小説「出会ってひと突きで絶頂除霊! 1」表現自由への挑戦! 感想・ネタバレ

小説「出会ってひと突きで絶頂除霊! 1」表現自由への挑戦! 感想・ネタバレ

読んだ本のタイトル

#出会ってひと突きで絶頂除霊 !
著者:#赤城大空 氏
イラスト: #魔太郎 氏

どんなラノベ?

下ネタ全壊の霊能バトル物。
何も考えないで、笑いながら読める。

公共の場では絶対に読んではいけない。

電子書籍で売れているらしい。

当たり前だ、こんなのレジに持っていけるかw
↑褒めてます

あらすじ・内容

除霊でトリップ?CまでイケないB級除霊!

――絶頂除霊。

それは突いた相手を生者死者問わず強制的に絶頂させ、もののついでみたいに悪霊怪異を昇天させるろくでもない猥褻能力。

各地に悪霊や怪異が出没し、退魔師という職業が存在するこの世界。

未来ある少年少女たちの中から、才能のあるものは「退魔学園」にて修行を積む。

絶頂除霊などという、呪われた能力をその身に宿す少年・古屋晴久は、その学園の中でもおちこぼれだ。

なにせ、能力を使ったら、色々な意味で(社会的に)死ぬ……。

だが、晴久は出会ってしまった。

同じような呪いの眼――淫魔眼を持つ少女・宗谷美咲に。

人の秘密をたやすく暴く、恐怖の瞳術の使い手に。

かくして(半ば強制的に)退魔師史上最低最悪、されどいつしか最強と呼ばれる退魔師たちの伝説が幕を開ける。初めてのまともなお仕事は、怪異・乳避け女との大活劇。――んほおおおおおおおおおおおおおおおっ!?

今宵も、街には嬌声が響き渡る。

それは紛れもなく、昇天の証明。

ポンコツ退魔師たちが卑猥な能力で大活躍?

エロは世界を救う?

ちょっぴりエッチな退魔活劇!!

出会ってひと突きで絶頂除霊!

感想

呪いで男女問わず絶頂させる男。
秘密裏に霊障レベル7を解決した実績を持つ。
名家の庇護にあるがバレたら世間、業界から抹殺される事に怯えている。

呪いで見ただけで相手の性情報、性癖を見破れる女。
名家の娘なので業界ではブラックリストに。

天然に女好きで心にナニを持つ女。

そんな3人が織りなす霊能バトル。

相手は貧乳コンプレックスを拗らせて「私、巨乳?」と聞いて黙ったり、目線を逸らしたら暴力を振るう。

霊障に侵された、霊障レベル3の口裂け女ならぬ乳避け女。

後に進化して巨乳を憎み「乳裂かせろ!!」と叫んで、霊障レベル6の乳裂き女に、、

 あとがきまで全て読み終わり。

最初に思ったのは「アホか!」でした。突き抜けてます。

アニメイトで購入 0 小説「出会ってひと突きで絶頂除霊! 1」表現自由への挑戦! 感想・ネタバレgifbanner?sid=3589474&pid=889059394 小説「出会ってひと突きで絶頂除霊! 1」表現自由への挑戦! 感想・ネタバレBOOK☆WALKERで購入gifbanner?sid=3589474&pid=889461950 小説「出会ってひと突きで絶頂除霊! 1」表現自由への挑戦! 感想・ネタバレgifbanner?sid=3589474&pid=889458714 小説「出会ってひと突きで絶頂除霊! 1」表現自由への挑戦! 感想・ネタバレBookliveで購入gifbanner?sid=3589474&pid=889458714 小説「出会ってひと突きで絶頂除霊! 1」表現自由への挑戦! 感想・ネタバレ2L 小説「出会ってひと突きで絶頂除霊! 1」表現自由への挑戦! 感想・ネタバレ

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淫魔追放~変態ギフトを授かったせいで王都を追われるも、女の子と”仲良く”するだけで超絶レベルアップ~

その他フィクション

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フィクション あいうえお順

備忘録

プロローグ

ある小規模なキャンプ場で、晴れた夏の日にBBQを楽しんでいた大学生たちが突然のトラブルに見舞われる。一人の女性が理由もなく暴れ出し、彼女と共にキャンプをしていた参加者を追いかけ始める。この女性は無茶な力でキャンプ道具を破壊し、手には包丁を握っていた。状況は深刻で、他の参加者は恐怖に怯えながら逃走する。そのとき、晴久という若者が現れ、女性の包丁を素手で止める。晴久は退魔師として訓練された者で、彼の登場により一時的に女性が制止される。しかし、彼女は何者かに操られており、晴久ともう一人の退魔師の介入により、彼女から悪霊が除霊される。晴久たちの行動により危機は回避されるが、その場にいた人々には事態の全貌が理解しきれないまま終わる。

第一章  呪われボーイ・ミーツ・呪われガール

古屋晴久は不思議な声に導かれてしまう。声の主は、彼に非現実的な要求をするが、彼は憤慨する。しかし、彼はなぜそのような反応を示したのか思い出せず、彼にかけられた呪いが原因であることを理解する。

授業中に居眠りしてしまった古屋は、教師から注意される。教師は彼に護符を投げつけ、古屋は動けなくなる。授業は続き、彼は周囲の笑い声に気づく。

古屋は都立退魔学園の生徒であり、退魔師を目指しているが、学業成績は良くない。彼は昼休みにクラスメイトと昼食をとりながら、チーム編成の申し込みに苦心している。クラスメイトたちは彼の状況を冷やかすが、彼にはまだチームが見つかっていない。

昇天サポートセンターでの実習中、古屋は霊的存在の幽霊から非現実的な要求を受ける。彼はその要求を断り続けるが、幽霊は激昂し、古屋を憑依しようとする。その際、葛乃葉楓が登場し、狐火で幽霊を退治する。楓は古屋を批判し、彼の行動を非難する。

古屋晴久は退魔師としての訓練を受けているが、その過程で多くの困難に直面している。彼は落ちこぼれと見なされがちであるが、未練を持つ霊たちを助けることで少しでも社会貢献を試みている。

楓は晴久に腹を殴り、学校では敬語を使うように命じる。晴久が謝罪すると、楓はそれを受け入れる。晴久は楓の美しさに心を奪われそうになるが、普段は話しかけることさえためらう関係である。楓は仕事帰りに警報を聞き、騒動の場に駆けつけたと語る。晴久は楓によって助けられたが、その結果として足首に怪我をしてしまう。

楓は晴久を医務室に連れて行くと宣言し、定期検診も行う。このことにより、晴久はクラスメートから羨望と怒りの声を受ける。晴久は自分が孤立することを心配し、楓に抵抗を示すが、楓は晴久の怪我を理由に彼を医務室に連れていく。これにより、晴久の将来はさらに危うくなる。

都立退魔学園では、学生はチームを組んで仕事を受け、その成果によって資格が与えられる。晴久はチームを組んでくれる者がおらず、将来に不安を感じている。楓は晴久に彼女のチームの荷物持ちとしての役割を提案するが、晴久はそれを断る。

医務室で、楓は晴久の霊障を治療し、晴久の能力について話すが、晴久はその能力を使いたくないと感じる。楓は晴久にさらなる注意を促す。その後、楓は晴久にチーム分けを急ぐように告げ、彼がまともなチームメイトを見つけることの重要性を強調する。

晴久は、楓が仕事帰りに騒動の場に駆けつけたことを聞かされる。彼は自分と同様にまだチームを組めていない生徒がいることを知り、希望を持つ。しかし、Dクラスの烏丸葵と彼女に追従する男子たちに問い詰められると、楓との関係を誤解される。晴久は自分の状況を弁明しようとするが、烏丸たちは晴久が楓と何かをしていたと疑い、楓の奴隷になることに嫉妬する。晴久はチームメイトが見つからず、烏丸もチームを組むことができず、お互いにチーム編成の難しさを感じている。

その後、校舎で爆音が鳴り、Bクラスの生徒が式神を暴走させたことが原因であることが判明する。驚きの中、晴久と烏丸たちは巨大な鬼女が現れる状況に直面し、危機的な状況に追い込まれる。

晴久は、巨大な鬼女が暴れる中、事態を悪化させている女子生徒、宗谷美咲に気づく。彼女は鬼女の髪にしがみつき、危険な状態にあった。この騒動の最中、SクラスとAクラスの生徒たちは共同で霊級格4の鬼女を制御しようと試みるが、その努力は宗谷が絡んでいるため攻撃が制限される。状況は急速に悪化し、鬼女はバリアを破壊し、さらに暴れ出す。晴久は宗谷が落下する危険を感じ、単独で救助に向かう。彼は隠れた力を使い、鬼女の急所を攻撃し、鬼女を制御下に置く。その結果、鬼女は消滅し、宗谷も無事に救出される。

救出された宗谷は、晴久が自身を救ったと感謝し、彼を高く評価するが、晴久は自分の能力の秘密を隠し、その場から急いで立ち去る。彼は自分の能力による影響を認識しており、他人にその力が知られることを極力避けようとする。宗谷との出会いと彼女が持つ可能性に戸惑いながらも、晴久は自己の秘密を守るために、誰にもその真実を明かさない決意を固める。

晴久の周りでは、翌朝にもかかわらず学園は通常運転をしていたが、Dクラスでは晴久に対する疑念が渦巻いていた。烏丸は晴久が昨日の騒動後に宗谷美咲と何かあったのではないかと詰め寄る。晴久は何もなかったと答えるが、烏丸は宗谷が晴久について詳しく知りたがっていたと言う。宗谷が晴久に興味を持っていたのは、晴久が現場に戻らなかったことへの心配からだったと説明する。晴久は自分の怪我の有無を心配されていただけだと烏丸に言い、烏丸もそれを信じる。

その後、男子たちは宗谷美咲の人気について話し合い、彼女がどれだけ魅力的であるかを語る。宗谷美咲は見た目が良く、性格も明るいため非常にモテるが、チーム編成では選ばれていないという。烏丸は宗谷が高い能力を求めているため、チームが組めていないと推測する。晴久はこの話に戸惑いながらも、宗谷がなぜ彼に興味を持ったのか疑問に感じる。

晴久は脅迫状を受け取った後、指定された実習室に向かい、そこで宗谷美咲と遭遇する。宗谷は、晴久にチームメイトとしての協力を求めるが、晴久は自分の持つ特異な除霊能力を隠しておきたいと考え、その誘いを断ろうとする。しかし、宗谷は手紙の内容を公開すると脅し、晴久は自分の秘密が露呈することを恐れる。

宗谷は、自分の周囲の人間の弱点を知っており、それを利用して晴久を脅迫する。晴久は宗谷の霊視能力について烏丸や他のクラスメイトから事前に何も聞かされていなかったため、宗谷の真意を測りかねていた。

最終的に、晴久は宗谷に自分の除霊能力を見せることを決意し、それが意図しない反応を引き起こす。宗谷はその能力の可能性を理解し、晴久に対してさらに興味を持つようになる。晴久は宗谷の能力と意図を誤解し、彼女が自分と同じように特殊な能力を持っていることを知る。

この一連の出来事を通じて、晴久と宗谷の間には複雑な関係が生まれ、宗谷の目的が明らかになる。彼女は自身の家族の呪いを解くために、晴久の能力を利用しようとしていたのである。

宗谷は「淫魔眼」と呼ばれる呪いに苦しんでおり、人々の個人的な情報が無意識に彼女に見えてしまうと語る。この呪いは、視界に入る人々の性的な情報が自動的に浮かび上がるというもので、彼女にとって非常に不快であり、他人との接触が困難になっている。宗谷はこの呪いが封印されていたものが不意に解け、自分に取り憑いてしまったことを明かす。彼女は、呪いの解除を試みるが、どんな高位の退魔師も解呪には失敗している。

晴久もまた、幼少期から呪いを背負って生きてきた経験があり、宗谷と共感する部分が多い。二人は互いの呪いに苦しみながらも、その呪いを解決するために、あるいは少しでも軽減するために、一緒に行動することを決意する。宗谷は退魔師としての出世を目指し、それによってより多くの情報にアクセスし、最終的には呪いを解く手がかりを見つけ出すことを望んでいる。晴久は彼女のこの決意を支持し、共に退魔師としての道を歩むことになる。

第二章  退魔師のお仕事  ~乳避け女の噂 ~

物語の主人公は晴久で、彼は宗谷というキャラクターとチームを組むことになっている。宗谷には「淫魔眼」という特殊な能力があり、これは人の性に関する情報を無意識に見ることができる能力である。晴久自身も「絶頂除霊」という特殊な能力を持っており、身体の特定の点を刺激することで、相手を強制的に絶頂させることができる。彼はこの能力によって他人を不快にさせることを恐れており、なるべく人に知られたくないと考えている。

ある日、晴久と宗谷は新しいチームメイトを探すために、烏丸というキャラクターを勧誘することになる。烏丸は外見は魅力的であるが、女好きで節操がないため、チームには問題をもたらすかもしれないと晴久は心配している。しかし、烏丸は宗谷の淫魔眼によって弱点を突かれ、強気な態度が崩れる。宗谷はその能力を使い、烏丸が自信のなさを隠していることを看破し、彼をチームメイトとして確保する。

このエピソードは、晴久が他の人々との関係をどのように築いていくか、そして彼と宗谷がどのようにして自分たちの特殊な能力と向き合いながらチームを形成していくかを描いている。

物語の主人公である古屋晴久は、宗谷美咲と烏丸葵と共に新たな退魔チームを組む。このチームは、余り者たちで構成されている。チーム結成により、晴久はクラスメートから羨ましがられるが、実際は宗谷に脅されて仕方なく組んだのである。宗谷の特殊能力「淫魔眼」により、晴久は彼女に弱みを握られており、この事実を利用して他の男子生徒からの嫉妬をかわす。

晴久は、宗谷が選んだ初の依頼に向かい、霊級格1の雑霊が出現する空き家での除霊任務を行う。しかし、この任務は宗谷がほぼ一人で行い、烏丸の真の力を見る機会はなかった。依頼を終えた後、宗谷はチームワークを確認するはずだったが、その目的が果たされなかったことに不満を抱く。その時、何かが再び雑霊をその家に引き寄せていることに気づく。

宗谷、晴久、烏丸は家の中を調査し始める。彼らは雑霊を引き寄せる何かを探し出そうとするが、宗谷が使役する式神が何者かに襲われる。この出来事が物語に新たな展開をもたらし、チームの真価が問われることになる。

押し入れの上方、天井裏から小さな物音がした後、何かが落ちる音がした。その直後、黒髪を振り乱した女が押し入れから飛び出し、這い寄ってきた。宗谷はその霊が霊級格3であることに気付き、先に進んでいた教務課の調査が間違っていたことを理解した。彼女たちは我先にと階段を駆け下り、宗谷の式神が悪霊の足止めをしている間に外へ逃れようとした。しかし宗谷は立ち止まり、逃げることを止め、除霊を試みるよう促した。それに対して烏丸は、気持ち悪さから逃げたいと訴えたが、宗谷はBクラスとして霊級格3に対処できるはずだと返した。宗谷は四つん這いの女に向かって滅茶苦茶に護符を投げ、六芒多重結界を展開したが、女の激しい攻撃により結界は瞬時に破られた。宗谷が半泣きで、彼女の能力がDクラスレベルの術しか使えないことを明かし、実際にはBクラスに位置づけられていることは、特殊な霊視能力と実家のコネによるものだったと語った。

とある女性が「わたし、きょにゅう?」と尋ね、胸が大きくないと答える人を殴った。答えが気に入らないと暴力に訴える行動を繰り返し、自身の胸が大きくなるように感じたが、同時に空虚感を感じている。東雲の街の人々が彼女を貧乳扱いするのは止まらず、それに対して彼女はもっと多くの人をやっつけることで対処しようと考えた。

晴久は楓に愚痴をこぼしていたが、楓は不機嫌で何も言わず、そのまま部屋を出て行ってしまった。その後、晴久は太刀川芽依という後輩から連絡を受け、面会を求められる。芽依との会話の中で、霊災相談室という仕事の紹介を受けるが、その見返りとして膝枕を要求された。芽依は、公園で実際に晴久に膝枕をしてもらい、その条件で仕事を約束する。晴久は、芽依に弄ばれたような感覚になるが、地獄の日々から逃れるためにその要求を受け入れることにした。

晴久、宗谷、烏丸は東雲市の東雲高校に向かった。この学校は生徒数が多く、広大な敷地を有していた。彼らは霊災相談室のメンバーとして新たに配属されたが、烏丸が不適切な行動を取り、女子生徒に暴力を振るわれるトラブルが発生した。その結果、学校内で注目され、三人の立場は一層難しくなることを晴久は感じた。

晴久、宗谷、烏丸は東雲高校の霊災相談室の開業初日から利用者がほとんどおらず、焦る。特に宗谷は相談室の利用者が少ないことにイライラし、烏丸との間でトラブルが発生する。その原因は、開業初日の騒動が学内に広まったからと考えられる。そのため、宗谷は校内をパトロールし、生徒たちとの交流を深めることで信頼を築こうと提案する。一方、晴久は迷子になりつつも、剣道部の南雲睦美を助けることになる。南雲は普段怖がらないが、霊には苦手意識があることを明かす。最終的に、晴久と南雲は意気投合し、南雲が晴久を案内することになる。

晴久と南雲の関係が改善されたことで、霊災相談室への信用が少し回復し、相談に来る生徒も増え始めた。しかし、そのほとんどが霊的な問題とは無関係で、地味な仕事が続いていた。宗谷はこの状況に少々不満を抱いているが、晴久は大きな問題なく仕事ができており、満足していた。そのとき、東雲市での通り魔事件が怪異の仕業であると判断され、退魔師協会から指令が下される。宗谷は大きな仕事が来たことに興奮するが、情報の多さに圧倒されている様子であった。さらに、南雲が相談に来て「乳避け女」という怪異の話を持ちかける。この怪異は自身の体型にコンプレックスを持ち、貧乳と答える人を攻撃するという。事件の解決として、晴久たちは夜回りを始めることになる。

晴久と烏丸が宗谷の熱意に引っ張られ、夜回りを開始するものの、何も起こらず日々が過ぎていく。ある日、宗谷が早退し、夜回りは他の退魔師に任せ、晴久と烏丸は帰路につく。帰り道、烏丸は女性の体の魅力について話し始めるが、晴久はそれに対して適当に相槌を打つだけであった。その後、晴久は楓からの電話を受けるが、烏丸が流していた音声が事態を複雑にする。そして、突然、怪異と思われる存在が現れる。その怪異は赤いコートの女で、その存在感に晴久たちは驚愕する。女は自らの体形について尋ね、晴久と烏丸は困惑しながらも状況に対応しようとする。しかし、女は予想外に攻撃的であり、二人は苦戦する。事件は一段落するものの、晴久たちはその夜の出来事に疑問を抱く。最終的に、怪異の正体が東雲高校の生徒であることが判明し、晴久たちは更なる行動を余儀なくされる。

第三章  貧乳捜し

晴久が退魔師協会運営の病院に入院しているところから物語は始まる。彼は怪異に襲われた後であり、宗谷によって無理矢理手続きされて病院に入れられたが、怪我自体は大きなものではなかった。病院でのんびりすることに半ば納得していた晴久だが、楓による厳しい尋問を受けることになる。楓は、前夜に晴久が遭遇した怪異「乳避け女」の威圧感が印象的な霊級格5であることを語り、その脅威を指摘する。この怪異によって市内に霊災注意報が発令され、緊急でベテランの退魔師チームが派遣される状況になっている。楓は、晴久の怪我を軽視し、早く退院して仕事に戻るよう命じる。

その後、楓が病室を去ると、太刀川芽依が訪れる。芽依は晴久の状態を心配し、特別な護符を提供する。この護符は、霊力を込めることでどんな姿にも変身できる特別な道具であり、晴久に怪異との再遭遇時の保護を目的として渡される。晴久は当初抵抗するが、芽依の強い勧めにより受け取ることにする。そして、芽依はその後病室を後にする。

最終的に、晴久は退院手続きを済ませ、宗谷と烏丸が東雲高校で「乳避け女」の正体を突き止めるための捜索をしているところに連絡を受ける。烏丸からの連絡は、彼らの捜索が何かしらの問題に直面していることを示唆し、美咲が倒れたという報告を受けて晴久は驚く。

晴久は東雲高校の保健室に急行し、霊力切れでダウンした宗谷を見舞う。宗谷は、淫魔眼を使いすぎたことで霊力が尽き、女子生徒のバストサイズを視るために眼に力を込めた結果、霊力切れに陥ったと説明する。普段は意識せずとも情報が得られるが、特定の情報を得るためには力を込める必要があった。宗谷は、プロの退魔師チームの助けを借りて乳避け女を早期に解決したいと願っていたが、霊力切れでそれが困難になる。

一方で、烏丸は身体測定のデータを使う提案をするが、学校で女子のバストサイズを測定していないと知り、落胆する。彼の提案に宗谷は冷ややかな反応を示す。その後、烏丸は保健室で不貞寝を始め、晴久は彼を叩き起こす。晴久は変身符の使い方を宗谷と烏丸に説明し、保健室を後にする。この変身符は、特定の姿に変身できる使い捨ての護符である。

最終的に、晴久は、烏丸を連れて保健室から出て行き、乳避け女事件の解決へと向かう計画を再調整する必要に迫られる。

晴久と烏丸は、早めに到着したプロチームと霊災相談室で面会している。チームリーダーの角倉真澄は仏門系の術者で、晴久のチームに感謝の意を示し、怪異捜索の効率化を期待している。角倉とそのチームは、宗谷が霊視したクラスとその中の乳避け女候補のリストを基に活動を開始することを計画している。

その後、宗谷が霊力回復を報告しようとするも、プロチームは宗谷の「淫魔眼」の能力を恐れ、彼女が部屋に入ることさえ避ける状態となる。チームは宗谷を畏怖し、宗谷の霊視能力を活用することで、効率的な怪異捜索が可能と判断する。一方で、角倉は高度な霊級格4の式神を使い、東雲市全域に結界を展開し、怪異の発見と除霊を試みることを決定する。

晴久と烏丸は、都立退魔学園で東雲市に発生した非常事態について話し合っている。昨夜、プロの退魔師チームが乳避け女との戦いで全滅し、現在は意識不明の重体であるため、学園は大混乱に陥っている。学生たちは安全のために早めに下校し、授業は短縮されている。現場からは実力派の退魔師たちが急遽召集されているが、足りないため退魔学園の生徒や教員も参加することになっている。

この危機的状況の中、宗谷が怪異を早期に見つけ出し一撃で退治する策を提案する。彼女は、晴久の猥褻とも取れる能力「絶頂除霊」を利用し、怪異化していない時に退魔することを考えている。この能力は通常、使うことを極力避けたいものであるが、現状を考えると、使用するほかないと晴久も納得する。

しかし、この計画は多くの問題を抱えており、晴久はそのリスクに悩んでいる。また、宗谷が彼の能力を説明せずに協力を求めるために、彼女の「淫魔眼」を利用して他人の弱点を握り、協力を強いることを提案するが、これも道徳的に問題がある。

最終的に宗谷は、家族から送られた回復薬を使うことを決断する。これにより、彼女は全学年のクラスを霊視し、怪異を発見しようとする。しかし、この方法もリスクが高く、晴久と烏丸はどのようにして危機を乗り越えるかを真剣に考えている。

晴久と烏丸は東雲高校において、絶頂除霊を用いず様子を見ることに決め、怪異を見つけ出すための探索を開始する。しかし、宗谷が使用した霊力回復薬の副作用で酔っ払い状態に陥り、計画が滞る。結局、目立つ成果は得られず、宗谷は自らの行動に絶望する。その後、烏丸が変身符を使って冗談半分で自身の胸を大きくするが、それが意外な結果を招くことになる。結果的に、南雲が怪異であることが明らかになり、彼女の狂気が全面に出る中、晴久と烏丸は退避を余儀なくされる。

晴久と烏丸は市街地を駆け抜け、緊急事態を伝えてバイクを借りる。しかし、宗谷は烏丸の変身が解けた場合のリスクについて懸念を表し、南雲を捕えるための緊急編成チームへの連絡を急ぐよう求める。晴久は南雲を自分が除霊すると宣言し、宗谷に指示を出すが、宗谷は南雲の除霊が可能かどうか疑問を持つ。最終的に晴久は自らの過去と、かつて霊級格7の悪霊を除霊した経験を語る。その後、烏丸が急発進し、南雲の追跡が始まる。

第四章  世界のすべてを絶頂させる力

晴久と烏丸は東雲市を高速でバイクで逃走中である。晴久は宗谷との通話で、2年前に発生した「関東全域下着消失事件」の真相について語っている。この事件は、晴久の養父が原因で発生し、晴久自身が養父を除霊したという経験を持つ。養父は霊的災害で孤児となった子どもたちを育てる養護施設を運営しており、一見理想的な退魔師としての生活を送っていたが、実際はその圧倒的な欲望に苦しんでいた。養父の死後、抑えていた欲望が爆発し、怨霊と化してしまう。この事件を通じて晴久は自身の除霊能力の力を確認し、現在に至る。宗谷は晴久の話を受け入れ、支援を約束するが、晴久の能力が広まることに対する不安も感じている。途中、乳裂き女が現れ、二人は避けながら逃げ続けている。

東雲市の市街地で、乳裂き女と化した南雲が晴久と烏丸を追いかけている。烏丸の超乳が膨らんでいたが、変身符の効果が切れそうになっており、晴久は自らの変身符を提供して、もう一度超乳に変身させる。その間、宗谷と連絡を取りながら街の外れの東雲市立運動公園で迎撃の準備を進めるよう指示する。市街地をバイクで駆け抜ける中、さまざまな障害物を避けつつ、乳裂き女からの追撃を何とかかわし続ける。乳裂き女の執拗な攻撃と、南雲が周囲の人々や物に被害を与えながら追いかけてくる様子が描かれている。

東雲市が薄暗くなる頃、晴久と烏丸は乳裂き女の激しい追跡を避けつつ、東雲市立運動公園へと急ぐ。公園に到着し、烏丸の変身効果が切れ始めると、大規模な拘束術が発動される。しかし、乳裂き女はこの術をも凌駕する強力な怪異であり、容易には制御できない。烏丸はこの混乱の中で異常な興奮を見せつつ、自らも強力な術を発動するが、乳裂き女はそれにも抗い続ける。一方、晴久は宗谷の助けを借りて南雲の怪異化を解消しようと奮闘している。

晴久は特異な退魔能力「絶頂除霊」を使用し、悪霊や怪異を昇天させる。東雲高校で封印を解いてから、晴久の両手は人外の姿を保ち、周囲の人々の快楽媚孔が見えている。特に乳裂き女の身体には明確な二つの光が見えており、それが普通の女性にとっても警戒されるデリケートな部分であることが説明される。

乳裂き女との戦いでは、宗谷の操作する式神が彼女を一時的に惑わせるが、晴久は攻撃のチャンスをつかめない。乳裂き女の反射速度が非常に速く、晴久の試みは阻まれる。結局、乳裂き女の激しい攻撃により、晴久はひどく傷つき、乳裂き女の圧倒的な力に抗しきれない状況に陥る。

この臨界点で、宗谷が何か行動を起こそうとするが、状況は非常に厳しく、晴久と乳裂き女の戦いはさらに激しさを増す。晴久は最後の力を振り絞り、乳裂き女の致命的な部位を狙うことを決意するが、攻撃は避けられ、状況は膠着状態になる。

晴久が乳裂き女の攻撃を受けている状況で、宗谷が乳裂き女を説得しようとしたが、逆に怒りを買ってしまう。宗谷は女性退魔師のパッドを取り出して乳裂き女の注意を引く作戦に出る。これにより、周囲の女性退魔師たちの偽装が暴かれ、乳裂き女の敵意が弱まり、宗谷の足止めに一定の効果があった。

しかし、宗谷が自身もパッドを使用しているかのように偽装しようとしたことで、乳裂き女の疑念が再燃する。真実を問われた宗谷は、うまく答えることができず、乳裂き女の攻撃意欲が増してしまう。宗谷の策略が一時的には功を奏したものの、乳裂き女の怒りを完全には抑えきれず、状況は再び悪化する。

結局、宗谷の作戦は完全な解決には至らず、晴久は乳裂き女の圧倒的な力にどう対処すべきか途方に暮れる。宗谷の危機的状況に直面し、晴久は自身の能力、絶頂除霊をどう活用するかを考えながら、さらなる行動を模索する。

晴久は、どこか聞き覚えのある声に頭の中で呼びかけられるが、応答はなかった。その声が消えると同時に、晴久は宗谷の悲鳴を聞く。怪異に追われる宗谷を見た晴久は、霊体や人間の身体に存在する一撃必須の快楽媚孔を見つける。晴久の視界には様々な物体に快楽媚孔が現れており、最も強烈な輝きを放つ足下の光に手を突き立てると、地面が割れ地下水が噴き出し、大地が揺れ始める。この奇跡的な現象により、乳裂き女は地割れに胸から下を挟まれ動けなくなる。晴久は宗谷の助けを借りながら、絶頂除霊を乳裂き女に施し、南雲睦美は強烈な快楽の中で絶頂し、その身体から黒い煙のようなものが吹き出し消える。

南雲睦美は、晴久による除霊の後、強烈な反応を示し、地割れに挟まれながらも、激しい身体の動きを繰り返した。その過程で、彼女からは黒い煙のようなものが放出され、完全に消散した。除霊が成功し、南雲の体から怪異が消えたことを示す落ち着いた様子が見られた。これにより、東雲市を脅かしていた怪異も、晴久の社会的評価も、すべての問題が解決された。しかし、この結果に晴久は非常に疲労し、力尽きて地面に倒れ込んだ。宗谷が心配して駆け寄り、晴久を支えた。その中、女の子の声が晴久に何かを囁くのが聞こえたが、晴久は意識が薄れていく中でその声をはっきりと捉えることができなかった。

晴久は、激しい戦いの後で重傷を負い、病院で数日間の入院を余儀なくされた。彼の体は高速治癒のおかげでほぼ完治し、眠りから覚めた際には身体の痛みがほとんど感じられなかった。病院のベッドで目覚めた彼は、スマートフォンを確認し、彼の戦いについての不正確な情報と冗談が含まれた多くのメッセージを発見した。彼はこれらのメッセージを一旦放置することに決めた。

その後、南雲睦美が病室を訪れた。彼女は過去の行動について謝罪し、これからも彼の助けを求める意向を示した。南雲は、怪異によって影響を受けた後も不自然な力が残っていることを告白し、退魔師専門の学校への転校を検討していることを晴久に伝えた。晴久とのやり取りの中で、南雲は、除霊された後の変化についても触れ、彼の力に感謝と興味を示した。最後に、南雲は病室を後にし、他の患者への見舞いに向かった。

晴久と宗谷は病室で会話を交わした。宗谷は、南雲が退室した後も病室に留まり、南雲の事件や彼女の状況について説明したが、それ以外にも用がある様子であった。彼女は晴久の能力に関連する学校内の噂が広まっていることを懸念しており、誤解を解こうと努力していたが、その努力が報われない焦燥感を抱いていた。

宗谷は、晴久がその能力を周囲に知られることを望まなかったにもかかわらず、自分が無理にチームに加えたことで彼に危害を及ぼしてしまったと自責の念に駆られていた。晴久は宗谷に対して、その責任は自分にあると述べ、彼女を落ち着かせようとした。また、晴久は自分の状況を理解し、支え続けることを誓った。

会話の中で宗谷は自己批判的になり、晴久に感謝の意を表しながら、これまでの孤独と戦いを打ち明けた。彼女は家族以外で自分を受け入れてくれる人がいないと感じており、晴久の言葉に深く感動した。二人の間には共感と理解が生まれていたが、宗谷が突然体調を崩し、病院で診察を受けることになった。晴久は宗谷が元気を取り戻したことを内心で喜びつつ、彼女が部屋を去った後、病室の静けさを一人で楽しんだ。

エピローグ

晴久と楓が都立退魔学園の校舎裏で会話をしていた。楓は晴久を冷たいコンクリートの上に正座させ、彼の行動について追求していた。晴久は、緊急事態としてプロの退魔師たちを動かす必要があったため、宗谷を通じて楓の家族にも連絡を取っていたと説明した。しかし、楓はその場で話題を変え、東雲市での大地震について話し始めた。この地震は公式には記録されておらず、晴久が何かしたかを尋ねた。晴久は、夢でもなく現実でもない「声」が聞こえ、無機物にも変化が見られたことを楓に報告した。楓はこの報告に強い不満を示し、晴久の手の検診を行ったが、封印に問題は見られなかった。楓は、晴久に対して、今後も変化があればすぐに報告するよう念を押した。また、晴久は楓が「声」に過剰に警戒していることに違和感を感じつつ、その声が彼らを助けたように感じていた。しかし、楓はその声を悪魔の甘言であると警告し、今後はより注意するよう晴久に伝えた。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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