読んだラノベのタイトル
異世界料理道 1
著者:EDA 氏
あらすじ・内容
父親の経営する大衆食堂の見習い料理人、津留見明日太(つるみあすた)は、父親の魂とも言える三徳包丁を火事から救うべく火の海に飛び込んだ。そして気づけば、そこは見知らぬ密林の真っ只中。イノシシにそっくりの野獣ギバに襲われ、『森辺の民』を名乗るアイ=ファという少女に救われた明日太は、そこが異世界だということを知る。ガスコンロも冷蔵庫も存在せず、人々はただ生きるためにモノを喰らう。「食事」の喜びが忘れられた異世界で、見習い料理人が無双する!
異世界料理道1
感想
え?無双???
してないよ?
いきなり猛獣ギバに追いかけられて、落とし穴に落ちて足を挫いて、森辺の民の中で孤独になっていた少女に助けられて、彼女と生活を共にしていたけど、弱くて足を引っ張ってたよ?
森辺の民は元は別の地域の民だったのだが、戦災で住処にしていた森を燃やされ難民となって今の森辺に流れ着き、森辺に住む代わりに畑を荒らす猛獣ギバを狩る事を義務付けられた民だった。
森の恵みは人間が収穫すると、猛獣ギバが畑に来てしまうので禁止されており、森辺の民はギバを狩り、その牙と角と毛皮を銅貨と交換してアリアとポイタン、果実酒、岩塩等を購入する。
そして、ギバの肉とアリア、ポイタンを煮込んで食べる。
そんな生活を80年近く続けているらしい。
最初、1000人居た森辺の民は数年で半分にまで減ってしまい、それからあまり人口は増えてない。
かなり過酷な生活をしてるようだ。
だから生きる事に精一杯で、美味しい料理を食べる事を忘れてしまっていた部族でもあった。
その部族の中で父親が亡くなり、その喪に服してた時に族長筋の男にレイプされそうになり反撃して撃退した少女は部族の中で孤立してしまった。
その少女の元に突然異国の少年が現れて一緒に住むようになった。。
その少年は料理人を自称しており、先ずはギバを狩った直後に血抜きする事から始めるのだが、、
血抜きすら知らないとか、、
どんだけだよ、、
そんな部族の最長老の老婆は老齢により、歯が無くなったせいで硬いギバの肉が食べれなくなり、それに気落ちして食事もろくに取れなくなって弱って行ってた。
それを側で見ていた曾孫の末娘が少年の料理に出会い、その柔らかい料理を家で作って老婆に食べさせて欲しいと願う。
それに応えて少年は最長老にハンバーグを料理する。
それを食べた最長老は、生きる活力を得るのだが、、
コレはあくまで歯の無い、前歯が抜けてしまった老人の食事でもある。
その辺りの事で健康体で、誇り高い狩人の家長は不満を爆発させ、波乱を呼びそうになったが、、
その家長の祖母である最長老が一喝して黙らせて、食の喜びを噛み締め生きる活力を得たと褒める。
そんな処で1巻は終わる。
ただ、家長は不満タラタラだわ。。
2巻はその問題からスタートかな?
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異世界料理道
その他フィクション
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