切な生活習慣がうつ病のリスクを低減させるため、生活の質を高めるための有効な手段である。

第9章 なぜ「幸せ」を追い求めてはいけないのか

人間の幸福感は一時的なものであり、永続的な満足感を持続させることはできない。常に新しい目標を追求することで生き延びてきた。比較を避け、実現可能な目標に焦点を合わせることで、健康的で充実した生活を送ることができる。真の幸福は、家族や友人との良好な関係や、意味ある活動に没頭することから得られる。

おわりに

人間の感情や行動は脳の働きによって左右されており、脳は生存を最優先としている。感情を理解し、適切に対処することで、メンタルの健康を保つことができる。問題を抱えた場合は専門の医療を受けることが重要である。感情は脳が最適と判断する情報に基づいて作られるが、それが常に正確とは限らない。自分の感情を理解し、適切に対処することが重要である。

感想

『メンタル脳』は、現代社会におけるメンタルの問題を脳科学の観点から解説した書籍であり、若者から大人まで幅広い層に向けて書かれている。この本を通じて、私たちは脳の働きや感情のメカニズムについて深く理解することができる。

著者は、精神科医としての経験を基に、現代人が抱えるメンタルの問題の原因と対策を明らかにしている。特に、ストレスや不安、孤独感といった感情がどのように脳に影響を与えるのかを具体的に説明し、これらの感情に対する対処法を提供している。例えば、運動がメンタルヘルスに与える良い影響や、SNSの使用が孤独感を増幅させることについても詳しく述べられている。

この本を読んで感じたことは、私たちの感情や行動がすべて脳の働きに左右されているということだ。脳は私たちを生存させるために進化してきたものであり、感情はそのためのツールである。したがって、感情はコントロール可能であり、適切な方法で対処することでメンタルの健康を保つことができるという点が非常に納得できた。

また、著者が強調する「運動の重要性」についても、非常に共感した。運動は身体だけでなく脳にも良い影響を与え、結果的にメンタルヘルスを改善することができるというのは、実生活でも取り入れやすいアドバイスである。

一方で、SNSの使用がメンタルヘルスに与える悪影響についての記述も興味深かった。現代の若者はSNSを多用することで、他人と自分を比較しがちであり、それが不安やストレスを増幅させる原因となっているという。SNSの使用時間を制限することで、メンタルヘルスを改善する手助けになるという点も参考になった。

全体的に、『メンタル脳』は現代社会におけるメンタルの問題を理解し、適切に対処するための有益な情報が詰まった一冊である。感情や行動のメカニズムを理解することで、自分自身のメンタルヘルスをより良く保つための具体的な方法を学ぶことができた。この本は、メンタルヘルスに関心があるすべての人におすすめできる良書である。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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その他ノンフィクション

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Nonfiction

備忘録

著者は、精神科医として、快適な暮らしにもかかわらず精神状態が悪化している現象について考え、『ストレス脳』という本を執筆した。
この本では、脳の構造と心のメカニズムについて解説している。
好評を受け、10代向けに『メンタル脳』を執筆した。
この本では、感情の原因や運動と睡眠の影響、スマホとの関係を明らかにし、脳に興味を持ってもらうことを目指している。
スウェーデンでは4,000の学校で採用され、日本でも広く読まれている。
著者は、この本が若者の生活に良い影響を与え、運動や睡眠を大切にし、
スマホの使用を減らすきっかけになることを願っている。

はじめに
人は「いつも幸せ」でいられるだろうか

日々、脳は何百種類もの感情を生み出している。
日常の小さな出来事から強い感情まで、多様な感情が存在するが、これらは人間が生き延びるために必要である。
脳は、楽しく過ごすことだけでなく、生存を最優先としている。
現代の脳は、進化の過程で形成された反応パターンを維持しており、未だに原始時代のような反応を示すことがある。
本書では、感情の存在理由とその影響を説明し、脳をサポートする方法についても言及している。
感情は危険なものではなく、理解すればコントロールが可能になると説明している。
完全な幸福を約束するものではないが、自己理解を深めることでメンタルの安定に寄与する。

第 1章  
なぜ私たちは生きているのか

この章は、人間の生存と進化について述べたものである。
人間が今日生きているのは、無数の偶然と先祖が生き残ったという事実によるものである。
生き残りには遺伝的要素が影響しており、適応する特性を持つ個体が生き延びる可能性が高い。
突然変異や異なる遺伝的特徴が生存に役立つこともあるため、人間は多様な遺伝的特性を持ち続けている。

主なポイントは以下の通りである:
1. 人間は数多くの偶然の結果として今日を生きており、それぞれの祖先が子孫を残すために生き延びた。
2. 生き延びるための遺伝的要素や正しい行動が、生存確率を高める。
3. 突然変異は遺伝的多様性をもたらし、まれに生存のメリットをもたらすことがある。
4. 人間は小規模な集団での生活に適応して進化してきたが、今日の世界は大きく異なる。
5. 進化の過程で「最も適応する者が生き残る」という原則が働いている。

要するに、人間は生き残りを最優先とする脳の働きによって、適切な遺伝的特性と環境適応のバランスを取りながら進化してきたとされている。

第 2章  なぜ感情があるのか

本章は、脳が感情をどのように生成し、それが人間の行動にどう影響を与えるかを解説している。
頭蓋骨内の脳は、周囲からの知覚情報と内部の身体感覚を統合し、記憶と組み合わせて感情を生み出す。
感情は、島皮質と呼ばれる脳の部位で形成されるとされ、これは外部の情報と身体の内部からの情報が交差する場所である。

要点は以下の通りである:
1. 脳は、知覚情報と身体の内部からの情報を統合して感情を生成する。この過程では、過去の経験が重要な役割を果たす。
2. 島皮質は、外部の情報と内部の情報が合流し、感情が生まれる場所である。
3. 感情は、直感的な選択を助け、論理だけでは決定できない状況で行動を導く。

脳が生き残りを目的に感情を用いて私たちを行動に駆り立てる機構について、具体的な日常生活の例を交えながら解説している。
また、人間の集中力の限界と感情の役割についても触れている。

第 3章  なぜ不安を感じるのか

感情は私たちが生きていくための脳の道具である。
サバンナでのエヴァの例において、果物を手に入れて無事に生き延びることができれば、脳は「満足」や「幸福」といった感情を与える。
しかし、この幸福感は永続するものではなく、新しいモチベーションが必要になるため、すぐに消え去る。
脳の主な目的は生き延びることであり、常に良い気分を提供することではない。

現代の私たちは、不必要な危険を感じてストレスや不安に苛まれることが多い。
これは古い時代の適応機構が原因である。
不安はあくまで脳が私たちを守るための手段であり、そのメカニズムを理解すれば、不安を過度に恐れることなく適切に対処できるようになる。

第 4章  なぜ記憶に苦しめられるのか

人間の脳は感情を使って私たちを動かす。自信がある時もあれば、途端に落ち込むこともあるが、これは脳が活動的な行動や消極的な行動を促すためである。
記憶も脳の道具の一つで、過去の出来事を完全に正確に再現するものではなく、その瞬間に必要な反応を促すために変形させることがある。
同調圧力によって記憶は変わり、集中していることによって重要な情報を見逃すこともある。
記憶は常に現在の状況に合わせて更新されるため、思い出すたびに変化する。
記憶を安心できる状況で話すことによって、そのつらさを減らすことができるが、PTSDなどの場合は専門家の助けが必要である。

第 5章  なぜ引きこもりたくなるのか

「強い脳」に関する記述は、アンナプルナ山群の危険な登山に挑戦する人々を例に、人間がリスクを冒すことの必要性を説明している。
脳は、生存に不可欠なリスクを冒す行動を促す一方で、必要以上の危険を避けるために不安や恐怖を感じさせる役割も持っている。
このバランスが「強い脳」の特徴である。
また、妊娠中のつわりは、母体と胎児を食中毒などのリスクから守るために発生する自然な防御メカニズムであり、不必要なリスクを避けるために妊婦を特定の食物や状況から遠ざける働きがある。
感情は脳の重要な防御システムの一部として機能し、不審なものや危険な状況から私たちを守るために積極的に働く。

第 6章  なぜ運動でメンタルを強化できるのか

脳は身体の一部であり、身体からのシグナルが脳のメンタルな状態を左右する。
脳は身体の健康状態に応じて感情を形成し、運動によって身体が強化されると、不快な感情の発生リスクが減少し、幸せを感じやすくなる。
ストレスが長期間続くと脳が「闘争か逃走か」の状態に長く留まり、うつ病につながることがある。
ストレスを管理し、適切に対処することでうつ病を防ぐことができる。

うつ病の発生には、HPA軸の活発化や神経伝達物質の不足、体内炎症など、多くの生物学的プロセスが関与している。
運動はこれらのプロセスを正常化し、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質のレベルを上げることで、うつ病のリスクを減らす効果がある。

また、運動は身体だけでなく、脳のストレス応答システムにも良い影響を与える。
運動によって得られる自己効力感は、メンタルヘルスを向上させる。
運動はうつ病だけでなく、パニック発作や恐怖症、PTSDにも効果的であり、運動しない理由はないとされている。

第 7章  なぜ孤独と SNSがメンタルを下げるのか

人間は歴史を通じて集団で生活することが生存に不可欠だったため、他人との連帯感が幸福感をもたらすように進化してきた。
この連帯感は、触れ合いや集団での行動を通じて強化される。
特に触れ合いに反応する肌の受容体が、優しい触り心地によってエンドルフィンを放出し、幸福感や痛みの軽減を促す。
同様に、一緒に笑ったり活動を共有することも集団の絆を強化し、幸福感を高める。

しかし、孤独感は脳が大きなストレスと捉え、警戒心を強めるために不安や警戒心を引き起こす。
長期的な孤独は健康への悪影響をもたらし、寿命を短くすることもある。
このため、脳は常に他人との関係を重視し、孤独から逃れるように働く。

現代社会では、SNSによる他人との比較がメンタルヘルスを低下させることが多い。
他人のキラキラした生活と比較することで、自己価値を低く感じ、不安やストレスを感じやすくなる。
セロトニンのバランスが社会的な自信や居場所感に影響を与えるため、SNSの使用時間を制限することで、メンタルヘルスの改善につながる可能性がある。

第 8章  なぜ「遺伝子がすべて」ではないのか

人間の特性は遺伝と環境の影響を受けるが、遺伝だけでなく環境も大きな役割を果たす。
うつ病の研究では、特定の遺伝子が直接的な原因であるわけではなく、多くの遺伝子が関与していることが明らかになっている。
遺伝子がある状態を決定するわけではなく、そのリスクを増減させるに過ぎない。

自分の意志で生活習慣を変えることで、メンタルの健康を保つ努力ができる。
例えば、運動はうつのリスクを低減させるが、完全に防ぐことはできない。
しかし、リスクを管理し、生活の質を高めるための有効な手段である。

科学的知識によって、脳とメンタルの健康に関する理解が深まる。
遺伝子が影響を与えるものの、日々の生活や対人関係、心理的アプローチが重要であり、メンタルヘルスに対する悲観的な見方を改める必要がある。
メンタルの問題はその人の人生の一部であり、全てを定義するものではない。

第 9章  なぜ「幸せ」を追い求めてはいけないのか

おとぎ話が常に幸福な結末で終わるように、現実世界でも常に幸福でいられるかと問われれば、答えは否である。
人間の幸福感は一時的なものであり、永続的な満足感を持続させることはできない。
常に新しい目標を追求することで、人類は生き延びてきた。
また、他人と自分を比較する傾向があるため、満足感は容易に消え去る。

先進国に住む現代人は物質的には豊かであるが、それが幸福に直結するわけではない。
幸せの定義は時代や文化によって異なり、単純な物質的な豊かさが直接的な幸福を保証するものではない。
また、現代の狩猟採集民が示すように、身体を動かす生活や社会的な結びつきがメンタルの安定に寄与している。

人間は比較を避け、実現可能な目標に焦点を合わせることで、より健康的で充実した生活を送ることができる。
真の幸福は、家族や友人との良好な関係や、意味ある活動に没頭することから得られる。
最終的には、幸福は追求するものではなく、日常生活の中で自然に感じるものである。

おわりに
人間はこんな風にできている

本書は、精神的な苦痛に関する認識とその対処法について述べたものである。
苦痛感は人間の自然な機能の一部であり、それが人を病気や欠陥があると示すものではないことが強調されている。
また、脳の機能についても触れられており、脳は生存と遺伝子の継続を最優先としており、それに基づいて感情を生成していると説明されている。

主な学びは以下の通りである:
1. 人間は生き延びるために感情を使う。
2. 感情は消えるべきもので、それによって新たな行動が促される。
3. 不安やうつは防御メカニズムであり、病気や欠陥の表れではない。
4. 脳が作り出す外界のイメージは必ずしも事実ではない。
5. 脳は危険が多い環境で進化したため、現実よりも危険を感じやすい。
6. 身体活動は脳に良い影響を与え、うつや不安を軽減する。
7. 人間は社会的動物であり、グループに属することが生存戦略である。
8. 遺伝子は影響するが、環境がより重要である。
9. 幸せは追求するものではなく、意味のある活動に集中すべきである。

最終的に、感情は脳が最適と判断する情報に基づいて作られるが、それが常に正確とは限らない。
そのため、自分の感情を理解し、適切に対処することが重要である。
また、問題を抱えて自力で解決できない場合には専門の医療を受けるべきである。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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