読んだ本のタイトル
#税金格差
著者:#梶原一義 氏
あらすじ・内容
「税」から今日の格差や経済の問題点を知る! 日本の多くのサラリーマンに贈る、新しい教養の一冊。
税金格差
▼ 実感なき経済成長の中、増税が迫る
精いっぱい働いても、給料は上がらず、生活もラクにならず、将来は不安……と嘆く人は多い。
給料は横ばいでも、消費税は上がり、社会保険料は増え、子どもの教育費も高騰を続けている。
だが、まわりを見渡せば、そうでない人も数多くいる。
会社員は源泉徴収できっちり税金を取られ、節税などほとんどできない。
一方で、一部の自営業者や経営者など富裕層は、ほとんど税金も納めず裕福に暮らしている。
これらの格差の原因は「歪んだ税」にある。
戦前から現在までを概観しつつ、どこが問題なのか、いつから歪められたのか、今日の格差や不公平の根源を指摘。 また、所得税や消費税など、日本における5つの主な税の問題点を掘り下げていく。 老舗の週刊経済誌で記者を務めた著者が、庶民の目線で「税」の問題点に鋭く迫った一冊!
感想
2017年の出版。
まだこの頃は消費税は8%だった。
この後、2019年に10%になるのだが、、
どうやら日本の消費税は問題があるらしい。
OECD加盟33カ国で日本だけがやっていない「消費税の最大の欠陥」。
それがインボイス。
税取引についての記録がしっかり持てるので申告漏れが無くなる。
というか、申告漏れとか把握できないのかよ?
そのインボイスもそろそろ始まるが、、
この本に書いてあるインボイスなんだろうか?
変な構造になってないか?
ハッキリ言って信じられない。
そして、インボイスについても、まだまだ理解が充分とは言えない。
税務署から送られて来たチラシを読んでも珍紛漢紛、、
手間が増えると中小零細企業の社長さんが言っていた。
でも、ヨーロッパではこのインボイス制度が税の不平等を是正しているらしい、、
でもインボイスに対して、マスコミや近隣の経営者はダメな制度だと言っている。
それなのにこの本ではインボイスは公平にする制度だと言う。
マジか、、
それに消費税は預かり税だと書いてあったけど、、
それが裁判で違うと言ってたとも聞く。
確か、消費税は預かり税ではなく対価の一部とのこと。
そうなると消費税って?
海外に輸出している企業に還付される消費税って、還付金という名前の補助金だったのか?
さらに、資本金1千万円未満の新設法人は設立後2年間は免税事業者となるらしい。
それなので、2年で会社を清算し、新法人を設立。
それを繰り返して、延々と消費税納付を免れる手法があると書いてある。
さらに、免税事業者であっても消費税分を上乗せして販売できる。。。
やってるな。
請求書にしっかり書いてある。
課税売上に対する消費税額から仕入れ控除額を引き、納めるべき消費税を計算する簡易課税制度。
それが、益税の元になってるいるらしい。
不公平感がさらに増した気がする。
それを良しとして税務署の人員が減ってるのも疑問。
税務署の職員を増員して、税を把握しないで、不足分は取れる所から増税一択。
消費税が出来てから30年以上。
不公平な税制度が国を傾ける。
これは滅びる国の動きだ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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