どんな本?
おバカで下ネタ全壊な除霊モノ。
サキュバスの性異物と呼ばれる腕に取り憑かれている古屋晴久は、人、霊どちらも絶頂させる事の出来る快楽媚孔が見え。
それを突くと相手を絶頂させる事が出来る絶頂除霊能力(本人は呪いと呼んでる)を持ってしまった。
そんな古屋晴久の将来の夢は除霊師になる事だったが、絶頂除霊を隠しているために彼の除霊師学校での成績は万年最下位。
それでも何とか除霊師になりたい古屋は、同じ性異物に取り憑かれてる宗谷美咲、同性愛者をサディスティックに緊縛するのが大好きな烏丸蒼とチームを組んで除霊依頼を解決して行く。
10巻は3位か・・
読んだ本のタイトル
#出会ってひと突きで絶頂除霊!10
著者:#赤城大空 氏
イラスト:#魔太郎 氏
あらすじ・内容
怪異! 処女懐胎で俺が産まれる!?
古屋晴久はある朝目を覚ますと、宗谷美咲の子宮の中にいた。なにを言ってるかよくわからないと思うが、事実なので仕方がない。またトンデモ怪異に関わってしまったと頭を抱える晴久たちだったが、“処女懐胎”怪異は東京中に拡がっていた。美咲の淫魔眼で確認した出産までのタイムリミットは、1週間。それまでに除霊しないと、強制人生やり直しルート確定だ。焦りをつのらせる面々の前に現れたのは、元十二師天・逆神忍と、呪殺法師を名乗る女で――? 産まれるが先か、祓うが先か。絶頂退魔シリーズ、大台突破の第10巻!
出会ってひと突きで絶頂除霊!10
前巻からのあらすじ
サキュバスの聖遺物ならぬ性異物のパーツに魅入られた古屋と宗谷。
そんな彼等は最近回収されたパーツを回収するために沖縄よりさらに南にある竜脈諸島と呼ばれる研究所と観光地へ赴く。
そこで回収したのはサキュバスの子宮。
アッサリと回収に成功したが、、、
諸島全体で怪異が起こる。
島中の男達がショタになってしまった。
無論、古屋もショタになってしまい宗谷、桜、楓が大暴走。
そんな混乱中にアンドロマリウスが、サキュバス王と名乗る美女に口の性異物を取り付けられて古屋達に襲い掛かる。
感想
夏休みが終わり、新学期が始まった。古屋たちは久しぶりの学校を楽しもうとしていたが、、、
プロローグが既におかしかった。
主人公の古屋は、仕組まれた怪異現象に巻き込まれてしまう。
ある朝目が覚めたら、古屋の魂はヒロインの1人である宗谷のお腹の中に入っていた。
宗谷の外見は妊婦のように大きくなっていた。
一晩で妊婦だと判る変化をしていた。
古屋は宗谷と視界を共有しており、宗谷とだけ話ができる状態だった。
しかし、この時は接続が完全でなかったため、古屋の声は聞こえにくい状態だった。
朝起きて服を着替えようとしたら、自身のお腹が膨らんでいる。昨日の食べ過ぎとは言えないほどの膨らみだった。
そんなありえない変化に動揺してしまう宗谷は、大声を出した後、アタフタとしてしまうのだが、、、
声を聞いて駆けつけた同室の文鳥に見つかり、さらに遅れてやってきた葛乃葉も部屋に来て宗谷のお腹の膨らみを見てしまう。
そして、瞬間的に空気が凍る。
古屋に恋慕を募っている文鳥と葛乃葉の2人は、古屋の状態を解消しようと古屋の部屋に突入すると、魂が抜けていた古屋は意識を失っていた。
あまりにも不自然な状況に戸惑う一同だったが、そこに古屋の腕に取り憑いている謎の存在、ミホトから古屋と宗谷が怪異「処女懐胎」に巻き込まれていることを教えられる。
「処女懐胎」とは、男性の魂が女性の胎内に閉じ込められる怪異である。被害者は1週間以内に出産し、男性の魂が抜けた肉体は死亡し、魂は転生して新生児となってしまうというものだ。
東京23区内では100組の男女が被害に遭っており、古屋と宗谷もその1組だった。
怪異の発信源はテレビ塔であり、その鉄塔が突然折れて羽根を生やして飛んでしまう。
羽根は姑獲鳥(ウブメ)と呼ばれ、他人の子供を奪って自分の子とする習性があり、子供や夜干しされた子供の着物を発見すると血で印をつける。
印のついた子供は魂を奪われ、無垢疳(むこかん)という病気にかかり、死亡すると言われる怪異だ。
空を浮いているのは、元十二師天逆神忍の逆転の能力だった。
今回の怪異は天逆の能力以外の怪異が共鳴して霊格を二段階引き上げ、より厄介な怪異になっていた。
普通の怪異は発生が少なく、怪異の波長も様々だが、今回の処女懐胎と姑獲鳥は共鳴しやすい相性の良い怪異だった。
そんな中、文鳥の師匠で十二師天の指揮官であるナギサは、作為的なものを感じ、古屋たちを鉄塔に突入させる。
怪異を作成した犯人は呪殺法師と呼ばれる者であり、その正体は表紙を見ればわかる。
突入すると逆神が立ちはだかるが、彼女を突破するためには王様ゲームをクリアする必要がある。
その王様ゲームはなかなかに秀逸で、最初はラブコメ風になっていたが、赤城大空さんのプレーに驚かされる。
ここに書いたらバンされそうだけど、この本は全年齢の健全文庫扱いなんだよな、、、
世の中不思議だ。
そして、逆神をクリアして今回の怪異の首謀者である呪殺法師を拘束しようとするが、、、
怪異霊格6は手ごわかった。怪異に近づいたことで宗谷と古屋の出産時間が縮まっていく。ついには出産まで1分と迫るが、、、そこで逆転の一手が繰り広げられる!
決め手は勿論、絶頂除霊。2巻連続でこの人が絶頂させられている。
大半の人が中毒になっているのに、この人にはその気配がない。
ある意味すごいかもしれない。
ただし、今回の件で彼も堕ちてしまうかもしれないな、、、
この作家さんは大抵、予想の斜め上に行く。
エピローグでは、縛りプレーを堪能していた烏丸が聖人として描かれている。
性人ならわかるけど、最近、影が薄かった烏丸が物語の中心になりそうで、謎がさらに深まっていく!
でも、烏丸だからな、、、
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
出会ってひと突きで絶頂除霊! シリーズ
赤城大空 氏の著作の別シリーズ
下ネタという概念が存在しない退屈な世界 シリーズ
淫魔追放
その他フィクション
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