どんな本?
「心を入れ替えて生き直そう」ーーそして始まる貴婦人無双!!!
公爵家の奥方なのに現場で無双し過ぎな気がする。。
でも、それが面白い。
読んだ本のタイトル
#悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える。1
著者:#丘野優 氏
イラスト:#TEDDY 氏
あらすじ・内容
「心を入れ替えて生き直そう」ーーそして始まる貴婦人無双!!!
国家転覆を企てるほど悪逆を尽くした公爵夫人エレインは自らの娘によって命を奪われた。
悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える。I
死の間際、大罪を後悔するも時すでに遅し。公爵家は滅び、その悪名は時間と共に忘れられるはずだったーーしかし、気がつけばエレインは出産中で!? なんと長男を出産した30年前に時間が巻き戻っていたのだ。
嘘と暴虐に塗れた人生を改めるため、
我が子に親殺しをさせないため、
前世の経験と知識を総動員したエレインの快進撃が始まる!!
感想
国家反逆の罪で逃亡した末に追手として来た末娘に殺されたエレイン。
家族のためにと色々やったのに、夫は処刑され、子供達も末娘以外は全員死亡。
そして自身も末娘に殺される。
しかも、末娘は心を病んでいるようで、母親を殺したら自身も後を追うような事を言っている。
愛してやまない娘に殺されながら、今までやって来た事は何だったのかと絶望しながら亡くなって行く。
そして、次に気が付いたら長男を出産する処だった。
生命の危機の修羅場から生命誕生の修羅場へ。
突然の事で大混乱するエレイン。
それでも5回目の出産を終え。
長男のジークハルトを抱きながら、頭の中を整理するエレイン。
自身を見ると身体は20歳になっており。
鍛えた身体と魔力回路は元に戻ってしまったが。
魔法の腕前、色々な知識は娘に殺される直前のまま。
普通なら再度、国家転覆を企ても良いが、、
エイレンは家族の幸せのために生きると決める。
先ずは側仕えのアマリアと昔のように気安く話が出来るようになり。
そして、領地経営に苦労している夫クレマンの事務仕事を手伝う事から始めるのだが、、
領内の村の害獣被害の異変に気が付き調査のために村へ赴き。
村の狩人と老執事と共に、堆肥の中で畑を見張っていたら。
ゴブリンが盗難する現場を確認。
そして追跡すると集落を発見する。
その集落を追跡ついでに攻め滅ぼすも。
盗まれた農産物の量とゴブリンの数が合わない。
広範囲に調べてみるとゴブリンの大群を発見する。
夫のクレマンに討伐にも参加すると言うと、猛烈に反対され実力がある事を証明すれば良いと20人の騎士相手に10人の騎士とエレインが組んで模擬戦をするのだが、、
エレインは圧勝してしまう。
そして、ゴブリンの大群を討伐する軍に参加してゴブリン相手に無双するのだが、背後は裏の仕事をしていた老執事がカバーしてくれて共にゴブリンの群れに突貫して無双する。
それをポカーンと見る騎士達。
そりゃ、当主の奥様が最前線でヒャッハーだもんな、、
普通なら大被害が出てもおかしくないゴブリンの大群。
それを最小の被害で終わらせる事に成功する。
そして、ある日。
学園時代に親友で未来視が出来る人だった。
前の人生ではその能力を危険視して、息子のジークに命じて殺した伯爵夫人のセリーヌが突然押し掛けて来て。
エレインに何があったと問いかけて来る。
どうやらエレインの未来を定期的に未来視していたらしく、エレインの未来の闇が無くなったので気になって見に来たらしい。
そんな親友のセリーヌにエレインは全ての事を打ち明ける。
次は魔道具の開発。
魔獣と戦う騎士達の命を守るための盾の魔道具を開発する。
しかも、全ての騎士が盾の魔道具を装備出来るようにしたい。
それも自領だけでは無く、全ての領地で使えるようにしたい。
そのためには魔道具の利権を握っている魔塔の協力と、未来で安価で高性能な盾の魔道具を開発する男の協力が必要なので。
先ずは魔塔に訪問するのだが、ある程度の実力を持ってないと話を聞かない魔塔の塔主を引き摺り出すため。
エイレンは魔塔の正門を破壊する。
魔塔の技術を惜しみなく注ぎ込まれた正門を魔法で破壊する。
それに迎撃に出て来た、魔塔の住人達をバタバタと倒し。
塔のNo.2のトビアスも圧倒。
トビアスが決死の覚悟をした時に、塔主のカンデラリオが現れて。
エレインは魔道塔の塔主を引き摺り出す事に成功。
その後は、安価な盾の魔道具を作るための協力を取り付ける。
さらに特殊魔法についても話をして、それを長年研究しているカンデラリオが其方でも協力する事を約束する。
さらに、親友のセリーヌの傘下のウェンズ商会。
セリーヌの独自の情報網を担う部門の隠れ蓑でもあり、未来では最後の最後までセリーヌのために動いて敵対した存在だったが、、
その商会に保護されている魔道具技師と魔塔の塔主カンデラリオを引き合わせる事に成功する。
さらに、他国の魔獣討伐に援軍に行く公爵家の騎士団全員に開発した盾の魔道具を持たせて、実戦での運用を実地試験して欲しいと夫のクレマンにお願いする。
これがまた多大な功績を出して、援軍の先の国まで騎士団が持っていた盾の魔道具を売って欲しいと懇願して来るようになる。
そして、また年数が経って息子のジークが話が出来るようになると、公爵を引退して別荘に隠居した祖父母に会いに自由都市へと赴くのだが、、
祖父母と息子を引き合わせ、さらに結婚当初に不義理な態度でいた事を詫びる。
元々人を見る目があった祖父母達は、エレインが変化している事に気が付き。
今まで避けていた事を詫びる。
そんな義理の親子の関係修繕がなった後に、親子水入らずに釣りをしていたら。
クレマンの友人の辺境伯の娘が湖の魔獣に襲われて溺れている所に遭遇する。
それを息子のジークが咄嗟に特殊魔法で救出する事に成功する。
未来では、その娘は重い障害を患っており短命に終わったと知っていたエレインは、溺れた娘の看護をするついでに徹底的に病巣はないかと調べるが、、
娘は健康そのものだった。
この娘が後々に息子ジークと共に学園に通うとは知らずにエレインは、辺境伯家と家族ぐるみのお付き合いをするようになる。
そして、辺境伯一家との最初の会談の時に、、
突然、ドラゴンが街を襲って来た。
ドラゴンのブレスをエレインが咄嗟に防いで、家族と辺境伯一家には被害は無かったが、街は大損害を受けてしまった。
その救護活動をエレインは公爵夫人である事を隠して、ただのエレインとして治療院の手伝いをする。
三日三晩怪我人を治療したエレインは、街の人達から聖女と呼ばれるようになる。
その称号は、エレインからしたら。
結婚する前に挫折した称号と一致するので複雑な心境で聞いていたりする。
そして、ある程度復興が落ち着いて来た時に変な気配がすると思い。
辺りを探索して隠蔽魔法が働いていると察知してそれを解除すると、、
黒竜のジンが怪我をして休んでいた。
それを発見してしまい、目撃者を殺そうとしていたジンに治療の助けをしてやると言ってジンのために食糧などを分け与えると。
ジンの態度も軟化して、いたが彼にこんな怪我を負わせた街を襲ったドラゴンがジンにトドメを刺そうと襲いかかって来たが、エレインがジンの魔力をコントロールして強烈なブレスを相手ドラゴンに当てる事に成功。
そして、相手ドラゴンは逃走した。
それを黒竜のジンは追いかけると言って突然の別れになるのだが、、
ジンは黒竜では無く、竜人だったと判明する。
しかも年齢は10歳、、
そんな前の未来とは違う行動を取りまくるエレインはドンドン別の方向に深みにハマって行く。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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その他フィクション
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