どんな本?
『お気楽領主の楽しい領地防衛 ~生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に~』は、異世界ファンタジー小説である。主人公ヴァンは、侯爵家の四男として生まれ、2歳の時に前世の記憶を取り戻す。8歳で生産系魔術の適性があると判明し、家族から役立たずと見なされ、辺境の名もなき村の領主として追放される。しかし、ヴァンは前世の知識と生産系魔術を駆使し、村を発展させ、最強の城塞都市へと成長させていく。 
主要キャラクター
• ヴァン・ネイ・フェルティオ:侯爵家の四男。生産系魔術の適性を持ち、前世の記憶を活かして村の発展に尽力する。のんびりとした性格で、仲間思い。
• ティル:ヴァンの専属メイド。ヴァンを弟のように愛し、彼と共に辺境の村へ同行する。明るい性格で、褒められると調子に乗りやすい。
• アルテ:フェルディナット伯爵家の末娘。引っ込み思案で大人しい性格。傀儡の魔術の適性を持ち、不遇な子供時代を過ごしていた。
• カムシン:奴隷として売られそうになっていた少年。盗みの魔術の適性を持ち、ヴァンに救われて以来、彼に忠誠を誓う。
• エスパーダ:元フェルティオ侯爵家の執事長。土の魔術の適性を持ち、引退後、ヴァンと共に辺境の村へ移住。真面目な性格で、ヴァンの成長を見守る。
物語の特徴
本作は、生産系魔術という一見地味で役立たずとされる能力を持つ主人公が、前世の知識と組み合わせて村を発展させる過程を描いている。巨大な城壁や防衛用バリスタの設置など、独自の発想で村を守り、発展させる様子が魅力である。また、ギャグ要素が多く、軽快なストーリー展開も読者を引きつけるポイントとなっている。
出版情報
• 出版社:オーバーラップノベルス
• 発売日:2025年1月25日
• ISBN:978-4-8240-0953-1
• メディア展開:コミカライズ版が「コミックガルド」にて連載中。
読んだ本のタイトル
お気楽領主の楽しい領地防衛 4 ~生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に~
著者:赤池宗 氏
イラスト: 転 氏
あらすじ・内容
ハズレ適性の生産系魔術で、敵地のど真ん中に最強の砦を建造!?
“役立たず”の生産系魔術適性により、侯爵家を追放された少年・ヴァンは、前世の知識と生産系魔術を活用し、村を大きく発展させていた。
お気楽領主の楽しい領地防衛 4 ~生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に~
一方、婚約者であるアルテは忌み嫌われる傀儡の魔術により、自らの故郷に差し向けられたイェリネッタ王国の軍を退けることに成功。
ヴァンの村へと帰還を果たし、父親であるフェルディナット伯爵との関係も改善の兆しを見せていた。
2人がのんびりとした日常を送ったのもつかの間。
ヴァンは国王によって、再びイェリネッタ王国との戦争に招集されてしまう。
ヴァンが命じられたのは、生産魔術を活用した進軍の助けとなる仮拠点の設営。
そして、戦地のど真ん中に即座に砦を築くことで――!?
そんなヴァンの活躍を疎ましく思った国内の貴族が暗躍を始める。
しかし、ヴァンの築いた拠点が強固すぎて、襲撃すら叶わず――!?
追放された幼い転生貴族による、お気楽領地運営ファンタジー、第4幕!
前巻からのあらすじ
隣国・イェリネッタ王国のワイバーンや黒色火薬を用いた侵攻により、村の近郊の城塞都市スクデットが陥落してしまう。
スクデットを奪還するため、国王自らが指揮を執り、ヴァンお手製の最強の兵器を配備して、万全の布陣で挑んだらアッサリと奪還。
しかし、イェリネッタ王国軍の侵攻は城塞都市スクデットのみに留まらない。
軍の不在を狙い、アルテの故郷であるフェルディナット伯爵領にも軍を差し向けていた。
故郷の危機を知ったアルテは、冒険者と共に救援に向かう。
感想
WEB版とは完全に乖離して来た。
WEB版だとこの巻ではヴァンくんダディーが国王に叛乱を起こすのだが、商業版は全く違う方向に話が進む。
確かに逆侵攻した方が国防的には良いw
鉄道敷設はどうなるのかな、、
侵略して来たイェリネッタ王国軍を撃退し。
国王自ら率いてイェリネッタ王国に逆侵攻。
しかも侵攻がしづらい山岳部からの侵攻ルートを選択した。
王の命令を受けてヴァンは、山の中に街道を敷き要所には休憩所も建築。
しかも馬車の速度と同じくらいのスピードで敷設して行く。
お陰で行軍速度は平地と全く変わらずの速度で行く事が出来た。
それを見ていた国王は、予想の斜め上に行ったヴァンの街道敷設を驚愕しながら見る。
今回の侵攻の要となったヴァンに報わないといけないと思った国王だったが、、
ヴァンは出世を望んでおらず、さらに戦闘には絶対に参加しないと公言してるから国王からしたら扱いに注意がいる。
それでも目標としているイェリネッタ王国の要所の要塞の眼前で、付城を築き自国側には休養施設を建築して兵の損耗を極端に下げて相手要塞を攻撃する。
そして、仕事をやり切ったヴァンは要塞を建築したらサッサと自領に戻って戦闘にはトコトン参加しない。
それを面白く思わない父親の派閥の貴族に、街道敷設をしている行軍中に夜襲されるのだが、、
警戒していたヴァンの部下達によって襲撃は何とか防げたが、敵より味方の方からの暗殺に気を付けないといけない事に辟易する。
そして、最前線の付け城を建築したヴァンが村へ帰還するため。
最後のチャンスと暗殺者達がヴァンが建築した休養施設に侵入したのだが、、
休養施設に行くまで迷路になっており、多くの暗殺者が迷い。
ヴァンが居る休養施設の入口まで来たら、入口の扉が強固で手持ちの武器では破壊出来ず侵入すら出来なかった。
暗殺者が多く来ると読んでいた国王とパナメラ子爵は、ヴァンの休養施設に侵入した暗殺者達を拘束。
翌朝、公の場で暗殺者を尋問するのだが、、
被害者のヴァンが手を引くと言うので、父親達の派閥は断罪を逃れる。
それに不服なパナメラ子爵だったが、、
ヴァンは独自に復讐すると言ってパナメラを黙らす。
そして、村に戻ったヴァンは溜まった仕事をこなして一息付いたら、、
国王から最前線に来いと命じられて街道を通って最前線に行ったら。
イェリネッタ王国の要塞を陥落しており要塞をより強固な物にしてくれと命じられる。
その報酬をヴァンはこの要塞周辺の領地がほしいと言って国王を驚かす。
目的を聞かれたので、食文化発展のために交易の盛んにするためにこの土地がほしいと言い。
さらに国王に、イェリネッタ王国の沿岸部をぜひ占領して中央大陸との交易拠点をこの要塞にしてくれとお願いする。
それを聞いて国王は爆笑。
イェリネッタ王国侵攻の立役者のヴァンにどう報いるか悩んでいた国王には丁度いい提案となった。
隣国から切り取った激戦区を領地にしたヴァンは、、
何か呑気に相手国の王子と焼肉パーティーしてそうな気がするw
最後までお読み頂きありがとうございます。
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